築20年マンションの結露対策と断熱シートの選び方:賃貸でも安心な剥がせる方法

築20年の鉄筋マンションの一階に住んでいますが、結露がかなりひどいです。毎年、冬になると憂鬱になります。リビングもひどいですが玄関のドアをあけると、しずくがおちてくるほどです。結露を吸ってくれるシートみたいなのをリビングの窓枠に貼ろうかと思いましたが、賃貸なのでもし引越しして剥がせなかったらと思うと・・・・同じ理由で、断熱シートも貼るのに躊躇しています。結露を吸い取るシートや断熱シートは、貼って何年かしてもきれいに剥がせますか?シールみたいになっているものや、水をかけて貼るものが売られていますが、きれいに剥がせるのはどちらかご存知の方がおられましたら、お教えください。追記ですが、一階だからか、冬でも湿気が50%はあります。各部屋に換気口(小さい丸い形のもの)がありますが、それはずっとあけておいたほうがいいのですか?開けたり閉めたりしています。

結露のひどい原因と対策

築20年の鉄筋マンション1階という環境は、特に結露が発生しやすい条件が揃っています。1階は地面からの冷気が伝わりやすく、外気温の影響を受けやすいからです。さらに、湿気が50%と高いことも結露を悪化させる要因です。窓ガラスの断熱性能が低いことも考えられます。

結露対策は、大きく分けて以下の3つのアプローチがあります。

  • 原因の除去:湿気対策、換気
  • 窓からの熱損失の軽減:断熱シート、カーテン、窓ガラス交換
  • 結露の吸水:吸湿シート

1. 湿気対策と換気

湿気は結露の大きな原因です。50%という室内の湿度は、結露が発生しやすい状態です。対策として、以下の点を意識しましょう。

  • こまめな換気:各部屋の換気口は、常に開けておくことをおすすめします。小さな換気口でも、空気の入れ替えは効果があります。特に、調理中や入浴後はしっかり換気しましょう。24時間換気システムがあれば、それを活用しましょう。
  • 除湿機の活用:特に湿度の高い日は、除湿機を使うことで室内の湿度を下げ、結露の発生を抑えることができます。除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式があり、それぞれ特性が異なります。冬場でも効果を発揮するデシカント式がおすすめです。
  • 洗濯物の室内干しを避ける:洗濯物は、浴室乾燥機や外に干すようにしましょう。どうしても室内干しをする場合は、扇風機などで乾燥を促し、湿気を拡散させましょう。

2. 窓からの熱損失軽減

窓から逃げる熱は結露の大きな原因です。断熱シートやカーテンで熱を逃がさないようにしましょう。

  • 断熱シート:賃貸でも安心して使える、粘着力が弱く、跡が残りにくいタイプを選びましょう。剥がす際に、ヘラを使うと綺麗に剥がせます。水で貼るタイプは、乾燥後に剥がれやすくなる可能性があります。シールタイプの方が、賃貸には向いています。ただし、窓枠の材質や状態によっては、剥がす際に傷つく可能性があるため、事前に目立たない場所でテストすることをお勧めします。市販されている断熱シートには、アルミ蒸着シートや、発泡ポリエチレンシートなど様々な種類があります。窓のサイズに合わせて適切なものを選びましょう。
  • カーテン:厚手の遮光カーテンや断熱カーテンは、窓からの熱損失を軽減する効果があります。特に、夜間はカーテンを閉めておくことで、室温の低下を防ぎます。断熱効果の高いカーテンを選ぶ際には、生地の厚さや素材(例えば、厚手の綿やポリエステル、遮熱加工が施されたものなど)を確認しましょう。
  • 窓ガラスフィルム:窓ガラスに貼るフィルムは、断熱効果を高め、結露を抑制する効果があります。様々な種類があり、賃貸でも剥がせるタイプも販売されています。ただし、貼り付けや剥がす際に、窓ガラスを傷つけないよう注意が必要です。

3. 結露吸水シート

結露吸水シートは、結露を吸収し、窓枠の汚れを防ぐ効果があります。しかし、結露そのものを防ぐものではないため、他の対策と併用することが重要です。

  • 吸水シートの選び方:賃貸の場合、粘着力が弱く、跡が残りにくいタイプを選びましょう。剥がす際に、ヘラを使うと綺麗に剥がせます。水で貼るタイプは、乾燥後に剥がれやすくなる可能性があります。シールタイプの方が、賃貸には向いています。ただし、窓枠の材質や状態によっては、剥がす際に傷つく可能性があるため、事前に目立たない場所でテストすることをお勧めします。
  • 定期的な交換:吸水シートは、吸水力が低下したら交換しましょう。使用頻度や環境によって異なりますが、数ヶ月に一度の交換が目安です。

専門家のアドバイス

建築士や不動産管理会社に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。特に、マンションの構造や窓の材質など、専門的な知識が必要な場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。

まとめ

結露対策は、複数の方法を組み合わせることで効果を高めることができます。賃貸でも剥がせるタイプの断熱シートや吸水シートを選び、こまめな換気と除湿を心がけることで、結露による悩みを軽減できるでしょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)