築20年公営住宅の結露とカビ対策:8畳和室の寝室でカビが発生した場合の掃除方法と予防策

結露?によるカビ掃除・対策についてお願いします。現在、築20年の公営住宅に住んでおります。8畳和室(寝室)の角にカビが発生してしまいました。写真を添付します。(写真は本文には掲載されません)。主に生活している部屋はオイルヒーターでほぼ丸一日一定温度を保っていますが、寝室は寝るだけなので、暖房器具の使用はなく朝起きたら窓を開けるくらいです。公営住宅の管轄しているところに問い合わせたところ拭きとるようにとのことだったんですが、どのように綺麗にすれば良いのか、さらには今後どのようにすればカビの発生を抑えられるかアドバイスお願いします。

カビ発生の原因:結露と室温の差

築20年の公営住宅、特に冬場は窓の断熱性能が低い場合、室温と外気温の差によって結露が発生しやすくなります。寝室は暖房を使用せず、朝に窓を開けるだけとのことですので、夜間の室温低下と朝の窓開けによる急激な温度変化が、結露とカビ発生の大きな原因と考えられます。写真を見せていただければより正確な判断ができますが、窓枠や壁の角にカビが発生しやすいのは、これらの場所で結露が起こりやすく、水分が滞留しやすいからです。

カビ掃除の方法:安全に、確実に

カビの掃除は、まず安全に作業を行うことが重要です。ゴム手袋、マスク、保護メガネを着用し、換気を十分に行いましょう。

1. カビの種類の確認と適切な洗剤選び

カビの種類によって適切な洗剤が異なります。黒カビは比較的強い洗剤が必要ですが、色付きのカビは洗剤の種類によっては色が落ちにくくなる可能性があります。まずはカビの種類を確認し、それに合った洗剤を選びましょう。ホームセンターなどで売られているカビ取り剤には、塩素系、酸性系、アルカリ性など様々な種類があります。パッケージの使用方法をよく読んでから使用しましょう。

2. カビの除去

カビは、ブラシや歯ブラシなどを使って丁寧に落とすことが重要です。強くこすりすぎると壁を傷める可能性があるので、優しくこすりましょう。ひどい場合は、カビ取り剤を吹きかけ、数分置いてからブラシで落とします。その後、水で洗い流し、完全に乾燥させましょう。

3. 乾燥と仕上げ

カビを取り除いた後は、完全に乾燥させることが重要です。乾燥が不十分だと、カビが再び発生する可能性があります。除湿機を使用したり、窓を開けて換気をしたりするなどして、しっかりと乾燥させましょう。仕上げに、防カビ剤を塗布すると、カビの再発防止に効果があります。

カビの発生を防ぐための対策

カビの発生を防ぐためには、以下の対策が有効です。

1. 換気の徹底

こまめな換気は、結露とカビの発生を防ぐ上で最も重要な対策です。特に朝と夜は、窓を開けて十分に換気しましょう。換気扇も有効活用しましょう。

2. 室温管理

寝室の室温を一定に保つことが重要です。オイルヒーターを使用しているリビングと比べて寝室の温度が低いことが問題です。寝る前に少しだけ暖房器具を使用したり、断熱性の高いカーテンを使用したりすることで、室温の低下を防ぎましょう。

3. 除湿

湿気はカビの発生原因となります。除湿機を使用したり、吸湿性の高い家具や建材を使用したりすることで、室温の湿度を下げましょう。乾燥剤も有効です。

4. 窓の結露対策

窓の結露はカビ発生の大きな原因です。窓に結露防止シートを貼ったり、窓枠に防カビコーティングを施したりすることで、結露を抑制することができます。また、窓ガラスの清掃も定期的に行いましょう。

5. 壁の通気性の確保

壁の通気性を確保することで、湿気がこもるのを防ぎます。壁に通気口がある場合は、定期的に清掃し、通気性を確保しましょう。

専門家への相談

上記の方法を試してもカビが改善しない場合、またはカビの範囲が広い場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、適切なカビ対策を提案し、駆除作業を行うことができます。公営住宅の管理会社にも相談し、状況を説明しましょう。

まとめ:継続的なケアが重要

カビ対策は、一度行えば終わりではなく、継続的なケアが重要です。定期的な清掃、換気、除湿などを行い、カビの発生を防ぎましょう。今回ご紹介した方法を実践し、快適な寝室環境を手に入れてください。

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