築25年マンションの結露対策:壁に水滴が付く原因と賃貸でもできる解決策

築25年の4階建のマンションの3階に住んでいます。南向きの5畳6畳の2Kの角部屋なのですが冬になると毎日部屋の東側の白壁に水滴のようなものが全体に付着します。しかし同じ部屋の西側の壁には水滴が付く事はありません。外との温度差でガラス窓に結露が発生するのは分かるのですが、暖房器具を一つも付けていないのに部屋の壁全体に結露のようなものが付着します。ただの壁に水滴(結露)が発生するっておかしいですよね?? またトイレも東側にあるのですが、そのトイレの東側の壁にも水滴(結露)のようなものが付着します。 その為乾いた布で壁を拭きその布を絞ると水がボタボタと垂れるほどです。またそのせいか、壁紙が浮いている箇所もあり波うっているようなところもあります。稀に床を見ると壁から滲み出た水が垂れたのか水水浸しになっていている事もあります。賃貸のマンションなので手を加える事が出来ないので何かよい対策方法はないでしょうか?ご存知の方がいらっしゃればご回答宜しくお願いします。

築25年マンションにおける深刻な結露問題:原因の特定

築25年のマンション、特に冬場の結露問題は深刻です。窓だけでなく、壁全体に結露が発生し、壁紙の剥がれや床への水浸しまで起きている状況は、単なる結露とは考えにくい状況です。 原因を特定するために、いくつかの可能性を検討する必要があります。

可能性1:建物の老朽化と断熱性の低下

築25年となると、建物の断熱性能は経年劣化により低下している可能性が高いです。特に外壁の断熱材の劣化や、窓枠からの隙間風などが、室内の温度低下と結露を招く大きな要因となります。東側の壁に集中して結露が発生していることから、この可能性が高いと考えられます。南向きの部屋とはいえ、東側の壁は日当たりが悪く、冷えやすい傾向にあります。

可能性2:外壁からの浸水

東側の壁に集中して結露が発生していること、そしてトイレの東側壁にも同様の症状が出ていることから、外壁からの浸水も疑われます。雨漏りや、外壁のシーリング材の劣化による雨水の浸入が考えられます。特に、築年数の古いマンションでは、外壁のメンテナンスが不足しているケースも少なくありません。

可能性3:配管からの漏水

壁内の給排水管の老朽化による漏水も考えられます。特にトイレの壁に結露が発生していることから、トイレの排水管からの漏水も疑われます。漏水は、壁内部で湿気を発生させ、結露を悪化させる原因となります。

賃貸でもできる結露対策:具体的な対策方法

賃貸マンションのため、大規模な工事はできませんが、できる範囲で結露対策を行うことで、状況の改善が期待できます。

1. 換気の徹底

結露は、室内の湿気が原因の一つです。こまめな換気を心がけ、室内の湿度を下げることが重要です。特に、浴室やキッチンを使用後は、窓を開けて換気扇を回しましょう。24時間換気システムがあれば、適切に機能しているか確認しましょう。

2. 除湿機の活用

除湿機は、室内の湿気を効果的に除去するのに役立ちます。特に、冬場は暖房を使用することで室内の湿度が下がるため、除湿機と併用することで、より効果的な結露対策となります。コンプレッサー式とデシカント式の2種類があり、冬場にはデシカント式がおすすめです。

3. 室内温度の維持

室温を一定に保つことで、壁と室温の温度差を小さくし、結露の発生を抑えることができます。暖房器具を使用する際は、室温を上げすぎず、一定の温度を保つようにしましょう。エアコンを使用する場合は、除湿機能を併用すると効果的です。

4. 壁の断熱対策

賃貸マンションでは壁に手を加えることは難しいですが、断熱効果のあるカーテンや、断熱シートなどを活用することで、壁の温度低下を防ぐことができます。特に東側の壁には、厚手のカーテンや断熱シートを貼ることをおすすめします。

5. 建物の管理会社への連絡

壁からの浸水や配管からの漏水といった可能性がある場合は、速やかに建物の管理会社に連絡し、状況を説明しましょう。賃貸契約において、建物の修繕義務は大家さん(管理会社)にあります。放置すると、状況が悪化し、健康被害や、より大きな修繕費用を請求される可能性もあります。写真や動画を証拠として残しておくと、よりスムーズな対応に繋がります。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、このケースは単なる結露ではなく、建物の老朽化による断熱性能の低下や、雨漏り、配管漏水の可能性が高いです。 放置すると、カビの発生や、建物の構造にまで影響を及ぼす可能性があります。管理会社への連絡は必須です。

まとめ:早めの対応が重要

築年数の古いマンションでの結露問題は、放置すると深刻な事態を招く可能性があります。 まずは、換気や除湿機などの対策を行いながら、管理会社に状況を伝え、専門家の調査を依頼することが重要です。早めの対応で、快適な住環境を取り戻しましょう。

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