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築29年マンションの壁紙裏カビ問題:原因と対策
築29年のマンション、しかも1階という条件から、冬場の結露によるカビ発生の可能性が高いと考えられます。お子様の咳も気になりますね。 ご心配されているように、壁紙の表面だけでなく、裏側にカビが繁殖している可能性は十分あります。 ハイターで表面のカビを除去されたとのことですが、これはあくまで応急処置です。カビの根っこ(菌糸)が壁紙の裏に広がっている可能性が高いので、根本的な解決には専門業者への依頼がおすすめです。
カビの種類と健康への影響
カビの種類は様々ですが、住宅でよく見られるのは、クロカビ、アスペルギルス、ペニシリウムなどです。これらのカビは、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー症状や、呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。特に小さなお子様は免疫力が未発達なため、カビの影響を受けやすいと言われています。 お子様の咳が長期にわたっていることから、カビが原因の一つである可能性を否定できません。
業者選びと手順
カビ対策を行う業者は、一般的に「防カビ業者」「リフォーム業者」「害虫駆除業者」などが該当します。 ただし、カビの専門知識と適切な施工技術を持つ業者を選ぶことが重要です。 インターネット検索や口コミサイトなどを活用して、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。
業者選びのポイント
* 資格・経験:防カビ施工士などの資格保有者、または豊富な経験を持つ業者を選びましょう。
* 対応エリア:ご自宅のエリアに対応している業者を選びましょう。
* 見積内容の明確さ:作業内容、使用する薬剤、費用などが明確に記載されている見積書を提出してくれる業者を選びましょう。
* アフターフォロー:施工後の保証やアフターフォロー体制が整っている業者を選びましょう。
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業者への依頼手順
1. 複数業者への見積もり依頼:少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
2. 現場調査:業者が実際に現場を調査し、カビの状況を詳しく確認します。この際に、ご心配な点やご要望を伝えましょう。
3. 施工方法の説明:業者から、カビ対策の施工方法、使用する薬剤、費用、期間などの説明を受けます。不明な点は丁寧に質問しましょう。
4. 契約:施工内容、費用、支払い方法などを確認し、契約を締結します。
5. 施工:業者が予定通りに施工を行います。
6. 完了検査:施工が完了したら、業者と一緒に仕上がりを確認します。
費用
カビ対策の費用は、カビの発生範囲、施工方法、使用する薬剤などによって大きく異なります。 一般的には、以下の費用がかかると予想されます。
* 調査費用:数千円~数万円
* 施工費用:数万円~数十万円(場合によっては、壁紙の張替え費用なども必要になる可能性があります。)
築29年のマンションで、結露によるカビが原因と考えられる場合、広範囲にわたる可能性があり、費用が高額になる可能性も考慮しておきましょう。 見積もりを依頼する際には、具体的な費用内訳を確認することが重要です。
リフォーム前の状況の確認
リフォーム前の状況を確認することは非常に重要です。不動産会社を通じてリフォーム会社に連絡し、リフォーム前の状況(特に、壁や窓の状況)について問い合わせることをお勧めします。 もし、リフォーム前に既にカビの問題があった場合は、その責任の所在を明確にする上で重要な情報となります。
結露対策
根本的な解決のためには、結露対策も重要です。
* 窓の断熱性能の向上:内窓の設置、断熱フィルムの貼付などを検討しましょう。
* 換気の改善:定期的な換気を行い、室内の湿度を下げましょう。除湿機を使用するのも効果的です。
* 暖房効率の向上:適切な暖房器具を使用し、室温を適切に保ちましょう。
まとめ
壁紙の裏のカビ問題は、放置すると健康被害につながる可能性があります。 早めの対応が重要です。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討の上、信頼できる業者に依頼しましょう。 費用は高額になる可能性がありますが、お子様の健康を守るためにも、適切な対策を行うことをお勧めします。 また、結露対策も併せて行うことで、カビの再発を防ぐことができます。