築20年戸建て浴室への暖房乾燥機設置Q&A:高齢者も安心の快適バスルームを実現

浴室暖房乾燥機についての質問です。築20年1戸建て、タイル張りの浴室の換気扇部分に浴室暖房乾燥機を設置しようと思っています。浴室には窓があり、その上に換気扇があるのでそこに壁掛け式の暖房器を付けようと思いますが、①電気式の場合は200vと100vどちらのものを付けたら良いでしょうか? ②遠赤外線つきのものと温風だけのものではかなり違いがありますか? ③お手入れは必要ですか? ④値段以外で考えた場合ガス式と電気式ではどちらが良いでしょうか?一番の用途は冬場の寒さ対策です。最初に入る人が特に寒いのですが(そのあとは続けて入るのであまり寒くありません)、最初に高齢の母が入るため心配なので設置しようと思ってます。脱衣所には暖房があり暖かいので浴室に入ると温度差が出て特に寒さを感じるようです。現在はお湯を入れる前に脱衣所の暖房で浴室をある程度暖めてから、浴室のドアを閉めて浴槽の蓋を開けたままお湯を張り、入る直前にシャワーのお湯を浴室全体にかけて暖めてから入ってもらってます。でも、手間がかかるのでやはり浴室暖房付けようと思ってます。たぶん入浴中は停めるのではないかと思います。衣類乾燥は天気の悪い時などは使う予定です。あとは、冬場は窓が開けられないのでカビ対策として浴室の換気として使用したいです。いろいろ書いてしまいましたがご回答よろしくお願いします。

浴室暖房乾燥機の選定:電気式100V/200V、遠赤外線、ガス式比較

築20年の戸建て住宅の浴室に暖房乾燥機を設置する計画、高齢のお母様への配慮も素晴らしいですね。快適なバスタイムを実現するために、一つずつ検討していきましょう。

① 電気式:100Vと200V、どちらを選ぶべき?

浴室暖房乾燥機の電気式は、100Vと200Vの機種があります。200Vの方が、よりパワフルに暖房できます。短時間で浴室を暖めたい、衣類乾燥機能を頻繁に利用したい場合は、200Vをおすすめします。ただし、200Vは工事が必要な場合があり、費用がかかります。

一方、100Vは工事不要で手軽に設置できるメリットがあります。冬場の寒さ対策が主な目的で、衣類乾燥はたまに使う程度であれば、100Vでも十分快適に過ごせるでしょう。

既存の配線が100Vか200Vかは、電気工事士に確認してもらうのが確実です。無理に200Vにする必要はありません。ご自宅の状況とご予算に合わせて、最適な電圧を選びましょう。

② 遠赤外線と温風、どちらが良い?

遠赤外線ヒーターは、体の芯から温まるのが特徴です。温風ヒーターは、空気を暖めるため、暖まり方にムラがある場合があります。高齢のお母様には、体の芯から温まる遠赤外線ヒーターの方が、より快適でしょう。また、温風ヒーターは、乾燥機能がメインの機種が多いです。

ただし、遠赤外線ヒーターは、温風ヒーターに比べて価格が高い傾向があります。ご予算と優先順位を考えて、どちらを選ぶか決めましょう。

③ お手入れは必要?

はい、お手入れは必要です。定期的な清掃で、故障を防ぎ、長く快適に使用できます。

具体的には、以下の点に注意しましょう。

  • フィルターの清掃:定期的にフィルターを取り外し、掃除機などで汚れを吸い取ります。機種によって清掃頻度は異なりますので、取扱説明書をよく読んでください。
  • 本体の清掃:湿らせた布で本体を拭いてください。洗剤を使用する場合は、中性洗剤を使用し、よく拭き取ってください。
  • 換気扇の清掃:暖房乾燥機と換気扇が一体型の場合は、換気扇の羽根なども清掃しましょう。汚れが溜まると、換気効率が悪くなります。

お手入れの頻度は、使用頻度や浴室の環境によって異なりますが、少なくとも月に1回は清掃することをおすすめします。

④ ガス式と電気式、どちらが良い?

値段以外で考えると、電気式の方がおすすめです。

ガス式は、ガス工事が必要で、初期費用が高くなります。また、ガス漏れのリスクもあります。一方、電気式は、工事費用は電圧によるものの、比較的安価で、安全性も高いです。

特に、冬場の寒さ対策が主な目的であれば、電気式で十分でしょう。

浴室暖房乾燥機設置における注意点

浴室暖房乾燥機を設置する際には、以下の点に注意しましょう。

  • 換気扇の位置:換気扇の位置が、暖房乾燥機の設置に適しているかどうかを確認しましょう。壁掛け式の場合は、換気扇の上部に設置できるスペースが必要です。
  • 電気工事:200Vの機種を選ぶ場合は、電気工事が必要です。電気工事士に依頼しましょう。
  • ガス工事:ガス式を選ぶ場合は、ガス工事が必要です。ガス工事士に依頼しましょう。
  • 耐荷重:設置場所の耐荷重を確認しましょう。暖房乾燥機は、意外と重量があります。
  • 換気:暖房乾燥機を使用する際は、換気を十分に行いましょう。浴室が乾燥しすぎると、肌や喉の乾燥につながる可能性があります。

専門家のアドバイス:快適な浴室環境のために

建築士や設備業者に相談することで、最適な機種選びや設置方法、そして予算についてもアドバイスをもらえます。特に、築20年の住宅の場合、配管状況や壁の強度など、専門家の目で確認してもらうことが重要です。

まとめ:高齢者にも優しい、快適な浴室を実現しましょう

高齢のお母様のために、浴室暖房乾燥機を設置する計画は素晴らしいですね。本記事でご紹介した点を参考に、最適な機種を選び、安全に設置して、快適なバスタイムを実現してください。

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