築29年マンションの湿気対策!脱衣所と浴室の結露、窓のない部屋の換気方法

今月引越して築29年のマンション7階に引越しました。数週間経ちましたが、湿気の多さに困ってます。特に風呂場と脱衣所には窓がないので換気ができないので、対策をどうするか悩んでいます。他の部屋も窓の結露がすごいのですが、エアコンの除湿で対応しようかと…。脱衣所に湿気取りを置くか、除湿機を購入するかで悩んでるのですが、除湿機を購入したら電気代が跳ね上がるのではないかと危惧しています。どなたか良い知恵を授けていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

築29年のマンション、特に窓のない浴室と脱衣所の湿気対策でお困りとのこと、大変お気持ちお察しします。7階という高さも、湿気対策の難易度を高めているかもしれませんね。今回は、窓のない部屋の換気方法、そして電気代を抑えた効果的な除湿方法について、具体的なアドバイスをさせていただきます。

窓のない浴室と脱衣所の湿気対策:換気と除湿の両面アプローチ

築年数の経ったマンションは、気密性や断熱性が低い場合が多く、湿気がこもりやすい傾向があります。特に浴室と脱衣所は、高温多湿になりやすい場所なので、適切な換気と除湿が不可欠です。

1. 換気扇の活用と効果的な換気方法

まず、浴室と脱衣所の換気扇をフル活用しましょう。換気扇は、単にスイッチを入れるだけでなく、効果的な使い方をすることで、より高い除湿効果を得られます。

  • 入浴前・入浴中:換気扇を必ずONにして、湿気を外に排出しましょう。可能であれば、換気扇を強運転に設定します。
  • 入浴後:入浴後も最低30分~1時間程度は換気扇を回し続け、浴室内の湿気を完全に除去します。さらに、浴室のドアを開けて脱衣所と空気の循環を促すことも効果的です。
  • 24時間換気システムの確認:マンションに24時間換気システムが搭載されている場合は、その機能が正常に動作しているか確認しましょう。フィルターの掃除やメンテナンスも忘れずに行いましょう。
  • 窓がない場合の工夫:窓がない場合は、換気扇と併用して、サーキュレーターを使用することで、部屋全体の空気を循環させ、湿気を効率的に排出できます。浴室と脱衣所のドアを開け放ち、サーキュレーターで空気を循環させることで、より効果的です。

2. 除湿機の選択と賢い使い方

除湿機は、湿気対策に非常に有効ですが、電気代が気になるのも事実です。そこで、電気代を抑えつつ効果的に除湿を行うためのポイントをご紹介します。

  • 除湿機のタイプ:コンプレッサー式とデシカント式がありますが、コンプレッサー式は電気代が比較的安く、広い範囲の除湿に向いています。デシカント式は低温でも除湿効果が高いですが、電気代が高めです。脱衣所など、比較的狭い範囲であれば、コンプレッサー式で十分でしょう。
  • 適切な除湿能力の選択:部屋の広さに合わせた除湿能力の除湿機を選びましょう。能力が低すぎると除湿に時間がかかり、電気代が高くなる可能性があります。逆に能力が高すぎても無駄になります。
  • タイマー機能の活用:除湿機にはタイマー機能が付いているものがほとんどです。就寝前などにタイマーを設定することで、電気代の節約になります。
  • 湿度設定:除湿機には湿度設定機能が付いているものがほとんどです。50%~60%程度の湿度設定にすることで、除湿しすぎを防ぎ、電気代の節約にも繋がります。
  • 除湿機のメンテナンス:フィルターの掃除や乾燥を定期的に行うことで、除湿機の効率を維持し、電気代の節約に繋がります。

3. 湿気取り(乾燥剤)の併用

除湿機と併用して、湿気取り(乾燥剤)を使用するのも効果的です。特に、浴室や脱衣所など、湿気がこもりやすい場所には、数個置いておくことをおすすめします。

4. その他の対策

  • 浴室乾燥機の活用:浴室乾燥機付きのマンションであれば、積極的に活用しましょう。浴室乾燥機は、浴室だけでなく、脱衣所などの乾燥にも役立ちます。
  • 洗濯物の室内干し:洗濯物を浴室や脱衣所で干さないようにしましょう。どうしても室内干しする場合は、浴室乾燥機を使用するか、除湿機を稼働させて、湿気をしっかり除去しましょう。
  • 定期的な換気:他の部屋についても、定期的に窓を開けて換気をしましょう。特に朝晩は、外気と室内の温度差が大きいため、結露が発生しやすい時間帯です。こまめな換気が重要です。
  • 断熱対策:窓の結露がひどい場合は、窓に断熱シートを貼るなどの対策も有効です。窓枠の隙間を埋めるパッキンなども効果があります。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、築年数の古いマンションでは、気密性や断熱性が低いことが湿気問題の原因の一つです。窓の結露は、外気温との温度差が大きいため発生します。特に、7階建てマンションの上層階は、外気の影響を受けやすく、結露が発生しやすい傾向があります。

上記の対策に加えて、長期的な視点では、窓の断熱リフォームや、マンション全体の改修工事なども検討する価値があります。ただし、費用対効果をしっかり検討することが重要です。

まとめ:快適な住空間のために

窓のない浴室と脱衣所の湿気対策は、換気と除湿の両面からアプローチすることが重要です。換気扇の活用、除湿機の賢い使い方、湿気取りの併用、そしてその他の対策を組み合わせることで、快適な住空間を実現できるはずです。電気代を気にしながらも効果的な除湿を行うためには、適切な機器選びと、その機器を効果的に使うことが重要です。

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