築25年2DKアパートフルリフォーム後のクレーム対応:クロス、キッチン、塗装の仕上がりと対処法

リフォームのクレームについて、2DKアパートの室内をフルリフォームに近い規模でリフォームし、ほぼ完成という段階ですが、多々疑問に思うような施工がありましたのでご相談させていただきます。 施工業者は大手で、お若い営業さんが最後まで現場管理をする、自社職人を売りにしている会社です。 物件は木造、築25年位です。 ◆リフォームの内容 1、6畳2間の畳をフローリングに変更(リビング・廊下も合わせて張り替え) 2、フルクロス張替 3、システムキッチン・トイレ新規設置 4、1.5間の押入れをクローゼットに変更、プラス0.5間分新規造作 5、扉・引戸を全て交換(サイズ規格の問題で特注品等も有り) 6、木部ペンキ塗り、白~白へ 7、シューズボックス造作 8、追い焚き給湯に変更 9、洗面所・トイレのCF張り替え 10、耐熱ボード新規張り替え 見積りは一切値切ってませんが、安いと思いました、300万円弱です。 ◆疑問に思う点 1、クロスについて、凸凹がある、板の継ぎ目のような痕がある、継ぎ目がパッと見で分かる(触っても分かる)、まっすぐカットしていない部分が有る、部屋の端や柱の角の一番奥でカットせずに3ミリほどはみ出してからカットしている、ツギハギのような補修後が有る。 2、キッチン周辺について、耐熱ボードの張り替えの際、元々のボードが剥がせないとのことで剥がさずに重ねて張っている、コーキングが雑で汚い、耐熱ボードと巾木の隙間が1.5センチ程空いてる上、コーキングで埋めてしまっている。 3、木部塗装について、元々の穴あけ後、汚れ、ゴミの上から塗っている為汚い、下地処理しているようにはとても思えない、マスキングが雑、はみ出し箇所多数 4、システムキッチンについて、ガスコンロ側がダイニングの角の壁に付いているが、コンロと壁(耐熱ボード)がとても近い為、壁側のコンロに大きなフライパン等は使えない(壁に当たる)、しかし壁側のコンロが火力が強いとの事。(予算とサイズの都合で安価な物を選んだ為と思われるが、ここまで使いづらくなりそうになるなら教えて欲しかった。) 他にも細かい事を挙げるとキリがないのでこのくらいにしておきますが、1~3はクレームを出すべきか迷っており、4はあきらめております。リフォームってこんなものなのでしょうか、お詳しい方にご意見を伺いたいです。 工事を急がせたりはしておりません 不慣れな文章で申し訳ございませんがよろしくお願いします。

築25年アパートリフォームにおけるクレーム対応:専門家の視点

300万円弱で2DKアパートのフルリフォームに近い規模の工事を行ったとのこと、確かに費用対効果は高いように見えます。しかし、ご指摘されているクロス、キッチン周辺、木部塗装の仕上がりには、明らかに問題がある部分が見受けられます。 大手業者で自社職人を謳っているにもかかわらず、このような仕上がりになっているのは、残念ながら施工管理の甘さや職人の技量不足が考えられます。 リフォームは「こんなもの」ではありません。 きちんと施工されたリフォームは、見た目だけでなく、機能性や耐久性も高く、快適な生活空間を提供するものです。

クロス工事の不備:具体的な改善策とクレーム対応

クロス工事の不備は、複数箇所にわたっており、明らかに施工不良です。

  • 凸凹、継ぎ目の痕、まっすぐでないカット:これは下地処理の不足、施工技術の未熟さが原因です。下地を丁寧に処理せずにクロスを貼ると、下地の凹凸がそのまま現れてしまいます。また、カットの精度が低いと、継ぎ目が目立ち、仕上がりが悪くなります。
  • はみ出し、ツギハギ:これも、丁寧な作業ができていない証拠です。クロスのはみ出しは、カッターナイフで丁寧に切り取る必要があります。ツギハギは、破損した箇所を無理やり補修した結果でしょう。

クレーム対応:これらの不備は、写真や動画で記録し、業者に改善を要求しましょう。具体的な箇所を指摘し、再施工を依頼するのが適切です。 再施工を拒否された場合、専門家の意見を聞き、必要であれば弁護士に相談するのも有効です。

キッチン周辺の施工不良:耐熱ボード、コーキング、巾木の問題

耐熱ボードを剥がさずに重ね貼りしていること、コーキングの雑さ、巾木との隙間は、いずれも手抜き工事の証拠です。

  • 耐熱ボード重ね貼り:重ね貼りは、熱による膨張や剥がれのリスクを高めます。本来は、古いボードを完全に除去してから新しいボードを貼るべきです。
  • 雑なコーキング:コーキングは、防水性や美観を保つ重要な役割を果たします。雑なコーキングは、防水性の低下やカビの発生につながる可能性があります。
  • 巾木との隙間:1.5cmもの隙間は許容範囲を超えています。適切な処理をせずにコーキングで埋めているのも問題です。

クレーム対応:こちらも写真や動画で記録し、業者に改善を要求しましょう。重ね貼りは、剥がして正しい施工方法でやり直す必要があります。コーキングのやり直し、巾木との隙間処理も必須です。

木部塗装の不備:下地処理、マスキングの重要性

木部塗装の仕上がりも、問題があります。

  • 下地処理の不足:汚れやゴミの上から塗装すると、塗膜の密着性が低下し、剥がれやすくなります。下地処理は、塗装の仕上がりを左右する重要な工程です。
  • 雑なマスキング:マスキングテープをきちんと貼らないと、塗装がはみ出してしまい、仕上がりが悪くなります。はみ出しは、後から修正するのが困難です。

クレーム対応:写真や動画で記録し、業者に再塗装を依頼しましょう。下地処理をきちんと行い、丁寧に塗装する必要があります。

システムキッチン:使い勝手の悪さへの対応

コンロと壁の距離が近すぎる問題は、設計段階での確認不足が原因と考えられます。 予算やサイズの都合で安価なキッチンを選んだ結果とはいえ、使い勝手の悪さを事前に指摘するべきでした。

対応:残念ながら、現状では大きな変更は難しいかもしれません。しかし、業者に改善策(例えば、壁側に小さな棚を設置するなど)を提案してもらうことは可能です。

リフォームにおけるクレーム対応:具体的な手順

1. 証拠を収集する:写真や動画で、問題点を明確に記録しましょう。
2. 業者に連絡する:具体的な問題点を指摘し、改善を求める書面を作成しましょう。メールだけでなく、書面で残すことが重要です。
3. 改善状況を確認する:業者の対応を確認し、納得できる結果を得られるまで交渉を続けましょう。
4. 専門家に相談する:必要に応じて、建築士や弁護士に相談しましょう。

まとめ:リフォームは妥協しない

今回のリフォームで発生した問題は、残念ながら施工不良によるものです。 300万円という金額は安く感じるかもしれませんが、仕上がりの品質を考えると、妥協すべきではありません。 自分の権利を主張し、納得のいくまで業者と交渉することが重要です。 業者との良好なコミュニケーションを心がけつつ、毅然とした態度で対応しましょう。 リフォームは、快適な生活空間を作るための大きな投資です。 妥協せずに、満足のいく結果を得るよう努めましょう。

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