築20年超の鉄筋コンクリート5階建て最上階、夏は暑い?冬は暖かい?

鉄筋コンクリート 築20年超 5階最上階は暑いですか? 鉄筋コンクリート5階建ての5階についてですが、 南にベランダ。西角部屋。日当たりよし。エレベーターなし。 風通りは、よさそうな部屋ですが、もしかして最上階だと暑いのでしょうか? 暑い場合、冬は逆に温かいものですか?

鉄筋コンクリート造5階建て最上階の温度環境:夏と冬の両面から解説

築20年を超える鉄筋コンクリート造の5階建てマンション、最上階のお部屋に住むことを検討されているのですね。南向きベランダに西角部屋という条件から、日当たりは良好と予想されますが、夏場の暑さや冬場の暖かさについてご心配されているようです。結論から言うと、最上階は夏暑く、冬暖かい傾向にありますが、その程度は建物の構造、断熱性能、そして周辺環境などによって大きく左右されます。

夏の暑さ:直射日光と熱伝導の影響

鉄筋コンクリート造は、木造に比べて熱容量が大きいため、一度熱を吸収すると冷めにくい性質があります。特に最上階は、屋根からの熱が直接伝わるため、他の階よりも気温が高くなりやすいです。南向きベランダと西角部屋という条件は、西日による強烈な日射熱を直接受けることを意味します。これにより、室温の上昇は避けられません。

さらに、築20年以上経過している建物では、建物の断熱性能が現代の基準を満たしていない可能性があります。窓の断熱性能が低ければ、外気温の影響を大きく受け、室温の上昇に繋がります。ベランダからの熱気も室内に流れ込みやすく、暑い日にはエアコンをフル稼働させても追いつかない可能性があります。

冬の暖かさ:熱を蓄える性質のメリット

一方、冬場は鉄筋コンクリートの熱容量がメリットとなります。日中に蓄えた熱を夜間も放出し続けるため、比較的暖かく過ごせる可能性が高いです。ただし、これも断熱性能に大きく依存します。窓からの熱損失が大きければ、暖房効率が悪くなり、暖かさを感じにくくなります。

暑さ対策:具体的な対策と効果的な方法

夏場の暑さ対策として、以下の方法を検討しましょう。

1. 遮熱カーテンやブラインドの活用

西日が直接当たる窓には、遮熱効果の高いカーテンやブラインドを設置しましょう。遮熱カーテンは、太陽光の熱を反射・吸収することで、室温上昇を抑える効果があります。ブラインドは、光の量を調整できるため、状況に応じて使い分けることができます。

2. 外部遮光対策

ベランダに日よけシェードを設置するのも効果的です。シェードは、直射日光を遮断し、ベランダの温度上昇を抑えることで、室内への熱流入を軽減します。

3. 窓の断熱対策

窓ガラスの断熱性能を高める対策も重要です。断熱フィルムを貼る、内窓(二重窓)を設置するなどの方法があります。これらの対策は、窓からの熱損失を減らし、冷暖房効率を向上させます。

4. エアコンの適切な使用

エアコンは、適切な温度設定風向きの調整が重要です。室温を下げすぎると、かえって体に負担がかかります。また、風が直接体に当たらないように、風向きを調整しましょう。

5. 室内環境の工夫

室内の温度を下げるには、換気も重要です。朝夕など、気温が低い時間帯に窓を開けて換気することで、室温の上昇を抑えることができます。また、床や壁に熱を吸収しにくい素材を使用することで、室温の上昇を抑える効果があります。例えば、天然素材のラグやカーテンを使用するのも良いでしょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、築20年超の建物では、断熱性能の向上が暑さ対策の鍵となります。特に、窓の断熱性能は重要です。窓を交換する、断熱フィルムを貼るなど、断熱性能の向上に投資する価値は十分にあります。また、ベランダへの日よけ設置も有効な対策です。

事例紹介:効果的な暑さ対策を実践した事例

実際に、築20年以上のマンションで暑さ対策を実践し、効果を実感した事例をご紹介します。Aさんは、西向きの窓に遮熱カーテンとブラインドを設置し、ベランダに日よけシェードを設置しました。その結果、室温が約3℃低下し、エアコンの使用時間を短縮できたそうです。

まとめ:快適な住環境のために

鉄筋コンクリート造の5階建て最上階は、夏は暑く、冬は暖かい傾向がありますが、適切な対策を行うことで、快適な住環境を確保できます。ご紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合った対策を検討してみてください。

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