築20年中古マンション購入の是非:相場超えの価格でも買うべきか?

築20年の中古マンション購入(Aマンション)を検討しています。このAマンションは3階建てのヴィラ形式で、1棟に3戸のみ、つまり、上下だけはつながっているのですが、左右は完全に離れています。現在義父の名義で、角の塔の1階(下は駐車場)に部屋があり、私たちが今そこに住んでいるのですが、真上の部屋(2階)が空くことになりました。今住んでいる所を売って欲しいと言っているのですが、独身の妹もいるし、今すぐには売れないとの返事。格安ですが家賃も払っていますし、築20年たっているため、リフォームが必要になってきています。リフォームして住んでも、将来売ってくれないのなら投資する意味がない。それなら、上のマンションを買って、自分たちの家にしようじゃないかと、思ったわけです。3階建ての1階・2階とが揃うので、都合もいいですし。(1棟3戸中、2戸が一族の家となります。)とても交通・買い物・公園などなど、あらゆる点で申し分のない地域です。ただ、Bさんは20年前購入価格2800万円のマンションを、2100万円で不動産を介さず取引しようと言っています。また、このマンションは、30坪の土地の権利があるため、土地だけで1000万円の価値があり、不動産価値も高いと言うのです。ただ、築20年のマンションに、相場を上回った金額を投資すべきか、迷います。不動産の査定では、1500~1600万円、高くても1800万円。

築20年マンション購入のメリット・デメリットを徹底検証

築20年のマンション購入は、メリットとデメリットを慎重に比較検討することが重要です。特に、相場を上回る価格での購入を検討する際には、冷静な判断が求められます。

メリット:

  • 立地条件の良さ: 交通の便、買い物環境、公園など、生活利便性の高い地域にあることは大きなメリットです。特に、気に入っている地域で長く住み続けられる可能性が高い点は、価格面を上回る価値を持つでしょう。
  • 家族構成に合わせた住まい: 1階と2階が隣接していることで、家族間の連携が取りやすく、生活の利便性が高いです。高齢の義父との同居も考慮すると、このメリットは非常に大きいと言えるでしょう。
  • 土地の権利: 30坪の土地権利は、将来的な資産価値の向上に繋がる可能性があります。マンションの老朽化が進んだ後も、土地の価値は残ります。
  • 将来的な売却も容易: 一族で2戸を所有することで、将来的な売却も容易になる可能性があります。まとまった土地面積も買い手にとって魅力的です。
  • 不動産仲介手数料不要: 仲介手数料を支払う必要がないため、コストを抑えることができます。2100万円という価格は、手数料込みの価格と比較すると割安かもしれません。

デメリット:

  • 相場を上回る価格: 査定価格より高い金額であることは、リスク要因となります。将来的な売却を考慮すると、価格が高すぎる可能性があります。
  • 築20年の老朽化: 築20年経過しているため、リフォーム費用が予想以上に高額になる可能性があります。設備の老朽化や修繕が必要な箇所も多く、初期費用だけでなく、維持管理費用の負担も考慮する必要があります。
  • 隠れた欠陥: 築年数の古いマンションでは、目に見えない老朽化や欠陥がある可能性があります。専門家による建物検査を依頼し、リスクを事前に把握することが重要です。シロアリ被害や雨漏りなど、高額な修繕が必要になる可能性も考慮しましょう。
  • 将来の修繕費: 築20年を超えると、大規模修繕が必要になるケースも出てきます。修繕積立金だけでは不足する可能性があり、追加費用が必要となる場合も想定しておきましょう。

専門家の意見:不動産鑑定士の視点

不動産鑑定士の視点から見ると、このケースは複雑です。立地条件の良さや土地の権利は大きな魅力ですが、相場を上回る価格と築年数は懸念材料となります。

重要なのは、価格に見合う価値があるかどうかを客観的に判断することです。 そのためには、以下の点を確認する必要があります。

* 詳細な建物検査: 専門業者による建物検査を行い、老朽化の程度や潜在的な欠陥を洗い出す必要があります。検査費用はかかりますが、高額な修繕費用を避けるためにも不可欠です。
* 周辺相場との比較: 同程度の築年数、規模、立地のマンションの売買事例を調査し、価格の妥当性を確認しましょう。
* 将来的な売却価格の予測: リフォーム後のマンションの価値を予測し、将来的な売却価格を想定する必要があります。
* 資金計画: 購入費用だけでなく、リフォーム費用、維持管理費用、将来的な修繕費用などを含めた綿密な資金計画が必要です。

具体的なアドバイス:購入前にすべきこと

最終的な判断はご自身で行う必要がありますが、以下のステップを踏むことで、より良い決断に繋がるでしょう。

1. 専門家への相談: 不動産鑑定士や建築士などの専門家に相談し、客観的な意見を聞きましょう。複数名の専門家から意見を聞くことで、より正確な判断ができます。
2. 建物検査の実施: 必ず専門業者に建物検査を依頼しましょう。検査結果に基づいて、リフォーム費用や修繕費用を見積もり、購入価格に含めるかどうかを判断します。
3. 周辺相場調査: 不動産情報サイトなどを活用し、周辺マンションの売買事例を詳細に調査します。相場価格との比較を行い、価格の妥当性を確認しましょう。
4. 資金計画の策定: 購入費用、リフォーム費用、維持管理費用、将来的な修繕費用などを含めた綿密な資金計画を立てましょう。無理のない範囲で、将来の生活設計に支障がないように計画することが重要です。
5. 家族との話し合い: 家族全員で話し合い、メリット・デメリットを共有し、合意形成を図りましょう。特に、義父や妹の意見を尊重し、納得できる結論を出すことが重要です。

まとめ:冷静な判断と綿密な計画が重要

築20年の中古マンション購入は、慎重な検討が必要です。相場を上回る価格であっても、立地条件や家族構成、土地の権利などを考慮すると、購入する価値がある可能性はあります。しかし、老朽化やリフォーム費用、将来的な修繕費用など、リスクも考慮しなければなりません。専門家への相談、建物検査の実施、綿密な資金計画、そして家族との話し合いを通して、冷静な判断を行いましょう。

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