築20年マンションの木部塗装DIY:白で美しく長持ちさせるための完全ガイド

室内のペンキの塗り方を教えてください。築20年のマンションを購入しました。リフォーム前に部屋全体(3LDK)の枠部や敷居など家全体の木部を自分で塗ろうと思っています。現在濃い茶色で塗装された部分を白く塗ろうと思っているのですが茶色い部分が透けてしまわないか心配です。またできるだけ綺麗に長持ちさせる為に大切なポイントなどありますか?水性の半ツヤタイプのペンキで塗ろうと思っているのですがおすすめの商品などありますか?主人が忙しいため私一人で塗る予定なのですが何日位かかりますでしょうか?

築20年マンションの木部DIY塗装:下地処理から仕上げまで徹底解説

築20年のマンションを購入し、3LDKの枠部や敷居などの木部をDIYで白く塗り替えたいとのこと。濃い茶色の下地が透ける心配や、綺麗に長持ちさせるためのポイント、おすすめのペンキ、作業日数など、具体的な疑問にお答えします。

1. 下地処理:白く美しく仕上げるための最重要ステップ

濃い茶色の下地が透けないように、そしてペンキが長持ちするように、下地処理は非常に重要です。この工程を丁寧にこなすことで、仕上がりの美しさや耐久性が大きく変わってきます。

(1) 研磨

既存の濃い茶色の塗装面を、サンドペーパーで研磨します。サンドペーパーは番手を使い分け、最初は粗めの#120〜#180番で古い塗膜を剥がすように研磨し、次に細かい#240〜#400番で表面を滑らかにします。研磨後は、しっかりと掃除機や乾いた布で粉塵を取り除きましょう。この工程で、ペンキの密着性が向上し、下地の色が透けるのを防ぎます。

(2) 汚れ落とし

研磨後、油汚れやホコリが残っていると、ペンキの密着が悪くなり、剥がれやすくなってしまいます。中性洗剤を薄めた水で丁寧に拭き、その後、乾いた布で完全に乾燥させましょう。

(3) 下塗り(プライマー)

下塗り材(プライマー)を使用することで、ペンキの密着性を高め、下地の色が透けるのを確実に防ぎます。特に濃い色の下地を明るい色で塗装する場合は、プライマーの使用が必須です。水性プライマーがおすすめです。ローラーや刷毛を使って、薄く均一に塗布しましょう。プライマーは乾燥時間が必要です。メーカーの指示に従って、十分に乾燥させてから次の工程に進みます。

2. ペンキ選び:水性半ツヤのおすすめと注意点

水性半ツヤタイプのペンキは、汚れが拭き取りやすく、光沢を抑えた自然な仕上がりになるため、木部塗装に適しています。

(1) おすすめのペンキ

具体的な商品名は、個人の好みや予算、入手可能性によって変わるため、ここではメーカーを挙げるにとどめます。ホームセンターやDIYショップで、水性半ツヤのペンキを比較検討し、お好みの色味と品質のものを選びましょう。例えば、日本ペイント、サンデーペイント、アサヒペンなどのメーカーが有名です。

(2) ペンキの量

必要なペンキの量は、塗装面積とペンキの1回あたりの塗布量で計算します。メーカーの指示に従い、必要な量を計算し、少し多めに購入しておくと安心です。

3. 塗装方法:美しく、そして効率的に

ローラーと刷毛を併用することで、効率よく綺麗に塗装できます。

(1) 養生

塗装する部分以外をマスキングテープや養生シートでしっかりと保護します。周囲を汚さないように、丁寧に養生しましょう。

(2) 塗装

ローラーは広い面、刷毛は細かい部分に使い分けます。ペンキは薄く、均一に塗布することが重要です。一度に厚塗りすると、タレやムラが発生しやすいため注意が必要です。2回塗りすることをおすすめします。1回目は、下地を隠すことを目的とし、2回目は、均一な仕上がりと耐久性を高めることを目的とします。各回とも、十分に乾燥させてから次の塗装を行います。

(3) 乾燥

ペンキの乾燥時間は、気温や湿度、ペンキの種類によって異なります。メーカーの指示に従って、十分に乾燥させましょう。乾燥が不十分なまま次の工程に進んだり、触ったりすると、ペンキが剥がれたり、ムラになったりする原因になります。

4. 作業日数:一人での作業スケジュール

3LDKの枠部や敷居全体を一人で塗装する場合、下地処理、塗装(2回塗り)、乾燥時間を考慮すると、最低でも3〜4日、余裕を持って5日程度のスケジュールを組むのが良いでしょう。1日に多くの作業を詰め込みすぎると、疲れてしまい、仕上がりが雑になる可能性があります。

5. 長持ちさせるためのポイント

* 丁寧な下地処理:これは、塗装の耐久性を左右する最も重要なポイントです。
* 適切なペンキ選び:木部用、水性、半ツヤなど、用途に合ったペンキを選びましょう。
* 2回塗り:1回塗りでは、下地が透けたり、耐久性が低くなったりする可能性があります。
* 乾燥時間の確保:十分な乾燥時間を確保することで、ペンキの剥がれやムラを防ぎます。
* 定期的なメンテナンス:定期的に汚れを拭き取ったり、必要に応じて塗り直したりすることで、長持ちさせられます。

専門家の視点:プロが教えるDIY塗装のコツ

DIYで塗装を行う際に、プロの塗装業者に相談することで、より質の高い仕上がりと、長持ちする塗装を実現できます。特に、下地処理やペンキ選び、塗装方法など、不安な点があれば、専門家の意見を聞くことをおすすめします。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)