築20年住宅の屋根と外壁塗装:遮熱塗料・断熱塗料の効果と選び方

遮熱塗料や断熱塗料は効果がありますか? 築20年のモルタル、コロニアル屋根の家ですが、塗り替えを考えています。 夏になると二階がとても暑いので、屋根と外壁の塗料を遮熱効果のあるものを進められました。 ふつうの塗料より平米200円くらい高いので考えています。 本当に効果があるのならそちらの塗料にしようと思いますが、実際の所、本当に効果があるのでしょうか? 効果があるとして何度くらいの差があるのでしょうか? 日本ペイント、関西ペイント等 色々メーカーがありますが、どの会社の塗料が良いのですか? またチラシで知ったのですが光触媒効果と遮熱効果のある塗料もあるみたいで、いろいろと迷っています。 住まいは都内です。 どなたかご存じの方教えて頂ければありがたいです。 どうぞよろしくお願い致します。

遮熱塗料・断熱塗料の効果は?

築20年のモルタル外壁、コロニアル屋根の住宅で、夏の暑さ対策として遮熱塗料や断熱塗料の採用を検討されているとのこと。結論から言うと、遮熱塗料や断熱塗料は、適切な施工をすれば効果があります。 ただし、「何度くらいの差があるか」は、家の構造、日照条件、風の流れなど様々な要素によって大きく変わるため、一概には言えません。

一般的に、遮熱塗料は、太陽光の熱を反射することで、建物内部への熱の侵入を抑制します。断熱塗料は、塗膜自体が断熱材の役割を果たし、熱の伝わりを遅くします。 これらの塗料を使用することで、体感温度の低下や冷房負荷の軽減が期待できます。平米200円の価格差は、その効果を考慮すると決して高くはないと言えるでしょう。

効果を実感するためのポイント

遮熱塗料・断熱塗料の効果を最大限に発揮させるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 下地処理の徹底:古い塗膜の除去やひび割れの補修など、下地処理を丁寧に行うことで、塗料の密着性が高まり、効果が向上します。
  • 適切な塗料の選択:建物の素材(モルタル、コロニアルなど)、気候条件(都内など)、予算などを考慮して、最適な塗料を選びましょう。専門業者に相談することをお勧めします。
  • 施工業者の選定:熟練した技術を持つ信頼できる業者を選ぶことが重要です。施工不良は、塗料の効果を大きく損なう可能性があります。
  • その他の断熱対策との併用:遮熱塗料・断熱塗料の効果をさらに高めるために、窓への断熱フィルムの貼り付けや、屋根裏の断熱材の追加などの対策を併用することを検討しましょう。

遮熱塗料と断熱塗料の違い

遮熱塗料と断熱塗料は、それぞれ異なるメカニズムで効果を発揮します。

* 遮熱塗料:太陽光を反射することで、建物の表面温度の上昇を抑えます。主に、屋根や外壁に使用されます。
* 断熱塗料:塗膜自体に断熱性を持たせることで、建物の内部への熱の伝わりを遅らせます。外壁だけでなく、内壁にも使用できます。

多くの場合、遮熱効果と断熱効果を併せ持つ塗料も販売されています。

メーカー選びのポイント

日本ペイント、関西ペイントなど、多くのメーカーが遮熱塗料や断熱塗料を製造・販売しています。メーカー選びのポイントは、以下の通りです。

  • 実績と信頼性:長年の実績があり、信頼性の高いメーカーを選びましょう。
  • 製品の性能:遮熱性、断熱性、耐久性などの性能を比較検討しましょう。メーカーのウェブサイトやカタログで確認できます。
  • 保証体制:製品保証や施工保証の内容を確認しましょう。
  • 価格:価格と性能のバランスを考慮して選びましょう。
  • 専門家の意見:塗装業者に相談し、最適なメーカーと製品を選定してもらいましょう。

光触媒効果について

チラシで知った光触媒効果についても触れておきましょう。光触媒は、太陽光などの光エネルギーによって、空気中の汚れを分解する効果があります。光触媒塗料は、建物の美観を保ち、空気の浄化にも貢献します。ただし、光触媒効果は、遮熱効果や断熱効果とは異なるものです。

具体的な温度差について

遮熱塗料や断熱塗料による温度差は、前述の通り、様々な要因によって異なります。しかし、専門家の意見を参考にすると、適切な施工によって、室内温度を数度低く抑える効果が期待できるケースが多いようです。 これは、冷房負荷の軽減に繋がり、省エネルギーにも貢献します。

まとめ:専門家への相談が重要

遮熱塗料や断熱塗料は、夏の暑さ対策に効果的な手段ですが、効果を最大限に発揮させるためには、専門業者への相談が不可欠です。 業者に建物の状況を詳しく説明し、適切な塗料の選定と施工を依頼しましょう。 予算や希望の効果などを伝え、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することも重要です。

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