築20年以上のパナホームの壁の角の丸みと洗面所リフォーム

パナホームで20年以上前に家を建てました。各部屋の角が直角の90度ではなく、少し丸くなっています。この角ですが、壁紙の下に木材が貼ってあるのでしょうか? それは簡単に取り外して直角にできますか? 洗面所をリフォームしたいのですが、この角の丸みのために、洗面台を壁にぴったりつけることができず、壁と洗面台との間に隙間ができてしまいます。埃がたまり不衛生なので、できれば直角にしたいのですが。今回のリフォームで壁紙も貼り替え予定です。パナホームの住宅にお詳しい方、実際にリフォームされたことのある方、ご教授お願いいたします。

パナホームの壁の角の丸みの原因と構造

築20年以上のパナホームのお住まいで、壁の角が90度ではなく丸くなっているとのこと、ご心配ですね。この丸みは、パナホームが以前採用していた「R壁」と呼ばれる施工方法による可能性が高いです。R壁とは、壁の角をアール状に仕上げる工法で、安全性やデザイン性の向上、そして施工の効率化を目的としていました。

具体的には、石膏ボードなどの下地材の上に、木材やプラスターボードなどの仕上げ材をアール状に施工することで、角を丸く仕上げています。そのため、壁紙の下には、木材やプラスターボードなどの下地材が貼られている可能性が高いです。

R壁のメリットとデメリット

R壁には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

  • メリット:
    • 安全性:角が丸いため、お子様や高齢者のケガのリスクを軽減できます。
    • デザイン性:柔らかい印象を与え、空間を広く見せる効果があります。
    • 清掃性:角に埃が溜まりにくいというメリットもあります。
  • デメリット:
    • 家具の配置:壁にぴったりと家具を配置しにくい場合があります。
    • リフォーム:リフォーム時に、角を直角にするには、下地材の改修が必要となる場合があります。

壁の角を直角にするリフォームの可否と方法

洗面所のリフォームで、壁と洗面台の間に隙間ができてしまうとのこと、埃が溜まりやすく不衛生なのは確かに問題です。しかし、R壁の角を簡単に直角にすることはできません。

壁紙を剥がせば直角になるというわけではなく、アール状に加工された下地材を撤去し、新たに直角に下地を組む大掛かりな工事が必要になります。これは、専門業者に依頼する必要がある高度なリフォームです。

リフォーム方法と費用

R壁の角を直角にするリフォームは、以下の手順で行われます。

1. 現状調査:壁の構造や下地材の種類を調査します。
2. 下地撤去:アール状に加工された下地材を丁寧に撤去します。この作業は、壁にダメージを与えないよう、熟練の技術が必要です。
3. 下地補修:撤去した部分に、新たな下地材を組み、直角に仕上げます。
4. 仕上げ:壁紙を貼り替え、仕上げを行います。

費用は、壁の面積、下地材の種類、工事の難易度などによって大きく変動します。最低でも数万円から数十万円規模の費用を見込む必要があります。

専門業者への相談が重要

R壁の角を直角にするリフォームは、DIYでは非常に困難です。壁の構造を理解した上で、適切な施工を行う必要があります。そのため、リフォーム業者に相談し、見積もりを取ることが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適なプランを選ぶことができます。

特に、パナホームの住宅に詳しい業者を選ぶことをお勧めします。パナホームの住宅構造に精通した業者であれば、より適切なアドバイスと施工を受けることができます。

洗面所リフォームにおける注意点

洗面所リフォームにおいて、R壁の角の丸みは、洗面台の設置位置に影響を与えます。壁にぴったりと洗面台を設置できない場合、隙間を埋める工夫が必要です。

例えば、以下の方法が考えられます。

  • 隙間埋め材を使用する:シリコンコーキングや専用の隙間埋め材を使用することで、埃の侵入を防ぎ、清潔さを保つことができます。
  • 洗面台の種類を変える:壁にぴったりと設置できるタイプの洗面台を選ぶことで、隙間をなくすことができます。
  • 壁を一部改修する:予算と相談の上、壁の一部を直角に改修することも検討できます。ただし、これは大掛かりな工事となるため、費用が高額になる可能性があります。

まとめ

パナホームのR壁の角の丸みは、安全性やデザイン性を考慮した設計思想に基づいています。しかし、リフォームにおいては、制約となる場合があります。洗面所リフォームにおいては、専門業者に相談し、状況に応じた最適な解決策を見つけることが重要です。 費用や工期についても、事前にしっかりと確認しておきましょう。

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