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10年ぶりのムカデ出現!その侵入経路と理由を徹底調査
築20年以上の木造アパート2階角部屋にお住まいの方から、体長約10cmの黒いムカデが出現したというご相談です。10年間住んで初めてのことで、驚きと不安を感じていることと思います。 日当たり良好で、部屋の中に餌となる虫はいないとのことですが、ゴキブリは隣家からの侵入で発生しているようです。 ムカデの侵入経路と理由を、周辺環境の情報も踏まえて詳しく見ていきましょう。
ムカデの侵入経路の可能性
ムカデは、隙間があればどこからでも侵入してきます。特に、築年数の経った木造住宅は、壁や床、窓枠などに隙間ができやすく、ムカデの侵入経路になりやすいです。
- 窓枠やサッシの隙間: 古い建物の窓枠は、経年劣化により隙間が生じている可能性があります。特に、サッシと枠の間に隙間があれば、ムカデは容易に侵入できます。
- 壁の亀裂や穴: 外壁に小さな亀裂や穴があれば、そこから侵入する可能性があります。特に、基礎部分や配管周りなどは注意が必要です。
- 排水口: 排水口から侵入することもあります。排水管の接続部分などに隙間があれば、ムカデは容易に侵入できます。
- 通気口: 換気のために設けられた通気口も、ムカデの侵入経路になり得ます。網戸がついていても、小さな隙間から侵入することがあります。
- 玄関ドアの隙間: 玄関ドアの隙間からも侵入する可能性があります。ドアの下部や、ドアと枠の間に隙間があれば、注意が必要です。
今回のケースでは、特に以下の点が侵入経路として考えられます。
* ベランダ側の空き地: 雑草が生い茂る空き地は、ムカデの生息に適した環境です。空き地とベランダの間に隙間があれば、そこから侵入した可能性が高いです。
* 外壁に面した側の駐輪場: 日陰で湿気が多い駐輪場は、ムカデが好む環境です。低い木があることから、土壌の湿り気が高まっている可能性があります。壁と駐輪場の間に隙間があれば、侵入経路となりえます。
ムカデが侵入してきた理由
ムカデは、餌となる昆虫を求めて移動します。ゴキブリの発生は、ムカデにとって魅力的な環境と言えるでしょう。隣家からのゴキブリの侵入は、ムカデを誘引する要因の一つと考えられます。
さらに、ムカデは湿った場所を好みます。築年数の古い木造住宅は、湿気がこもりやすい傾向があります。特に、雨漏りや結露などによって湿気が高まっている場所では、ムカデの生息に適した環境となります。
また、周辺環境も考慮する必要があります。
* 駐車場の木: 木の根元は湿りやすく、ムカデの隠れ家になります。
* 空き地: 雑草が生い茂る空き地は、ムカデの隠れ家や餌場となります。
ムカデ対策:侵入を防ぎ、安心安全な住まいを確保
ムカデの侵入を防ぐためには、以下の対策が有効です。
1. 侵入経路の遮断
- 窓枠やサッシの隙間を埋める: 隙間テープやパテなどで隙間を埋めてください。ホームセンターなどで簡単に購入できます。
- 壁の亀裂や穴を補修する: 小さな亀裂や穴は、セメントやコーキング剤で補修しましょう。
- 排水口の防虫対策: 排水口に排水口用の防虫ネットを設置しましょう。定期的に掃除することも重要です。
- 通気口に網戸を設置する: 通気口に細かい網目の網戸を設置することで、ムカデの侵入を防ぐことができます。
- 玄関ドアの隙間を埋める: ドアの下部などに隙間があれば、隙間テープなどで埋めてください。
2. 住環境の改善
- 部屋の湿気を減らす: 除湿機を使用したり、換気をこまめに行ったりすることで、部屋の湿気を減らし、ムカデの生息に適さない環境を作ります。
- ゴキブリ対策を徹底する: ゴキブリはムカデの餌となるため、ゴキブリ対策はムカデ対策にも繋がります。ゴキブリホイホイだけでなく、バルサンなどの燻煙剤も有効です。
- ベランダや周辺の清掃: ベランダや周辺の雑草を刈り、ゴミを放置しないようにすることで、ムカデの隠れ家や餌場を減らすことができます。
3. 専門業者への相談
自分で対策してもムカデが出現する場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、建物の状況を的確に判断し、適切な対策を提案してくれます。
まとめ
ムカデの侵入は、住まいの安心感を大きく損なうものです。今回ご紹介した対策を参考に、ムカデの侵入を防ぎ、快適な生活を送ってください。 それでも不安が残る場合は、専門業者への相談も検討しましょう。