築23年マンションの床強度と本棚設置:重量による床抜けリスクと対策

本棚で床が抜けるかどうか。現在、築23年 鉄筋のマンション(物件情報にはマンションとなっていました。私にはアパートとマンションの違いがよくわかりませんが、普通のアパートのような感じです。)の1階角部屋に住んでいます。それで、本文タイトルの通り、本がたまってきたために本棚を増やそうと考えているのですが、場所的に現在の本棚の上に重ねるほか置く場所がありません。しかし、重量もあるために床が抜けるなどの物件に被害が出るのでるかもしれないと不安に思い、質問させていただきました。本棚は Frama Furniture(フラマファニチャー) 低ホルムアルデヒド ダブルスライド書棚 ナチュラル KSS-0007ENA 重量は25kgです。すでに1つは所有しており、同じものを上に重ねようと考えております。すでに所有している本棚は、すべて書籍で埋まっている状況です。(ほぼ新書など)。本棚は隣の部屋の壁に接するようにおいております。

築23年マンションにおける床強度と本棚設置の安全性

築23年の鉄筋コンクリート造マンションの1階角部屋に、本棚を2段重ねで設置することによる床抜けのリスクについてご心配ですね。結論から言うと、適切な設置方法と本棚の重量管理を行えば、床抜けのリスクは低いと考えられますが、完全にリスクゼロとは言い切れません。

まず、マンションとアパートの違いについて簡単に説明します。一般的に、マンションは鉄筋コンクリート造で複数階建て、アパートは木造や軽量鉄骨造で、比較的規模が小さいことが多いです。質問者様のお住まいは鉄筋コンクリート造のマンションとのことですので、床の強度も比較的高いと考えられます。しかし、築年数や建物の構造、過去の改修状況などによって強度にはばらつきがあります。

次に、本棚の重量についてです。Frama Furnitureのダブルスライド書棚(25kg)を2段重ねると、合計50kgになります。そこに書籍の重量が加わります。新書を想定すると、1冊あたり約200gとすると、仮に各段に100冊収納すると20kg、2段で40kgになります。つまり、合計で約90kgの重量が床にかかることになります。

床抜けリスクを判断する要素

床抜けリスクを判断する上で重要な要素は以下の通りです。

  • 床の構造:鉄筋コンクリートの厚さ、梁の位置、床下空間の状況など。これは専門家(建築士など)でなければ判断できません。
  • 荷重分散:本棚の脚の数、設置面積、本棚の配置など。脚が4本ある場合、荷重が集中しにくく、より安全です。
  • 本の重量:収納する本の種類や冊数によって大きく異なります。
  • 建物の老朽化:築年数だけでなく、メンテナンス状況も重要です。定期的な点検で問題がないか確認しましょう。

床抜けリスク軽減のための具体的な対策

90kgという重量は決して軽くありません。床抜けを防ぐためには、以下の対策を講じることをお勧めします。

1. 荷重分散の工夫

  • 本棚の脚を強化する:市販の補強パーツを使用したり、脚下に硬質ゴム板などを敷いて、床への負担を軽減します。床への接触面積を広げることで、荷重を分散できます。
  • 本棚の配置を見直す:壁際に設置し、壁に荷重を分散させます。可能であれば、梁の上などに設置するとより安全です。梁の位置は管理会社に確認しましょう。
  • 収納量を減らす:本棚に収納する本の量を減らし、全体の重量を軽くします。不要な本は処分したり、別の収納方法を検討しましょう。
  • 重量物を分散させる:本棚全体に均等に本を収納し、特定の箇所に重量が集中しないようにします。

2. 専門家への相談

不安な場合は、建築士や不動産管理会社に相談することを強くお勧めします。専門家は建物の構造を理解しており、安全な設置方法をアドバイスしてくれます。特に、床の強度について不安がある場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。

3. 定期的な点検

本棚を設置後も、定期的に床の状態をチェックすることが大切です。床に異常(傾き、軋み音など)が見られた場合は、すぐに使用を中止し、専門家に相談しましょう。

事例:類似事例と専門家の意見

類似の事例として、重量のある家具による床の損傷に関する相談が、建築士のブログや掲示板などで見られます。多くの場合、適切な設置方法と荷重分散を考慮することで、問題なく使用できているケースが多いです。しかし、古い建物や、床の強度が低い場合は、専門家のアドバイスが必要不可欠となります。

まとめ:安全第一でインテリアを楽しむ

本棚の設置は、インテリアを楽しむ上で重要な要素です。しかし、安全性を確保することも同様に重要です。本記事で紹介した対策を参考に、安全に本棚を設置し、快適な読書空間を実現しましょう。不安な場合は、専門家への相談を躊躇せずに行いましょう。

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