築20年以上の鉄筋コンクリートマンションで静かに暮らすには?角部屋と最上階、どちらを選ぶべき?

築20年以上の鉄コンアパート。静かに暮らせるのは角部屋ですか?それとも最上階? 横の音と、上下からの音。気になりやすいのはどちらでしょうか?隣や上下の住人によりけりなのは仕方がないですが、雑音として傾向だけでも知りたいのでアドバイスおねがいします。

築20年以上の鉄筋コンクリートマンションでの騒音問題:角部屋と最上階、どちらが静か?

築20年以上の鉄筋コンクリートマンションで静かに暮らすためには、角部屋と最上階、どちらを選ぶべきか悩ましい問題です。結論から言うと、一概に「角部屋」または「最上階」が良いとは言えません。 騒音問題は、建物の構造、隣人、そして生活音の種類によって大きく影響を受けるためです。しかし、傾向として知っておくべき点がありますので、以下で詳しく解説します。

横からの騒音(隣室):角部屋のメリットとデメリット

角部屋は、隣室からの騒音に対しては有利な立地です。壁が外壁と接しているため、隣室からの生活音(話し声、テレビの音、足音など)が直接伝わる可能性が低くなります。特に、鉄筋コンクリート造であれば、遮音性が高いので、隣室からの騒音は比較的軽減されます。

しかし、角部屋だから完全に騒音がないとは限りません。窓からの騒音には注意が必要です。道路に面している場合、車の騒音や人の話し声などが気になる可能性があります。また、隣接する部屋との壁の構造も重要です。壁が薄い場合、隣室の音は聞こえやすくなってしまいます。

上下からの騒音:最上階とそれ以外の階の比較

上下からの騒音に関しては、最上階が最も有利です。真上に住人がいないため、足音や生活音による振動の影響を受けません。これは、鉄筋コンクリート造であっても、階下への騒音対策は重要となるため、大きなメリットです。

ただし、最上階は屋根裏からの騒音に注意が必要です。雨音や風の音、建物の構造上の音などが気になる場合があります。また、夏場は直射日光の影響を受けやすく、室温が高くなる可能性も考慮しなければなりません。

騒音の種類と対策

騒音の種類によって、角部屋と最上階、どちらが有利かは変わってきます。

  • 低周波音:エアコンやエレベーターなどから発生する低周波音は、建物の構造に影響を受けやすく、角部屋でも最上階でも影響を受ける可能性があります。
  • 衝撃音:足音や物音などの衝撃音は、上下階に伝わりやすいです。最上階は衝撃音の影響を受けにくいですが、階下への配慮は必要です。
  • 空気伝搬音:話し声やテレビの音などの空気伝搬音は、壁や窓の遮音性能に影響を受けます。角部屋は隣室からの空気伝搬音は軽減されますが、窓からの騒音には注意が必要です。

築20年以上のマンション特有の騒音問題

築20年以上のマンションでは、経年劣化による騒音問題も考慮する必要があります。例えば、建物の老朽化によって、壁や床の遮音性能が低下している可能性があります。また、配管の老朽化によって、排水音などが大きくなっているケースもあります。内見の際には、これらの点にも注意深く確認しましょう。

専門家の意見:建築士のアドバイス

建築士の視点から見ると、騒音対策は建物の構造だけでなく、窓の種類や壁の厚さ、床材なども重要です。築20年以上のマンションでは、二重窓への交換や防音カーテンの設置なども検討する価値があります。また、騒音測定器を用いて、実際に騒音レベルを測定することも有効です。

具体的な対策とアドバイス

静かに暮らすための具体的な対策を以下にまとめます。

  • 内見時に騒音をチェックする:日中だけでなく、夜間の騒音状況も確認しましょう。できれば、実際に部屋で過ごしてみるのが理想です。
  • 建物の構造を確認する:壁や床の厚さ、窓の種類などを確認し、遮音性能を把握しましょう。管理会社に資料を請求するのも有効です。
  • 防音対策を検討する:防音カーテン、防音マット、二重窓など、騒音対策グッズを活用しましょう。効果的な防音対策は専門家に相談するのがおすすめです。
  • 隣人とのコミュニケーション:良好な隣人関係を築くことで、騒音トラブルを未然に防ぐことができます。
  • 生活習慣を見直す:騒音を出さないように、生活習慣に気を配りましょう。

まとめ:静かな生活を送るための賢い選択を

角部屋と最上階、どちらが良いかは、建物の構造や個々の状況によって異なります。騒音問題を軽減するためには、内見時の丁寧な確認適切な防音対策が不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考に、静かで快適な生活を送れるお部屋選びをしてください。

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