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築20年マンションユニットバスのリフォーム:浴槽の向き変更の可能性
築20年のマンション、8階建て170世帯のマンションのユニットバスリフォームをご検討中とのこと。現在のユニットバスは約124cm×160cmで、浴槽は短い124cm側に設置されているため、足を伸ばしてゆったりと入浴したいというご希望ですね。浴槽の向きを変更し、160cm側に細長い浴槽を設置することで、足を伸ばせる空間を確保したいというご計画、大変よく分かります。
浴槽の向き変更:実現可能性と課題
結論から言うと、浴槽の向き変更は可能であるケースが多いです。しかし、いくつかの課題と考慮すべき点があります。
1. 配管の位置と変更の難易度
排水管や給水管の位置は、現状の浴槽の位置に合わせた配置になっている可能性が高いです。浴槽の向きを変更するには、これらの配管を移動または変更する必要があり、工事の難易度や費用に影響します。築20年ということもあり、配管の老朽化も考慮する必要があります。専門業者に現状調査を依頼し、配管の状況を確認することが不可欠です。
2. ユニットバスの構造とサイズ
ユニットバスは、壁や床、天井が一体となった構造になっています。浴槽の向きを変更するには、既存のユニットバスの一部を解体し、新しいユニットバスを設置するか、または既存のユニットバスを部分的にリフォームする必要があります。ユニットバスの構造によっては、変更が困難な場合もあります。特に、壁や床の構造に制約がある場合は、大幅な変更は難しい可能性があります。
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3. 洗い場の狭さ
浴槽を160cm側に移動すると、洗い場は必然的に狭くなります。洗い場が狭くなることで、使い勝手が悪くなる可能性も考慮する必要があります。洗い場の広さ、収納スペースの確保などを考慮した設計が重要です。
4. 隣接する洗面所の活用
洗面所を狭くしてユニットバスを広げるという選択肢も有効です。ただし、洗面所の広さや配置によっては、現実的な選択肢ではない場合もあります。洗面所とユニットバスの壁を撤去して広げる場合は、構造上の問題や配管の変更、防水処理など、より複雑な工事が必要になります。
実現可能なユニットバスの種類とメーカー
浴槽を長く、幅を狭くしたタイプのユニットバスは、多くのメーカーから販売されています。例えば、TOTO、LIXIL、Panasonicなどの大手メーカーは、様々なサイズや形状のユニットバスをラインナップしています。「コンパクトバス」「スリムバス」といったキーワードで検索すると、希望に合う商品が見つかる可能性があります。
また、オーダーメイドも検討できます。既存のユニットバスを完全に撤去し、希望のサイズや仕様に合わせてユニットバスを製作してもらう方法です。費用は高くなりますが、自由度の高い設計が可能です。
費用と業者選び
リフォーム費用は、工事の内容や使用する資材によって大きく異なります。浴槽の向き変更のみであれば、比較的低価格で済む可能性もありますが、配管工事や壁の改修が必要な場合は、費用が高くなる可能性があります。
複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。見積もりには、工事内容、使用する資材、保証期間などが明確に記載されているかを確認しましょう。また、業者の評判や実績なども事前に確認することをお勧めします。
具体的なアドバイス
1. 専門業者への相談:まずは、ユニットバスリフォームを専門とする業者に相談し、現状のユニットバスの状態やリフォームの可能性、費用などを確認しましょう。複数の業者に相談し、比較検討することが重要です。
2. 3Dシミュレーションの活用:多くのリフォーム会社では、3Dシミュレーションを用いて、リフォーム後の浴室の様子を事前に確認できます。シミュレーションを活用することで、イメージを具体的にし、より最適なプランを選択することができます。
3. 予算設定:リフォーム費用は、工事内容によって大きく変動します。事前に予算を設定し、それに合ったプランを選択することが重要です。
4. ショールーム見学:各メーカーのショールームを訪れ、実際にユニットバスを見て、触れて、使い勝手を確認しましょう。
5. 耐震性への配慮:築20年のマンションのリフォームでは、耐震性にも配慮する必要があります。専門業者に相談し、適切な対策を講じることが重要です。
まとめ
浴槽の向き変更によるリフォームは可能ですが、配管工事やユニットバスの構造、洗い場の狭さなど、いくつかの課題があります。専門業者に相談し、現状調査を行い、最適なプランを検討することが重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、費用や工事内容を比較検討することで、満足のいくリフォームを実現できるでしょう。