天井裏にネズミやハクビシンが住み着く原因
築25年のアパート、特に軽鉄筋構造の一階部分という点から、ネズミやハクビシンが天井裏に住み着く原因をいくつか考えられます。
1. 建物の老朽化による隙間
築25年経過した建物は、経年劣化によって壁や天井、配管周りなどに隙間が生じている可能性が高いです。ネズミやハクビシンは驚くほど小さな隙間から侵入できます。特に、外壁との接合部、窓枠、換気口、配管の貫通部などは要注意です。軽鉄筋構造は、木造に比べて隙間ができやすいという特徴もあります。
2. 食料源の確保
ネズミやハクビシンは、食べ物を求めて侵入します。天井裏に食品の残骸やゴミ、ペットフードなどが放置されていると、格好の住処となります。また、周辺環境に餌となるものが多い場合も、侵入のリスクが高まります。
3. 隠れ家としての天井裏
天井裏は、ネズミやハクビシンにとって安全で隠れやすい場所です。外部からの視線や天敵から身を守り、子育てをするのに最適な環境と言えるでしょう。特に、人があまり出入りしない場所であれば、住み着きやすいです。
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4. 2階部分の放置状態
大家さんの話によると、2階は無人とのこと。長期間放置された建物は、ネズミやハクビシンの侵入・繁殖の温床となります。埃やゴミ、湿気などが溜まりやすく、彼らが好む環境が整っている可能性が高いです。
ネズミとハクビシンの共存?その可能性と危険性
業者の方がネズミとハクビシンの「形跡」を発見したとのことですが、両者が同時に天井裏に生息している可能性があります。ネズミはハクビシンの餌になる可能性があり、そのせいで格闘のような音が聞こえているのかもしれません。
ハクビシンは、狂犬病などの感染症を媒介する可能性があります。また、糞尿による悪臭や、天井裏を傷つけるなどの被害も考えられます。ネズミも同様に、病原菌を媒介したり、建物を損傷したりする可能性があります。早急な駆除が重要です。
具体的な駆除と予防策
業者に依頼する駆除作業以外に、以下の予防策を行うことで、再発を防ぎましょう。
1. 侵入経路の遮断
* 隙間を塞ぐ:壁や天井、配管周りの隙間を、モルタルやパテなどで完全に塞ぎます。特に、外壁との接合部、窓枠、換気口、配管の貫通部などは丁寧に作業しましょう。
* 網戸の設置・点検:換気口には、ネズミやハクビシンが入れない細かい網戸を設置しましょう。既存の網戸に破れがないか、定期的に点検することも重要です。
* 排水口の封鎖:排水口から侵入する可能性も考慮し、排水口に金網などを設置しましょう。
2. 食料源の排除
* ゴミの処理:室内にゴミを放置しないようにし、こまめにゴミ出しを行いましょう。
* 食品の保管:食品は密閉容器に入れて保管し、食べこぼしなどを放置しないように注意しましょう。
* ペットフードの管理:ペットフードは、ネズミやハクビシンが食べられないように、密閉容器に入れて保管しましょう。
3. 定期的な清掃
* 天井裏の清掃:業者に依頼して、天井裏の清掃を行うことを検討しましょう。埃やゴミを取り除くことで、住み着きにくくします。
* 室内清掃:室内を清潔に保つことで、ネズミやハクビシンを寄せ付けにくくします。
4. 専門家への相談
駆除業者だけでなく、建築業者や害虫駆除の専門家などに相談することで、より効果的な対策を立てることができます。
インテリアへの影響と対策
ネズミやハクビシンの被害は、インテリアにも影響を与えます。糞尿による汚れや、壁や天井の損傷など、修復に費用と時間がかかる可能性があります。
1. 汚れの修復
糞尿による汚れは、漂白剤などで丁寧に清掃する必要があります。ひどい場合は、クロスや壁の張り替えが必要になることもあります。
2. 壁や天井の補修
ネズミやハクビシンが壁や天井を傷つけた場合は、補修が必要です。専門業者に依頼して、適切な修理を行いましょう。
3. 防犯対策
再発防止のため、防犯カメラの設置などを検討するのも良いでしょう。
まとめ
ネズミやハクビシンは、建物の老朽化や食料源の確保、隠れ家としての天井裏などを理由に侵入します。駆除と同時に、侵入経路の遮断、食料源の排除、定期的な清掃など、予防策を徹底することが重要です。インテリアへの影響も考慮し、適切な対策を行い、快適な住環境を取り戻しましょう。