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結露のひどい原因と対策
築20年の鉄筋マンション1階という環境は、特に結露が発生しやすい条件が揃っています。1階は地面からの冷気が伝わりやすく、外気温の影響を受けやすいからです。さらに、湿気が50%と高いことも結露を悪化させる要因です。窓ガラスの断熱性能が低いことも考えられます。
結露対策は、大きく分けて以下の3つのアプローチがあります。
- 原因の除去:湿気対策、換気
- 窓からの熱損失の軽減:断熱シート、カーテン、窓ガラス交換
- 結露の吸水:吸湿シート
1. 湿気対策と換気
湿気は結露の大きな原因です。50%という室内の湿度は、結露が発生しやすい状態です。対策として、以下の点を意識しましょう。
- こまめな換気:各部屋の換気口は、常に開けておくことをおすすめします。小さな換気口でも、空気の入れ替えは効果があります。特に、調理中や入浴後はしっかり換気しましょう。24時間換気システムがあれば、それを活用しましょう。
- 除湿機の活用:特に湿度の高い日は、除湿機を使うことで室内の湿度を下げ、結露の発生を抑えることができます。除湿機は、コンプレッサー式とデシカント式があり、それぞれ特性が異なります。冬場でも効果を発揮するデシカント式がおすすめです。
- 洗濯物の室内干しを避ける:洗濯物は、浴室乾燥機や外に干すようにしましょう。どうしても室内干しをする場合は、扇風機などで乾燥を促し、湿気を拡散させましょう。
2. 窓からの熱損失軽減
窓から逃げる熱は結露の大きな原因です。断熱シートやカーテンで熱を逃がさないようにしましょう。
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- 断熱シート:賃貸でも安心して使える、粘着力が弱く、跡が残りにくいタイプを選びましょう。剥がす際に、ヘラを使うと綺麗に剥がせます。水で貼るタイプは、乾燥後に剥がれやすくなる可能性があります。シールタイプの方が、賃貸には向いています。ただし、窓枠の材質や状態によっては、剥がす際に傷つく可能性があるため、事前に目立たない場所でテストすることをお勧めします。市販されている断熱シートには、アルミ蒸着シートや、発泡ポリエチレンシートなど様々な種類があります。窓のサイズに合わせて適切なものを選びましょう。
- カーテン:厚手の遮光カーテンや断熱カーテンは、窓からの熱損失を軽減する効果があります。特に、夜間はカーテンを閉めておくことで、室温の低下を防ぎます。断熱効果の高いカーテンを選ぶ際には、生地の厚さや素材(例えば、厚手の綿やポリエステル、遮熱加工が施されたものなど)を確認しましょう。
- 窓ガラスフィルム:窓ガラスに貼るフィルムは、断熱効果を高め、結露を抑制する効果があります。様々な種類があり、賃貸でも剥がせるタイプも販売されています。ただし、貼り付けや剥がす際に、窓ガラスを傷つけないよう注意が必要です。
3. 結露吸水シート
結露吸水シートは、結露を吸収し、窓枠の汚れを防ぐ効果があります。しかし、結露そのものを防ぐものではないため、他の対策と併用することが重要です。
- 吸水シートの選び方:賃貸の場合、粘着力が弱く、跡が残りにくいタイプを選びましょう。剥がす際に、ヘラを使うと綺麗に剥がせます。水で貼るタイプは、乾燥後に剥がれやすくなる可能性があります。シールタイプの方が、賃貸には向いています。ただし、窓枠の材質や状態によっては、剥がす際に傷つく可能性があるため、事前に目立たない場所でテストすることをお勧めします。
- 定期的な交換:吸水シートは、吸水力が低下したら交換しましょう。使用頻度や環境によって異なりますが、数ヶ月に一度の交換が目安です。
専門家のアドバイス
建築士や不動産管理会社に相談することで、より具体的なアドバイスを得ることができます。特に、マンションの構造や窓の材質など、専門的な知識が必要な場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。
まとめ
結露対策は、複数の方法を組み合わせることで効果を高めることができます。賃貸でも剥がせるタイプの断熱シートや吸水シートを選び、こまめな換気と除湿を心がけることで、結露による悩みを軽減できるでしょう。