築20年賃貸マンションの隙間風対策:タバコ臭とドアのガタつきからの原因究明と解決策

築20年程の賃貸マンションに住んでいます。間取りは1Kの角部屋で、キッチンに窓が一つ、部屋には引き出し窓と出窓がそれぞれ一つずつあります。普段隙間風を感じることはありませんが、強風の日はキッチンと部屋を仕切っているドアがガタガタしていたり、私はタバコは吸わないのですが、かすかにタバコの臭いがしたりします…ということはどこかに隙間があって風が入ってきているのだと思うのですが、原因がわかりません。どなたか思い当たる原因や改善策を教えていただけませんでしょうか?よろしくお願いします。

築20年マンションの隙間風、タバコ臭の原因を探る

築20年の賃貸マンションで、強風時にドアがガタつき、タバコ臭がするとのこと。隙間風による問題の可能性が高いですね。原因を特定し、効果的な対策を講じるために、いくつかのポイントを検証していきましょう。

1. ドア周りの隙間チェック

最も可能性が高いのは、キッチンと部屋を仕切るドアの隙間です。築20年となると、ドア枠やドア自体の劣化、建付けのズレなどが考えられます。

* 具体的なチェック方法:

  • ドア枠とドアの間に、紙を挟んでみて隙間があるか確認します。隙間があれば、その大きさを測りましょう。
  • ドアの開閉時に、スムーズに動くか確認します。引っかかりや抵抗があれば、建付けが悪くなっている可能性があります。
  • ドアの下部に隙間がある場合は、ドラフトストッパーなどを設置しましょう。
  • ドア枠と壁の間に隙間がないか確認します。隙間があれば、コーキングなどで塞ぎましょう。

2. 窓周りの隙間チェック

キッチンと部屋の窓も、隙間風の原因になり得ます。特にサッシの劣化パッキンの老朽化は、隙間風や結露の原因となります。

* 具体的なチェック方法:

  • 窓枠と窓ガラスの間に隙間がないか確認します。隙間があれば、窓枠の調整やパッキンの交換が必要となる可能性があります。
  • 窓を閉めた状態で、窓枠とサッシの間に指を挟んでみて隙間があるか確認します。隙間があれば、コーキング剤などで塞ぎましょう。
  • 窓の開閉時に、スムーズに動くか確認します。引っかかりや抵抗があれば、サッシの調整が必要な場合があります。
  • 出窓や引き出し窓は、特に隙間が入りやすいので、念入りに確認しましょう。

3. 外壁からの隙間

建物の外壁に亀裂や隙間があれば、そこから風が入り込む可能性があります。特に角部屋であるため、外壁からの隙間風が入りやすい可能性があります。

* 具体的なチェック方法:

  • 外壁に亀裂や隙間がないか、目視で確認します。高所にある場合は、管理会社に点検を依頼しましょう。
  • 窓枠やドア枠周辺の外壁に、隙間がないか確認します。隙間があれば、コーキング剤などで塞ぎましょう。

4. タバコ臭の原因

タバコ臭は、隣室からの臭いの侵入や、換気ダクトからの侵入の可能性があります。

* 具体的なチェック方法:

  • 隣室からの臭い漏れがないか確認します。管理会社に相談し、隣室の居住者に確認してもらうことも検討しましょう。
  • 換気扇や換気ダクトに、異臭がないか確認します。異臭がある場合は、管理会社に点検を依頼しましょう。

隙間風対策:具体的な改善策

原因を特定したら、適切な対策を講じましょう。

1. ドアの隙間対策

* ドアストッパー:ドアの下部に隙間がある場合は、ドラフトストッパーを設置しましょう。様々なデザインや素材のものがあるので、インテリアに合うものを選びましょう。
* すき間テープ:ドア枠とドアの間に隙間がある場合は、すき間テープを貼ることで隙間を塞ぎます。
* ドアの調整:ドアの建付けが悪くなっている場合は、自分で調整するか、管理会社に依頼しましょう。
* 新しいドアへの交換:ドア自体が劣化している場合は、交換を検討しましょう。

2. 窓の隙間対策

* 窓パッキンの交換:窓パッキンが劣化している場合は、交換しましょう。ホームセンターなどで手軽に購入できます。
* 窓枠の調整:窓枠の調整が必要な場合は、自分で調整するか、管理会社に依頼しましょう。
* 防音・断熱シート:窓に防音・断熱シートを貼ることで、隙間風を防ぎ、保温効果も高まります。
* 二重窓:予算に余裕があれば、二重窓にすることで、断熱効果を高め、隙間風を大幅に軽減できます。

3. 外壁からの隙間対策

* コーキング:外壁の亀裂や隙間は、コーキング剤で塞ぎましょう。ただし、高所にある場合は、専門業者に依頼しましょう。
* 管理会社への連絡:外壁の大きな亀裂や隙間は、管理会社に連絡し、修繕を依頼しましょう。

専門家の意見

建築士の視点から見ると、築20年のマンションでは、経年劣化による建材の歪み、隙間などが発生している可能性が高いです。特に、強風時にドアがガタつくのは、ドア枠とドアの間に隙間が生じているか、ドア枠自体が歪んでいる可能性を示唆しています。タバコ臭についても、建物の構造上の隙間から隣室の煙が流入している可能性があります。まずは、上記で挙げたチェックポイントを丁寧に確認し、問題箇所を特定することが重要です。自分で対処できない場合は、管理会社に相談し、専門業者による点検・修理を依頼することをお勧めします。

まとめ

築20年の賃貸マンションでの隙間風対策は、ドアや窓周りの隙間チェックから始まり、外壁の点検、そして隣室からの臭い漏れまで、多角的な視点が必要です。 自分でできる簡単な対策から、専門業者への依頼まで、状況に応じて適切な対応を検討し、快適な住環境を取り戻しましょう。 今回ご紹介した方法を試して、少しでも快適な生活を送れるよう願っています。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)