築24年住宅の雨漏り対策:DIY防水塗装は有効?費用を抑えつつ雨漏りを止める方法

屋根の防水塗装。築24年、鉄筋コンクリート造りの一軒家です。南側の部屋一角の窓枠冊子から、雨漏りがあり、それが要因となり屋上の防水塗装・工事を検討していました。数ヵ月前、外壁塗装とコーキング張り替えをしてもらったばかりで、その後の雨漏りでしたので、外壁塗装の方に来ていただきました。コーキング辺りに水をかけてもらったり、屋上にあがり水をまいてもらいましたが原因がいまいち判りませんでした…大雨がふらないと雨漏りしないので、水量が足らなかったのかもしれません;雨漏り診断士に頼んだほうがイイと言われましたが、10万+α(人件費)がかかると言われ、外壁で大金が飛んでいったばかりだったので、自分達でなんとか出来ないかと、ホームセンターで屋根の防水塗装が出来るものを知りました。そのホームセンターで扱っていたのは1種のみで、『防水塗料アサヒペン高光沢1キロ 3,980円』と、その下地(シーラー?)同じく1キロ 3,980円でした。下地を塗り、防水塗料を2回塗りOKらしいのですが、一時的にも雨漏りにきくのでしょうか?雨漏り診断士にお願いし、業者にお願いするのが1番良いのは分かってはいるのですが、なるべくお金をかけたくありません;後々は、しっかり業者にお願いしないといけないとは思っていますが、今は……と思っています。どなたかお詳しい方、お知恵をお貸しください。よろしくお願いいたします。※屋上の写メを送付しようと思いましたが、携帯からの投稿で出来ませんでした;屋上はアンテナが立っているだけの、30畳程のコンクリートみたいな平地?です。多少ひび割れや目地が目立ちました。補足ホームセンターで売っている防水塗装ペンキは意味がないのですね…屋根用だと書いてあったので危うく購入するところでした!笠木部分、注意深く調べてみます。コーキングは、変性シーリングというもので良いのでしょうか?過去質問でも掲載してあるのですが、窓枠部分の壁が真っ黒で(カビで?)窓枠の真上の屋根部分が排水溝なので、そこからかな?とも思っています;

築24年住宅の雨漏り:原因究明と緊急対策

築24年の鉄筋コンクリート住宅で雨漏りが発生し、費用を抑えつつ、一時的な対策を検討されているとのこと、ご心配ですね。 外壁塗装直後にも関わらず雨漏りが発生していることから、外壁塗装業者による点検では原因が特定できなかった可能性が高いです。 ホームセンターで販売されている防水塗料で一時的な雨漏り対策を行うことは可能ですが、根本的な解決にはなりません。

雨漏りの原因特定が最重要

まず、雨漏りの原因を正確に特定することが重要です。 現状では、大雨の時のみ雨漏りする、窓枠周辺の壁が黒ずんでいる(カビの可能性)、排水溝付近が疑わしい、といった情報があります。これらの情報から、以下の可能性が考えられます。

  • 屋上防水層の劣化:築24年経過しているため、屋上防水層自体が経年劣化し、ひび割れや亀裂が生じている可能性が高いです。 特に目地部分の劣化は雨漏りの原因になりやすいです。
  • 排水溝の詰まりや破損:排水溝が詰まっていたり、破損していたりすると、水が適切に排水されず、雨漏りの原因となります。 排水溝の清掃や点検が必要です。
  • 窓枠周辺のシーリング不良:外壁塗装時にコーキングの張り替えを行ったとのことですが、窓枠周辺のシーリングが不完全な場合、そこから雨水が浸入する可能性があります。 特に、窓枠と建物の接合部、笠木部分(屋根の端にある水平部材)のシーリング状態を丁寧に確認する必要があります。 変性シリコンシーラントを使用しているとのことですが、施工不良の可能性も考慮する必要があります。
  • ひび割れ:屋上のコンクリートにひび割れがある場合、そこから雨水が浸入する可能性があります。ひび割れの大きさや深さによっては、簡単な補修では対応できない場合があります。

ホームセンターの防水塗料の有効性

ホームセンターで販売されている「アサヒペン高光沢」のような防水塗料は、小さなひび割れを埋める程度の効果しか期待できません。 深刻な劣化や大きな亀裂がある場合は、効果は限定的です。 一時的な雨漏り防止には役立つ可能性がありますが、根本的な解決には至らないでしょう。 あくまで応急処置として捉えるべきです。

費用を抑えつつ雨漏りを改善するためのステップ

雨漏り診断士への依頼費用が高いと感じているとのことですが、正確な原因特定には専門家の診断が不可欠です。 しかし、費用を抑えたいというご希望も理解できます。 そこで、段階的に対応を進めることをお勧めします。

ステップ1:詳細な点検と原因特定

まずは、ご自身でできる範囲で、雨漏りの原因を特定するための点検を行います。

  • 屋上全体を丁寧に点検する:ひび割れ、亀裂、目地の劣化、排水溝の状態などを詳細に確認します。 特に、窓枠の上部や排水溝周辺を重点的に調べます。写真や動画を撮影しておくと、後々の業者への説明に役立ちます。
  • 雨漏りの発生箇所を特定する:雨漏りが発生している場所を正確に特定し、その周辺の状況を詳しく観察します。 雨水がどこから侵入しているのかを特定することが重要です。
  • 雨天時の観察:大雨の際に、雨漏りの発生状況を観察します。 雨水がどこから侵入しているのか、雨量と雨漏りの関係などを確認します。

ステップ2:応急処置(ホームセンター塗料の使用)

点検の結果、小さなひび割れが原因と判断できる場合は、ホームセンターで購入した防水塗料を使用してみるのも一つの方法です。 しかし、期待できる効果は限定的です。 塗料を塗る前に、表面の汚れを綺麗に落とすこと、下地処理をしっかり行うことが重要です。 塗布後、雨漏りが改善しない場合は、次のステップに進みましょう。

ステップ3:専門家への相談

応急処置で改善しない場合、または原因が特定できない場合は、雨漏り診断士や屋根工事専門業者に相談することをお勧めします。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、費用を抑えることができます。 この段階では、ステップ1で得られた情報を元に、業者に状況を詳しく説明することで、より正確な診断と適切な提案を受けることができます。

ステップ4:適切な修理・工事

専門家の診断に基づき、適切な修理・工事を行います。 原因によっては、部分的な修繕で済む場合もありますが、大規模な防水工事が必要となる場合もあります。 費用を抑えるためには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

専門家の視点:雨漏り修理における注意点

雨漏りの修理は、見た目だけでは判断できない複雑な問題です。 安価なDIYで済ませようとして、かえって状況が悪化したり、隠れた問題を見過ごしてしまう可能性があります。 信頼できる専門業者に依頼することが、長期的な視点では費用対効果が高いでしょう。

信頼できる業者を見つけるポイント

  • 複数の見積もりを取る:複数の業者に見積もりを依頼し、価格や工事内容を比較検討します。
  • 施工実績を確認する:業者の施工実績や評判を確認します。 インターネット上の口コミや、過去の施工事例などを確認することで、業者の信頼性を判断することができます。
  • 保証内容を確認する:工事内容や保証期間などを確認します。 万が一、工事に不備があった場合でも、保証があれば安心です。
  • 資格や経験を確認する:雨漏り修理を行う業者には、適切な資格や経験があることが重要です。 資格や経験を確認することで、信頼できる業者を選ぶことができます。

まとめ

築24年の住宅の雨漏り対策は、安易なDIYではなく、段階的なアプローチが重要です。 まずはご自身でできる範囲の点検を行い、原因を特定する努力をしましょう。 それでも解決しない場合は、専門家の力を借りることが重要です。 費用を抑えたい気持ちは理解できますが、適切な対応を行うことで、長期的なコスト削減につながります。 信頼できる業者を選び、適切な修理を行うことで、安心して快適な住まいを保ちましょう。

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