築27年中古マンション、内装剥がしの理由と価格交渉術

中古マンション購入を検討中です。築27年の中古マンションの購入検討中ですが、壁紙やフローリングが全て剥がされて売りに出されてます。売主さんが住んでいて途中で実家に戻って、物置部屋のように使ってたそうです。フローリングなんかは、古くても使えたかも知れないのに何で剥がしてるのかな?と考えたら何か問題ありなのかなぁ・・・と思ってしまいます。フローリングを全部張り替えたらリフォーム代もかなりかかりますし。そう考えると交渉したらその分値引きしてもらえるのか?とか。古くてもそのままの状態で売りに出てると思ったので驚きました。内装を剥がした状態でマンション購入した方や、そんな話を聞いた方いらっしゃいますか?

築27年中古マンション、内装全面剥がしは何故?

築27年のマンションで、壁紙やフローリングが全て剥がされている状態というのは、確かに驚きですよね。一見、マイナス要素のように見えますが、その背景にはいくつかの可能性が考えられます。

可能性1:隠蔽リフォームの可能性

まず考えられるのは、隠蔽リフォームです。過去にリフォームが行われ、その際に劣悪な資材が使われていたり、施工不良があったりした場合、それを隠すために内装を剥がしている可能性があります。例えば、シロアリ被害の痕跡を隠すため、あるいは漏水被害の修繕を不完全に行ったまま隠蔽するために、内装を剥がしているケースも考えられます。専門業者による調査が不可欠です。

可能性2:原状回復のための解体

売主さんが住んでいたものの、実家に戻り、物置部屋として使っていたとのこと。長期間放置されたことで、カビや害虫の発生、劣化が進んでいる可能性があります。そのため、徹底的な清掃や修繕を行うために、内装を全て剥がして原状回復を図っているのかもしれません。これは、将来的なリフォーム費用を抑えるという側面からも理解できます。

可能性3:リフォーム前提の販売戦略

売主がリフォームをせずに売却することを諦め、購入者自身で自由にリフォームできる状態にして販売している可能性も考えられます。これは、購入者が自分の好みに合わせた内装にできるというメリットがあります。ただし、リフォーム費用は自己負担となります。

可能性4:瑕疵担保責任回避の可能性

最悪なケースとして、重大な瑕疵(建物の欠陥)を隠蔽するために内装を剥がしている可能性も否定できません。例えば、建物の構造的な問題や、深刻な水漏れなどです。この場合は、専門家による建物診断が必須です。

内装剥がしのマンション購入:価格交渉と注意点

内装が剥がされた状態の中古マンションを購入する場合、価格交渉は非常に重要です。リフォーム費用を考慮すると、相場価格よりも低い価格で交渉できる可能性があります。

価格交渉のポイント

* リフォーム費用を見積もる:まずは、壁紙やフローリングの張り替え、その他必要なリフォーム費用を正確に見積もります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
* 市場価格を調査:周辺地域の同様のマンションの価格を調べ、相場価格を把握します。
* 現状の欠陥を明確にする:専門家による建物診断を行い、建物の現状を把握します。重大な欠陥があれば、その分を価格交渉に反映させましょう。
* 交渉の根拠を示す:リフォーム費用や市場価格、建物診断の結果などを根拠に、具体的な金額を提示して交渉します。
* 売主の事情を考慮する:売主がなぜ内装を剥がしたのか、その理由を理解した上で交渉することが重要です。

専門家への相談

不動産会社や建築士などの専門家に相談することで、より適切な価格交渉やリフォーム計画を立てることができます。第三者機関の意見を参考にすれば、より安心安全に購入を進められます。

内装剥がしのマンション購入:成功事例

実際に内装が剥がされたマンションを購入し、リフォームに成功した事例を紹介します。

Aさんは築30年のマンションを購入しました。内装は全て剥がされており、最初は不安を感じていましたが、専門家のアドバイスを受けながら、自分の理想通りのリフォームを行うことができました。結果的に、中古マンションを購入することで、新築マンションよりも費用を抑え、理想の住まいを実現することができました。

Bさんは築25年のマンションを購入しました。内装は剥がされていましたが、事前に専門家による建物診断を行い、重大な欠陥がないことを確認しました。その結果、価格交渉にも成功し、満足のいく価格で購入することができました。

まとめ:内装剥がしのマンション購入はリスクとチャンスの両面

内装が剥がされた中古マンションは、一見リスクが高いように見えますが、適切な調査と価格交渉を行うことで、費用を抑え、理想の住まいを実現できるチャンスでもあります。専門家の意見を聞き、慎重に進めることで、後悔のないマンション購入を実現しましょう。

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