築25年のハイツ、床の強度と大型水槽設置について徹底解説

床の強度について教えてください。今96年に建てられた2階建ハイツの一階に住んでます。鉄骨と木造で建てられたと聞きました。クッションフロアーの部屋に180×75×60と90×60の濾過槽を設置したいのですが、床が心配です。一般なハイツはどのくらいまで耐えられますか?床下強化したほうがいいでしょうか?床下強化した場合だいたいいくらぐらいかかるかも教えてくだ。ちなみにその部屋は6畳です。全体の間取りは57平米3DKになります。水槽はベランダから入れる予定です。管理会社に問い合わせた場合施工の許可おりますかね?ちなみに関和不動産です。

築25年のハイツの床強度と大型水槽設置の可否

1996年築の鉄骨と木造混合構造のハイツにお住まいとのこと。6畳の部屋に180×75×60cmと90×60cmの濾過槽を設置したいというご要望、そして床の強度がご心配とのことですね。大型水槽の設置は、床への負担が大きいため、慎重な検討が必要です。

まず、一般的にハイツの床の耐荷重は、㎡あたり200~300kg程度と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、建物の構造や築年数、施工方法によって大きく異なります。鉄骨と木造の混合構造であること、築年数が25年経過していることを考えると、床の強度が低下している可能性も考慮しなければなりません。

さらに、水槽と濾過槽の総重量を計算してみましょう。水槽の水の重量は、水の密度を1000kg/m³として計算します。

* 180×75×60cmの水槽:180cm × 75cm × 60cm = 810,000 cm³ = 0.81 m³ → 0.81 m³ × 1000 kg/m³ = 810 kg
* 90×60cmの濾過槽:水槽の容積と濾過槽の重量は不明なため、仮に濾過槽が50kgと仮定します。

水槽と濾過槽、そして水槽台や砂利などの重量を合計すると、およそ860kgになります。これを6畳(約10㎡)で割ると、㎡あたり約86kgの荷重となります。この数値は一般的なハイツの耐荷重を下回っているため、一見問題ないように見えますが、一点集中荷重であることを考慮する必要があります。

一点集中荷重の問題点

水槽は、床の一点に大きな荷重をかける「一点集中荷重」となります。これは、床の構造材に大きな負担をかけ、床の沈み込みや破損につながる可能性があります。特に、築年数の経過した建物では、木材の腐朽や鉄骨の錆などによって強度が低下している可能性が高いため、注意が必要です。

床下強化の必要性と費用

上記の計算結果から、床下強化は強く推奨します。床下強化の方法としては、以下の方法が考えられます。

* 根太の追加:既存の根太(床を支える木材)に追加の根太を設置することで、床の強度を高めます。
* 合板の追加:既存の床の上に合板を追加することで、面材の強度を高めます。
* 鋼製束の設置:床を支える束を鋼製のものに交換することで、強度を高めます。

どの方法が最適かは、建物の構造や床の状態を専門業者に調査してもらう必要があります。費用は、強化方法、作業範囲、使用する材料によって大きく異なりますが、数万円から数十万円程度を見込むべきでしょう。

床下強化にかかる費用の目安

* 根太の追加:5~10万円程度
* 合板の追加:3~7万円程度
* 鋼製束の設置:10~30万円程度(範囲により変動)

これらはあくまでも目安であり、実際の費用は専門業者に相談して見積もりを取ることが重要です。

管理会社への許可申請

水槽設置にあたっては、関和不動産などの管理会社への許可申請が必須です。ベランダからの搬入が可能とのことですが、搬入方法や作業内容についても事前に相談が必要です。許可を得られない場合、設置が不可能になる可能性があります。

管理会社への申請手順

1. 事前に連絡:管理会社に電話で設置予定と概要を説明し、許可申請の手続きについて確認します。
2. 申請書類の準備:管理会社から指示された書類(申請書、図面など)を用意します。
3. 申請書の提出:必要書類を管理会社に提出します。
4. 審査:管理会社による審査が行われます。
5. 許可の取得:審査が承認されれば、許可が取得できます。

専門家への相談

床の強度や床下強化については、専門業者(建築士、大工、リフォーム業者など)に相談することが重要です。専門家は建物の状況を正確に判断し、最適な強化方法や費用を提案してくれます。複数の業者に見積もりを取って比較検討することをお勧めします。

まとめ:安全第一で計画を進めましょう

大型水槽の設置は、床への負担が大きいため、安全性を第一に考え、計画を進めることが重要です。専門家への相談、管理会社への許可申請を必ず行い、安全で快適な水槽ライフを実現しましょう。

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