築20年住宅のフローリング再生!ワックスが剥がれた床のDIY補修方法

古いフローリングのワックス掛けについて。この度、築20年の戸建を購入いたしました。リビングや廊下の床はとても綺麗なのですが、庭に面した洋室のみワックスが殆ど剥がれて床の3分の2ほど板が毛羽立ったような状態になっております。その部屋を使用するのは主人で、本人はカーペットを敷けば問題ないと言いますが、私はどうしても気になっております。けれども、これまでワックス掛けをした経験がないもので、どのような手順で行えば良いのか全くわかりません。このような状態のフローリングを綺麗にする方法を教えていただけないでしょうか。

築20年住宅のフローリング:ワックスが剥がれた原因と対処法

築20年の住宅、庭に面した洋室のフローリングのワックスが剥がれ、板が毛羽立っているとのこと。これは、長年の紫外線や湿気による劣化、そして日常的な摩擦などが主な原因と考えられます。特に、庭に面した部屋は、直射日光や雨風の影響を受けやすいので、劣化が顕著に現れることが多いです。カーペットを敷けば問題は解決する、というご主人の意見も分かりますが、せっかくのフローリングを活かしたいという気持ちもよく理解できます。

今回は、ワックスが剥がれて毛羽立ったフローリングをDIYで修復する方法を、具体的な手順と注意点と共にご紹介します。

フローリング補修DIY:準備から仕上げまで

1. 事前準備:必要な材料と道具

まずは、作業に必要な材料と道具を準備しましょう。

  • ワックス剥離剤:既存のワックスを完全に落とすために必要です。アルカリ性のものと酸性のものがあり、フローリングの種類によって適切なものを選びましょう。使用前に必ず目立たない場所でテストを行い、変色や傷がないか確認してください。
  • ヘラまたはスクレーパー:ワックス剥離剤を塗布した後、剥がれたワックスをこそげ落とすために使用します。プラスチック製のものを使用すると、フローリングを傷つけるリスクを軽減できます。
  • バケツ:ワックス剥離剤を混ぜたり、雑巾を洗ったりするために使用します。
  • 雑巾:複数枚用意し、汚れたら交換しましょう。マイクロファイバークロスがおすすめです。
  • 研磨剤(必要に応じて):フローリングの傷が深い場合は、研磨剤で研磨する必要があります。木製の床専用の研磨剤を選びましょう。
  • ワックス:フローリングの種類に合ったワックスを選びましょう。水性ワックスや油性ワックスなど種類があるので、事前に確認が必要です。今回は、自然な風合いを活かすため、木部保護ワックスがおすすめです。
  • ワックス塗布用具:ワックスを均一に塗布するために、専用のモップやスポンジを使用しましょう。使い捨てできるものも便利です。
  • 保護シート:作業中に周囲を汚さないように、保護シートを敷いて作業しましょう。
  • ゴム手袋:ワックス剥離剤やワックスは、肌に刺激を与える可能性があります。必ずゴム手袋を着用しましょう。
  • マスク:ワックス剥離剤やワックスの臭いを吸い込まないように、マスクを着用しましょう。

2. ワックス剥離:古いワックスの除去

  1. ワックス剥離剤の塗布:ワックス剥離剤の説明書に従って、適量を毛羽立ったフローリングに塗布します。刷毛やローラーを使うと効率的です。
  2. 放置:剥離剤を数分間(説明書に従ってください)放置し、古いワックスを浮き上がらせます。
  3. 剥離剤の除去:ヘラやスクレーパーで、浮き上がったワックスを丁寧にこそげ落とします。力任せにこするとフローリングを傷つける可能性があるので注意しましょう。こすり洗いし、十分に拭き取ります。
  4. 拭き上げ:雑巾で丁寧に拭き上げ、ワックス剥離剤を完全に除去します。残留物があると、新しいワックスが綺麗に仕上がらないため、この工程は非常に重要です。

3. 研磨(必要に応じて):傷の修復

ワックスを剥がした後に、フローリングに深い傷が残っている場合は、木製の床専用の研磨剤で研磨します。研磨剤を使用する際は、目立たない場所でテストを行い、変色や傷がないか確認してから行いましょう。研磨後は、丁寧に掃除機で粉塵を取り除きましょう。

4. ワックス塗布:美しい仕上がりへ

  1. ワックスの塗布:ワックスを薄く、均一に塗布します。一度に厚く塗ると、ムラになったり、乾燥に時間がかかったりするため、薄く数回に分けて塗布するのがコツです。塗布する際は、木目の方向に沿って塗布しましょう。
  2. 乾燥:ワックスを乾燥させます。乾燥時間はワックスの種類によって異なりますので、製品の説明書をよく読んでください。通常は数時間から半日程度かかります。
  3. 重ね塗り(必要に応じて):ワックスが完全に乾燥したら、必要に応じて重ね塗りを行います。重ね塗りの回数は、ワックスの種類やフローリングの状態によって異なります。

5. 仕上げ:美しいフローリングの完成

ワックスが完全に乾燥したら、完成です。美しいフローリングが蘇ったはずです。

専門家への相談も検討しましょう

DIYに自信がない、またはフローリングの状態が深刻な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は、適切な材料や方法を選択し、より効果的な補修を行うことができます。費用はかかりますが、仕上がりの美しさや耐久性を考えると、検討する価値は十分にあります。

まとめ:美しいフローリングを保つために

今回は、ワックスが剥がれたフローリングの補修方法について解説しました。DIYで修復することも可能ですが、作業には細心の注意が必要です。自信がない場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。定期的なワックス掛けや適切なメンテナンスを行うことで、フローリングの美しさを長く保つことができます。

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