築20年弱の1DKアパートのリノベーション:クロスとフローリングの貼り替え費用と手順

アパートの改修費用、手順について質問です。長文です。 対象物件は約40平米築20年弱の1DKの木造アパートです。 現状はトイレ等も含め床は全面フローリング貼、壁はクロス張りです。 このうちクロスとフローリングを貼り替えたいとのことなんですが、このような物件の場合、どのような手順で改修するのでしょうか。またざっくり費用はいかほどを想定するのか、参考にさせてください。 ○手順についてはこんな感じですか? 0、設備器具どかす 1、既存の床剥がす 2、既存のクロスはがす 3、クロス貼る 4、床貼る 5、巾木貼る 6、設備器具取り付け ↑ トイレとかさきにはずしますよね? つけたままでもできるのかな? ○フローリングの改修については見た目が悪くなるかとは思いますが、CFを上に張る方法もあるのではないかと思います。安くあげる一つの案としていけるのではないか? 自分の親が、これから業者に見積もり等を出す予定らしいのですが、以前相談した大工が床の改修をまず先にやってからクロスの改修をやるとか、クッションフロアーはフローリングより高い、とか言っていたそうで、ちょっと疑問に思ったので質問させていただきました。 親が納得して契約して工事と進めていくのであればそれはそれでよし。 と思いますが、地区年数も経ってます(20年弱)ので不要な工事はできるだけ避けた方がよいのではと思ってます。 長くなってすみません。以上のもろもろについて見解いただければ幸いです。

築20年弱の1DKアパートのリノベーション:手順と費用

築20年弱の1DKアパートのクロスとフローリングの貼り替えをご検討とのこと、ご心配な点もよく分かります。今回は、手順、費用、そして注意点などを詳しく解説します。

改修手順:効率的な作業工程

ご質問の手順は概ね正しいですが、いくつか工夫できる点があります。大工さんの仰る「床を先に」という点については、状況によります。

  • 1. 設備器具の撤去:トイレ、洗面台、キッチンなどの設備は、事前に撤去するのが一般的です。完全に取り外す必要はなく、移動可能なものは移動させ、作業の邪魔にならないように工夫します。一部、つけたまま作業できる場合もありますが、養生が複雑になり、作業効率が低下したり、傷つけるリスクが高まるため、撤去が推奨されます。
  • 2. 既存クロスの撤去:床材の撤去前にクロスを剥がす方が効率的です。床材を剥がす際に、壁に傷がつくのを防ぐためです。古いクロスを剥がす際は、下地処理も同時に行います。剥がれやすい部分や、下地補修が必要な箇所を丁寧に処理することで、仕上がりが美しくなります。
  • 3. 下地処理:クロスとフローリング、両方とも下地処理が重要です。クロスは、下地処理をしっかり行うことで、新しいクロスが綺麗に貼り付き、剥がれにくくなります。フローリングは、既存の床の状況によって下地処理の内容が異なります。例えば、既存のフローリングが傷んでいる場合は、補修や撤去が必要になります。
  • 4. 新しいクロスの施工:下地処理が完了したら、新しいクロスを丁寧に貼っていきます。クロス選びは、お部屋の雰囲気や好みに合わせて選びましょう。専門業者に相談することで、最適なクロスを選ぶことができます。
  • 5. 新しい床材の施工:フローリングの施工です。既存のフローリングの上から重ねる方法(重ね張り)もありますが、下地が不安定な場合、新しい床材の寿命を縮める可能性があります。既存のフローリングを剥がしてからの施工が、より長持ちする仕上がりになります。ただし、重ね張りの方が費用を抑えられるケースもあります。
  • 6. 巾木の取り付け:床材の施工後、巾木を取り付けます。巾木は、壁と床の境目を保護する役割を果たします。色や素材も床材やクロスに合わせて選びましょう。
  • 7. 設備器具の取り付け:最後に、撤去した設備器具を元通りに取り付けます。

費用:想定される金額と内訳

40平米の1DKアパートでクロスとフローリングの貼り替えを行う場合、費用は材料費と工事費を合わせて、50万円~100万円程度を見込んでおきましょう。これはあくまでも目安であり、使用する材料や施工内容によって大きく変動します。

  • クロス:㎡あたり1,000円~5,000円程度
  • フローリング:㎡あたり3,000円~10,000円程度(種類によって大きく変動します。クッションフロアーは比較的安価です)
  • 工事費:作業内容、業者によって大きく変動します。相見積もりを取り、比較検討することが重要です。
  • その他:廃材処分費、下地処理費用など

クッションフロアーについて

クッションフロアー(CF)は、フローリングよりも安価で施工も容易なため、費用を抑えたい場合に有効な選択肢です。ただし、耐久性やデザイン性の面ではフローリングに劣る場合があります。既存のフローリングの上に重ね張りする場合、既存のフローリングの状態によっては、重ね張りできない場合や、仕上がりが悪くなる可能性があります。

専門家の視点:信頼できる業者選び

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。見積もりには、材料費、工事費、その他費用(廃棄物処理費など)が明確に記載されているか確認しましょう。また、業者の経験や実績、対応の良さなども考慮し、信頼できる業者を選びましょう。

不要な工事を避けるために

築20年弱のアパートのリノベーションでは、本当に必要な工事だけを行うことが重要です。親御さんとよく話し合い、優先順位を決め、予算に合わせて計画を立てましょう。必要以上に費用をかけずに、快適な住空間を実現することが大切です。

まとめ

今回の改修は、手順をしっかりと理解し、信頼できる業者を選ぶことで、スムーズに進めることができます。費用を抑えたい場合は、クッションフロアーの採用や、不要な工事を省くことを検討しましょう。しかし、安価な材料を使用したり、工事を簡略化しすぎると、将来的に問題が発生する可能性もあるため、バランスの良い選択が重要です。専門業者と十分に相談し、最適なプランを立ててください。

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