築22年木造住宅で1800冊の本!床抜けの心配と対策

本の重みで床が抜けますか? 木造の2階建てを中古で購入しました。 築22年です。 本が、雑誌、文庫、単行本を混ぜて1800冊くらいあります。 一部屋におかず、分散して置くつもりではいますが、不安です。 押入れとかにも置くつもりではいるのですが・・ 壁側に本を置いたほうがいいのでしょうか?本棚に入らない本は、コンテナBOXみたいなものに入れています。 ご意見をお願い致します。補足本はすべて2階の2部屋に置くつもりです。8畳と6畳の洋室です。

築22年木造住宅と1800冊の本:床への負担は?

築22年の木造住宅に1800冊もの本を収納する、というご相談ですね。床の耐荷重が心配なのは当然です。結論から言うと、本の配置方法によっては床抜けのリスクはあります。しかし、適切な対策を講じることで、リスクを大幅に軽減できます。

本の重さ、そして分散収納の重要性

1800冊の本の総重量は、本の種類やサイズによって異なりますが、仮に1冊平均500gとすると、総重量は900kgにもなります。これは相当な重さです。この重さが一点に集中すると、床への負担が大きくなり、床抜けのリスクが高まります。そのため、分散収納が非常に重要です。8畳と6畳の部屋に均等に配置することで、床への負担を分散できます。

床の耐荷重と構造を知る

まず、ご自宅の床の耐荷重を知る必要があります。建築図書があれば確認できますが、なければ建築士や不動産会社に相談するのが一番です。築22年ということもあり、経年劣化による耐荷重の低下も考えられます。専門家の意見を聞くことで、より正確なリスク評価が可能です。

具体的な対策:安全に本を収納する方法

では、具体的な対策を見ていきましょう。

1. 本の配置:壁面への集中を避ける

壁際に本を集中させるのは、実はあまり良い方法ではありません。壁は比較的強度がありますが、床への負担は変わりません。むしろ、部屋の中央部にも分散して配置することで、床への荷重を均等に分散できます。

2. 本棚の選び方と配置:強度と安定性を重視

本棚を選ぶ際には、強度と安定性を重視しましょう。安価な本棚は、満杯にすると歪んだり、倒れたりする可能性があります。できれば、しっかりとした造りの本棚を選び、床にしっかりと固定することも検討しましょう。また、本棚の配置は、壁にぴったり付けず、少し隙間を開けることで、空気の循環を良くし、湿気による木材の劣化を防ぐ効果もあります。

3. 床の補強:専門家への相談が重要

もし、床の耐荷重に不安がある場合、専門家(建築士や工務店)に相談して床の補強工事を行うことを検討しましょう。補強工事には費用がかかりますが、安全を確保するためには重要な投資です。補強方法は、床下地への梁の追加や、床材の張り替えなど、状況に応じて適切な方法が選択されます。

4. 収納方法の工夫:コンテナBOXの活用

コンテナBOXを活用するのは良いアイデアです。ただし、BOX自体が重く、積み重ねると床への負担が大きくなる可能性があります。BOXを複数個積み重ねる場合は、底面がしっかりとした丈夫なものを選び、できれば、BOX自体を床に固定するなど、工夫が必要です。

5. 定期的な点検:床の異常を発見

定期的に床の状態をチェックし、異常(傾き、軋み音など)を発見したら、すぐに専門家に相談しましょう。早期発見・早期対処が、大きなトラブルを防ぐことに繋がります。

専門家の視点:構造設計士からのアドバイス

構造設計士の視点からアドバイスすると、1800冊の本の重量は、床構造によっては問題となる可能性があります。特に、築22年ということもあり、床材や構造材の劣化が懸念されます。専門家による床の耐荷重検査を強くお勧めします。検査の結果、耐荷重に問題があれば、補強工事を検討する必要があります。また、本棚の設置位置や方法も重要です。本棚は、床にしっかりと固定し、重量を均等に分散させるように配置する必要があります。

まとめ:安全第一で快適な読書空間を

1800冊もの本を収納する空間を作ることは、大変な作業ですが、適切な対策を講じることで、安全で快適な読書空間を実現できます。専門家への相談を恐れずに、安全を最優先に検討を進めてください。

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