築20年以上マンションからの引っ越しと防音対策:鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリート造の比較

家の防音について教えてください!(建設に詳しい方) 現在、築二十数年のマンションに住んでいます。引っ越しをしたいのですが、その時は防音重視したいと思っています。防音効果が高いのは、鉄筋鉄骨コンクリート造>鉄筋コンクリート造の順であってますか?もしアパートやハイツなどでの家(軽量素材)でも、部屋と部屋が接してなければ横に対しての防音効果はありますか?(一番上の階に住んだ場合です)建物について詳しい方、教えてください!補足すみません、追加で質問させてください。・同じコンクリート厚のRCとSRC構造だと、SRC構造の方が防音性は高いですか?・RCやSRC構造のハイツやアパートもありますか?

マンションの防音性能と建物の構造

築20年以上のマンションにお住まいとのこと、引っ越しを検討される際に防音性能を重視されるのは当然のことです。快適な生活を送るためには、騒音問題への対策は非常に重要です。ご質問にある「鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)」と「鉄筋コンクリート造(RC)」の防音性能について、詳しく見ていきましょう。

鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)と鉄筋コンクリート造(RC)の比較

結論から言うと、一般的にSRC構造の方がRC構造よりも防音性能が高い傾向にあります。その理由は、構造の違いにあります。

* RC構造:鉄筋とコンクリートのみで構成されています。コンクリートの厚さや質によって防音性能は変化しますが、比較的音の伝わりやすい構造です。
* SRC構造:鉄骨のフレームにコンクリートを充填した構造です。鉄骨が骨組みとして強度を高めるため、コンクリートの厚さを薄くしても高い強度を確保できます。この鉄骨が、振動の伝達を抑制する効果を発揮し、防音性能の向上に繋がります。

そのため、同じコンクリート厚であれば、SRC構造の方が防音性は高いと言えるでしょう。ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、実際の防音性能は、建物の設計、施工精度、使用する建材など、様々な要素に影響を受けます。

アパートやハイツでの防音性能

アパートやハイツは、軽量鉄骨造や木造であることが多いです。これらの構造は、RCやSRC構造に比べて防音性能が低い傾向にあります。

ご質問にあるように、部屋と部屋が接していなければ横からの防音効果はある程度期待できますが、完全な防音とは言い切れません。特に、上階からの騒音は、床や天井を通して伝わりやすいので、注意が必要です。一番上の階であっても、隣接する部屋からの騒音や、共用部分からの騒音は、防音対策をしないと気になるレベルになる可能性があります。

防音対策の具体的な方法

引っ越しを検討する際に、防音性能の高い物件を選ぶことはもちろん重要ですが、入居後の防音対策も非常に重要です。以下に、具体的な対策方法をいくつかご紹介します。

1. 窓の防音対策

窓は、外部からの騒音侵入経路として最も大きな割合を占めます。効果的な対策としては、以下の通りです。

* 防音窓の設置:既存の窓枠に防音性の高い窓を取り付けることで、騒音レベルを大幅に低減できます。二重窓やトリプル窓など、様々な種類があります。専門業者に相談して、最適な窓を選びましょう。
* カーテンやブラインドの活用:厚手のカーテンやブラインドは、遮音効果に加え、断熱効果も期待できます。特に、遮音性の高い素材を選ぶことが重要です。

2. 壁の防音対策

壁からの騒音対策としては、以下の方法が有効です。

* 吸音材の設置:壁に吸音材を取り付けることで、室内の反響音を減らし、騒音を軽減できます。様々なデザインの吸音材があるので、インテリアに合わせた選択が可能です。
* 防音シートの施工:壁に防音シートを貼ることで、外部からの騒音を遮断する効果があります。専門業者に依頼して施工してもらうのが一般的です。

3. 床の防音対策

床からの騒音対策は、特にマンションでは重要です。

* 防音マットやカーペットの敷設:床に防音マットや厚手のカーペットを敷くことで、足音などの衝撃音を吸収し、下階への騒音伝播を抑制できます。
* 防音フローリングの採用:リフォームや新築の際に、防音性能の高いフローリング材を選ぶことも有効です。

4. その他の対策

* 家具の配置:家具を配置することで、ある程度の吸音効果が期待できます。ソファや本棚などを効果的に配置しましょう。
* 空気清浄機:空気清浄機は、騒音源ではないですが、ホワイトノイズ効果で騒音をマスキングする効果が期待できます。

専門家への相談

防音対策は、専門知識が必要な場合もあります。特に、大規模なリフォームや新築を検討する場合は、建築士や防音専門業者に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、最適な対策方法を選択し、効果的な防音を実現できます。

まとめ

引っ越しを検討する際には、建物の構造だけでなく、入居後の防音対策も考慮することが重要です。RCとSRC構造の比較、そして具体的な防音対策方法について理解を深め、快適な住環境を実現しましょう。

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