築20年木造住宅への大型水槽設置:床下補強工事費用と注意点

増築した部分の床下 築20年くらいの木造住宅を祖父が購入しまして、その家の南側に増築した6畳ほど部屋があります。そこに180x90x60のof水槽を設置したいと思うのですが、床下の強化をしたいです。質問なのですが、床下に束を増やす方法(下が土なので束石も)を業者に頼むとどれくらいお値段がかかりますか?また、コンクリートを流す方法ではどのくらいかかりますか?また、その増築業者がわからないので、増築部分の床下が本家と繋がっているのかわかりません・・・。普通、増築した部分の床下は繋がっていますか?3つ質問がありますが、出来れば大型水槽の設置などに携わった業者の方お願いします。

180cm水槽設置のための床下補強:費用と方法

築20年の木造住宅に、180×90×60cmの大型水槽を設置する場合、床下補強は必須です。水槽と水の総重量は相当なものになり、既存の床では耐えられない可能性が高いからです。補強方法は大きく分けて「束石を増やす方法」と「コンクリートを流す方法」があります。それぞれの費用と具体的な方法について解説します。

束石を増やす方法

土壌の上に直接建っている木造住宅の場合、床下は束石と大引き、根太で支えられています。束石を増やす方法は、既存の束石の間隔を狭めることで床の強度を高める方法です。

  • 作業内容:既存の束石の状況確認、新しい束石と基礎の設置、大引き・根太への調整、床材の補修など。
  • 費用:束石1個あたりの費用は、材料費と施工費を含めて約5,000円~10,000円程度と想定されます。6畳程度の部屋であれば、10個以上の束石が必要となる場合が多いので、最低でも5万円~10万円、状況によっては20万円を超える可能性もあります。土壌の状態やアクセス状況、既存の束石の状況によって大きく変動します。
  • メリット:比較的低コストで、既存の床を大きく改修する必要がない。
  • デメリット:効果は限定的。大幅な重量増加には対応できない可能性がある。既存の床の状況によっては、追加の補強が必要になる場合もある。

コンクリートを流す方法

コンクリートを床下に流し込む方法は、より確実な補強方法です。既存の床を解体し、砕石を敷き詰めた上に鉄筋を入れ、コンクリートを流し込み、新しい床を構築します。

  • 作業内容:既存床の解体、砕石敷き込み、鉄筋設置、コンクリート打設、新しい床の施工など。
  • 費用:6畳程度の部屋の場合、材料費と施工費を含めて30万円~50万円程度を見積もる必要があります。コンクリートの量、使用する材料、解体・廃棄費用などによって費用は大きく変動します。また、床材の種類によっても費用が変わってきます。
  • メリット:非常に高い強度を実現できる。大型水槽設置に最適。
  • デメリット:高コスト。既存の床を完全に解体するため、工事期間が長くなる。

増築部分の床下と本家の接続について

増築部分の床下と本家の床下が繋がっているかどうかは、増築時の施工方法によって異なります。一般的には、増築部分の床下は本家の床下と繋がるように施工されることが多いです。しかし、完全に独立した構造になっている場合もあります。

増築業者が不明な場合は、以下の方法で確認することをお勧めします。

  • 床下の点検口から確認する:床下に点検口があれば、そこから内部を確認できます。増築部分と本家の床下の構造を確認することで、繋がっているかどうかを判断できます。
  • 専門業者に調査を依頼する:建築士や土木業者に床下の状況を調査してもらうのが確実です。専門家は、床下の構造を正確に判断し、適切な補強方法を提案してくれます。

繋がっていなくても、水槽の重量を支えるためには、増築部分の床下を適切に補強する必要があります。専門業者に相談し、状況に応じた適切な補強方法を選択しましょう。

大型水槽設置における専門家の視点

大型水槽の設置は、専門知識と技術が必要です。水槽の重量だけでなく、水の振動や漏水リスクなども考慮しなければなりません。水槽設置を専門とする業者に依頼することを強くお勧めします。

彼らは、床下補強だけでなく、水槽の設置、配管、メンテナンスなど、総合的なサポートを提供してくれます。費用は高くなるかもしれませんが、安全で安心な水槽環境を確保するために不可欠な投資です。

まとめ:安全な水槽設置のために

180cm水槽の設置は、床下補強が不可欠です。費用は、補強方法や状況によって大きく異なりますが、安全性を優先し、専門業者に相談して最適な方法を選択しましょう。特に増築部分の床下構造が不明な場合は、専門家の調査を依頼することを強くお勧めします。 事前にしっかりと計画し、専門家のアドバイスを得ながら、安心して大型水槽を設置してください。

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