月58000円+駐車場3000円(計61000円)の築21年の賃貸マンションに約10年住んでいます。
借りた当初はペット可の物件が少なく築年数の割に高い家賃でしたが、この物件に決めました。
築年数も古くなり、空き部屋も多いので、今時この金額でこの部屋を借りる人が他にいるのだろうかと思い、何気なくネットで検索してみたところ、同じ不動産屋さんの情報で今借りているマンションが月45000円+駐車場2000円(計47000円)で紹介されていました。
今まで考えたこともなかったので、何の疑いもなく自動引き落としで家賃を支払っていたのですが、この掲載記事を見てから納得できず、管理会社に交渉すべきか悩んでいます。返金は考えていませんが、値下げしてもらうことは可能なのでしょうか?
田舎なので、現在住んでいる地域では6万円代なら高いほうです。
借りているという立場上、交渉してみて失敗した場合に生活しずらくなるのでは・・・と不安です。
引越しをしたら早い話なのですが、職場も近く、長年飼っているペットもいるので、できれば住み慣れたこの部屋で過ごさせてあげたいという思いもあり踏み切れずにいます。
最悪、安い家賃で同じ部屋に再契約するということは可能でしょうか?
Contents
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よいアドバイスがありましたら、どうぞお願いいたします。
家賃値下げ交渉の可能性と成功への戦略
10年間住み続けている築21年のマンションの家賃が、インターネット上の広告で14,000円も安く掲載されているとのこと。これは、家賃値下げ交渉を試みる絶好のチャンスです。長年住み続けていること、そして物件の空室状況などを考慮すると、交渉成功の可能性は十分にあります。ただし、交渉は適切な方法で行う必要があります。感情的にならず、冷静かつ論理的に対応することが重要です。
交渉前に準備すべきこと
交渉に臨む前に、以下の準備をしておきましょう。
- インターネット広告の証拠を確保する:家賃が安く掲載されているインターネット広告のスクリーンショットやURLを保存しておきましょう。これは交渉の際に強力な証拠となります。
- 類似物件の相場を調査する:同じ地域で、築年数や広さ、設備などが類似した物件の家賃相場を調べましょう。SUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトを活用すると便利です。この情報があれば、交渉の際に根拠を示すことができます。
- 交渉の目的を明確にする:家賃値下げの具体的な金額目標を設定しましょう。今回のケースでは、インターネット広告の価格を目標にするのが妥当です。また、交渉の際に伝えたい点を箇条書きにして整理しておくとスムーズに進みます。
- 交渉のスケジュールを立てる:いつ、どのように交渉するかを事前に計画しておきましょう。電話か直接訪問か、どちらが効果的か検討し、時間帯も考慮しましょう。
具体的な交渉手順
- 管理会社への連絡:まずは、管理会社に連絡を取り、家賃値下げの交渉をしたい旨を伝えましょう。丁寧な言葉遣いを心がけ、感情的にならないように注意しましょう。
- インターネット広告の提示:準備しておいたインターネット広告の証拠を提示し、現状の家賃と比較して、その価格差を明確に伝えましょう。「同じ物件がより安い価格で掲載されていることを確認しました。長年住んでいることも考慮して、家賃の値下げを検討していただけないでしょうか?」といったように、具体的かつ穏やかな言葉で伝えましょう。
- 類似物件の相場提示:調査した類似物件の相場を提示し、現在の家賃が高すぎることを主張しましょう。「近隣で同程度の物件が○○円の相場であることを確認しました。長年の居住実績を考慮しても、現在の家賃は相場より高いと考えます。」といったように、客観的なデータに基づいて主張することが重要です。
- 交渉の余地を探る:管理会社側の反応を注意深く観察し、交渉の余地を探りましょう。すぐに値下げに応じるケースは少ないため、粘り強く交渉することが重要です。具体的な金額を提示し、双方が納得できる落としどころを探りましょう。
- 合意に至らなかった場合:交渉がまとまらなかった場合は、再契約時に家賃を下げてもらうことを交渉しましょう。最悪の場合、引っ越しも視野に入れつつ、冷静に判断しましょう。
専門家の視点:交渉成功のポイント
不動産会社に勤務経験のある専門家によると、長期間入居していることは大きな交渉材料になります。管理会社は、空室期間による損失を避けるため、既存の入居者を維持することにメリットを感じています。また、ペット可物件の希少性も交渉材料として有効です。
交渉における注意点
- 感情的にならない:交渉は冷静に行いましょう。感情的になると、相手を不快にさせ、交渉が失敗する可能性が高まります。
- 脅迫的な言動は避ける:「引っ越す」といった脅し文句は逆効果になる可能性があります。あくまで、建設的な話し合いを心がけましょう。
- 書面による合意:交渉がまとまった場合は、必ず書面で合意内容を確認しましょう。口約束ではトラブルになる可能性があります。
最悪の場合:再契約時の交渉と引っ越し
交渉がうまくいかない場合は、再契約時に家賃値下げを交渉するか、引っ越しを検討する必要があります。再契約の際には、現在の家賃を提示した上で、インターネット広告の価格を参考に値下げ交渉を行いましょう。
引っ越しを検討する場合は、職場への通勤時間やペットの飼育環境などを考慮し、慎重に物件を選びましょう。
まとめ:行動を起こす勇気と冷静な判断
家賃値下げ交渉は、勇気がいることですが、適切な準備と手順を踏むことで成功の可能性を高めることができます。インターネット広告の価格差を根拠に、冷静に、そして粘り強く交渉することで、より良い住環境を実現できる可能性があります。 失敗を恐れることなく、まずは管理会社に連絡を取り、一歩踏み出してみましょう。