築3年で雨漏り!欠陥住宅への最善の対処法

雨漏りする築3年の欠陥住宅について・・・業者は「様子を見ましょう!」と原因を特定でき無いまま1年半たちました。最善の解決策をご教授ください。お世話になります。築3年で雨漏りするリビングにどう手を打っていいのか悩んでいます・・・。我が家は木造スレートの建売住宅で、現在築4年。雨漏りする箇所はリビングの真ん中です。丁度上部は屋根上バルコニーになっており、雨漏りの箇所上部は、2階バルコニーのお部屋の外壁部分にあたりますので、もちろんバルコニー出入りサッシもあります。最初に雨漏りしたときは、業者さんが来てくれて、散水実験を・・・・。2階バルコニーのサッシ周りを中心に散水すると聞いていたにも関わらず、雨漏り個所とサッシを挟んで対角線上からまだ数十センチ離れたエアコンのダクトに水をかけ、漏水させてくれました。「ご自身でなさった工事なので、エアコンのダクトからの雨漏りは補償できません」と・・・。2メートル以上離れた箇所からの雨漏りが、階下に漏れてくるなら、構造自体が傾いてるのでは?とも思いますが、こちらに何の承諾もなく、違う箇所を散水実験したことに不信感を募らせ、(柔らかいコーキング材なので、簡単にめくれる)しかも、雨漏りした処と全然違うところからの漏水のため、納得が行かないと申し出たところ、「様子をみてみましょう」とのこと。それから1年半。3度にわたり雨漏りし、内2度はポタポタ水が落ちてくるほど・・・。その都度建てた業者さんは来てくれますが、原因を特定できず、リビング天井に点検口を付けたり、シミになった天井クロスを貼り変えてくれたり、サッシ周りにコーキングを打ちなおしてくれたり・・・。ほったらかしにされてる訳じゃないのですが、どうも胡麻化されてる気がしてなりません。天井裏をのぞいてみると、柱や梁は黒ずみ、カビが生えている様子・・・。そして、金物にはさびが・・・。雨漏りの原因特定は難しいと聞きますが、この先も「様子を見ましょう!」では、安心して暮らしていけません。①今後、どのように対応していけばよろしいのでしょうか?②弁護士さんに相談?それとも「住宅性能保証機構」に相談?③そして、どのあたりまで、補修していただけるのでしょうか?(柱、梁、断熱材等々・・・)④売却の際、査定が落ちると思いますが、損害賠償請求も可能なのでしょうか?ちなみに建てた業者さんは、近年飛躍的に伸びている関西の某○○○○○住○です。(アフターサービスや補償制度有)何卒よろしくお願いいたします。補足補足です。最初の雨漏りはサッシの左下。散水実験によりサッシの右下より雨漏り。こちらでエアコンダクトのシーリング補修およびカバーの取り付け後また最初の左下より雨漏り。左下の原因判明できずで1年以上。です。②③④もご指南お願いします。

築3年で雨漏り…放置は危険!適切な対応策

築3年で雨漏りが発生し、業者が原因特定をせずに「様子見」を続ける状況は、非常に深刻です。放置すると、建物の腐朽が進み、健康被害にも繋がる可能性があります。まずは、冷静に状況を整理し、適切な対応を進めていきましょう。

1. 現状の把握と証拠集め

まずは、雨漏りの状況を詳細に記録することが重要です。

  • 雨漏りの発生場所と時期:いつ、どこで雨漏りが発生したかを記録します。写真や動画で記録しておくと、後々の証拠として役立ちます。
  • 雨漏りの状況:雨漏りの量、頻度、状況(ポタポタ落ちる、しみ出るなど)を詳細に記録します。
  • 業者の対応記録:業者とのやり取り(訪問日時、対応内容、発言内容など)を記録します。メールや手紙のやり取りがあれば、コピーを保管しておきましょう。
  • 天井裏の状況:天井裏の写真や動画を撮影し、柱や梁の腐朽状況、カビの発生状況などを記録します。専門家に見てもらう前に、現状を記録しておくことが重要です。

これらの記録は、今後の交渉や訴訟において重要な証拠となります。

2. 専門家への相談

「様子見」を続けるだけでは、問題は解決しません。次のステップとして、専門家への相談を検討しましょう。

2-1. 建築士または住宅診断士への相談

建築士や住宅診断士に依頼し、雨漏りの原因調査と適切な修繕方法を診断してもらいましょう。彼らは、建物の構造や雨漏りの原因を専門的に判断し、客観的な報告書を作成してくれます。この報告書は、今後の交渉において強力な武器となります。

2-2. 弁護士への相談

業者との交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、法律的な観点から適切なアドバイスを行い、必要であれば訴訟手続きを支援してくれます。

2-3. 住宅性能保証機構への相談

住宅性能保証機構は、住宅の品質確保を目的とした団体です。もし、住宅瑕疵担保責任保険に加入している場合は、同機構に相談することで、適切な対応をしてもらえる可能性があります。ただし、保険の適用範囲や手続きには、一定の条件がありますので、事前に確認が必要です。

3. 業者との交渉

専門家の調査結果を基に、業者との交渉を進めます。

  • 調査結果の提示:専門家の調査結果を業者に提示し、雨漏りの原因と責任を明確にさせます。
  • 修繕内容の協議:調査結果に基づき、必要な修繕内容(柱、梁、断熱材、外壁、サッシなど)と費用について業者と協議します。
  • 交渉記録:交渉の内容を記録しておきましょう。メールや手紙のやり取りがあれば、コピーを保管しておきます。

業者との交渉が難航する場合は、弁護士に相談することを検討しましょう。

4. 損害賠償請求

業者との交渉がうまくいかない場合、損害賠償請求を検討する必要があります。損害賠償請求には、以下の要素が必要です。

  • 業者の責任:雨漏りが業者の瑕疵(欠陥)によるものであることを証明する必要があります。
  • 損害の発生:雨漏りによって生じた損害(修繕費用、精神的苦痛など)を具体的に証明する必要があります。
  • 因果関係:業者の瑕疵と損害との間に因果関係があることを証明する必要があります。

専門家の調査結果や記録は、損害賠償請求において重要な証拠となります。

5. 売却時の影響と対策

雨漏りの問題は、売却価格に大きく影響します。売却を検討する場合は、以下の点に注意しましょう。

  • 現状を明確に開示:雨漏りの状況を買い手に明確に開示する必要があります。隠蔽すると、後に大きなトラブルに発展する可能性があります。
  • 修繕後の売却:雨漏りを適切に修繕してから売却することで、価格低下を最小限に抑えることができます。
  • 価格交渉:雨漏りの影響を考慮して、価格交渉を行う必要があります。

まとめ

築3年の住宅で雨漏りが発生し、業者が原因特定をせずに「様子見」を続ける状況は、決して放置できるものではありません。早急に専門家へ相談し、適切な対応を進めることが重要です。証拠をしっかり集め、記録を残すことで、今後の交渉や訴訟において有利に働くでしょう。

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