築24年賃貸マンションのブレーカー落ち問題!原因と解決策を徹底解説

2つの部屋で暖房器具を使用するとブレーカーが落ちてしまいます。 現在、築24年2LDKの賃貸住宅に住んでいます。 昨年秋に現在の住まいに引越しを行い寒くなって来た頃に壁一枚挟んだ部屋で、 同時に暖房器具を使用した所ブレーカーが落ちてしまいました。 現在の分電盤の構成は主幹ブレーカーは30Aで分岐ブレーカーは6つで各20Aとなっております。 リビングに1つ エアコン用で2つ 空きが2つでこの先が問題ではないかと思うのですが、 恐らく、残りの1つのブレーカーを2つの部屋で共用しているのではないかと思います。 試しに、全ての部屋・風呂場・トイレ・玄関等の全ての電気を入れた状態で 空きと思われる2つのブレーカーを落としてみたのですが変化はありませんでした。 リビング部分のブレーカーを落とすとリビングのみの電気が消えます。 エアコン用のブレーカーは当然ながらエアコン部分のコンセントのみにしか影響はありません。 ただ、残りの1つのブレーカーを落とすと2つの部屋の電気は全て切れます。 片方の部屋で暖房器具を使用しているともう一方の部屋で使用できないという状況になっている為、 部屋ごとにブレーカーを分けたいのですが工事料金はどの程度掛かるのでしょうか? また、リビングでIHクッキングヒーターと電子レンジもしくは電気ケトルを同時使用するとリビングのブレーカーが落ちてしまうのですが、 この部分は容量アップで解決するのでしょうか? 主幹は簡単に容量を増やせる事は知っているのですが分岐の部分となると難しそうなので・・・。

ブレーカー落ちの原因と解決策

築24年の賃貸マンションで、暖房器具の同時使用やIHクッキングヒーターと電子レンジの同時使用でブレーカーが落ちるというご相談ですね。これは、電力量の不足が原因と考えられます。

まず、2つの部屋の電気が同じブレーカーから供給されている点についてですが、ご自身で確認されている通り、一つのブレーカーで複数の部屋のコンセントをまかなっている可能性が高いです。これは、古い物件ではよくある配線方法です。暖房器具は消費電力が高いので、2台同時に使用するとブレーカーの許容量を超えてしまい、ブレーカーが落ちるのです。

リビングのIHクッキングヒーターと電子レンジの同時使用についても同様です。IHクッキングヒーターは非常に電力を消費します。電子レンジや電気ケトルと同時に使用すると、ブレーカーの許容量を超えてしまうのです。

部屋ごとのブレーカー分けについて

部屋ごとにブレーカーを分けるには、電気工事が必要です。これは、賃貸物件の場合、大家さんまたは管理会社への相談と許可が必須です。工事費用は、工事内容によって大きく異なりますが、一般的には、数万円から数十万円の費用がかかると予想されます。具体的には、以下の要素が費用に影響します。

  • ブレーカーの数:追加するブレーカーの数が多いほど費用は高くなります。
  • 配線の状況:既存の配線が老朽化していたり、複雑な場合、配線工事の費用が高くなります。
  • 工事範囲:分電盤の交換が必要な場合、費用はさらに高くなります。
  • 業者の選定:業者によって料金体系が異なるため、複数の業者に見積もりを取ることが重要です。

大家さんや管理会社に相談する際には、現状の不便さを伝え、安全面も考慮した上で工事の必要性を訴えることが重要です。工事の許可が下りれば、複数の電気工事業者に見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

リビングのブレーカー容量アップについて

リビングのブレーカーが落ちる問題については、分岐ブレーカーの容量アップが有効な解決策です。しかし、これも大家さんまたは管理会社への相談と許可が必要です。

主幹ブレーカーの容量アップは比較的容易ですが、分岐ブレーカーの容量アップは、配線容量なども考慮する必要があり、専門家の判断が必要です。工事費用は、ブレーカー交換費用と配線工事費用などを含め、数千円から数万円程度かかる可能性があります。

専門家への相談

ブレーカー落ちの問題は、電気に関する専門知識が必要となるため、電気工事士への相談が最も確実です。電気工事士は、現状の配線状況を正確に判断し、最適な解決策を提案してくれます。

また、賃貸物件の場合、大家さんや管理会社に相談する前に、電気工事士に現状調査を依頼し、工事費用や必要性について見積もりを取っておくと、交渉がスムーズに進みます。

具体的な対策と予防

ブレーカーが落ちるのを防ぐためには、以下の対策が有効です。

  • 同時に使用する電化製品の数を減らす:複数の高電力消費機器を同時に使用しないようにしましょう。例えば、IHクッキングヒーターを使用する際は、電子レンジや電気ケトルの使用を控えましょう。
  • 省エネ家電を使用する:消費電力の少ない省エネ家電を選ぶことで、ブレーカーが落ちるリスクを軽減できます。
  • 電力消費量を意識する:各電化製品の消費電力を確認し、使用状況を把握することで、電力消費量を意識した生活を送ることができます。
  • スマートプラグの活用:スマートプラグを使用することで、複数の家電の電源をまとめて管理し、同時に使用しないように制御できます。
  • サーモスタットの活用:暖房器具にサーモスタットを取り付けることで、室温を一定に保ち、消費電力を抑えることができます。

まとめ

ブレーカー落ち問題は、生活の安全に関わる重要な問題です。専門家への相談を早めに行い、適切な対策を行うことが大切です。大家さんや管理会社との連携を密に取りながら、安全で快適な生活空間を確保しましょう。

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