築20年マンションのオートロック、手で開けられる!安全対策はどうすればいい?

マンションオートロックシステムについての質問です。長文です。今住んでいるマンションは築20年以上たっているもので、自動ドア(自宅の鍵or部屋番号を入力→インターホンで室内から解除するタイプ)とドア(ホテルの客室タイプのドアで鍵を持っていれば開くタイプ)の二種類の入り口があります。昨日、いつも通り自動ドアのロックを解除しエレベーターを待っている間に(たぶん住人の)男性が自動ドアを手で開けて入ってきました。その時はかなり恐怖感を感じ、電話を受ける振りをして先にエレベーターを譲り、何事も無く自宅へ帰って来ました。夜、主人が帰宅時、昼の出来事を話し、試しに…と手で開けた所、簡単に自動ドアが開きました。主人もあまりのドアの軽さにぞっとしたそうです。今日、不動産屋に昨日の出来事と、オートロックの機能について確認をしたく、電話をしたところ、「管理は家主がしているので確認して連絡する」とのこと。もちろん現状を確認してから返事の連絡が来ると思っていたのに、一時間も経たない内に返事の連絡が来ました。下記大体の会話内容です。不動産屋 家主さんに話したらそんなことをされては故障の原因になり困るので、直接注意したい。一度見に行って業者とも確認したい。ただし、手で開けられるからといって、正常な作動(鍵を差して開き、一定時間で閉まる)が出来る以上、異常や故障ではないので、ドア自体の交換や今以上の強化(閉まった状態)はできない。ドアの交換なんてなったら、費用もかかるし、数年前にドアが閉まらなくなったときすごく費用をかけて直したんだ。そもそも、手で開けようなんて普通考えないし、オートロックだからといって手で開けてくるような人へ対する対策も出来ないし、そこまでの保証はしていない。私 オートロックだからといって、完全な安全を期待している訳ではないが、手で簡単にあけられてしまうドアを「オートロック付きマンション」と大々的に表示している不動産屋に疑問がある。オートロック付きマンションと言うことで、少しでも不安要素が減るならと賃貸を決めたのに、意味がない。不動産屋 メンテナンス時にも異常は無かったし、今のまま使っていただく他ない。私 メンテナンスはいつしたのか?今日の電話を受けてから現状の確認に来たのか?不動産屋 メンテナンスは1年くらい前、現状の確認はしていない。この会話、おかしくないですか?

築年数の古いマンションのオートロックの安全性と対策

ご質問にある状況、非常に不安ですよね。築20年以上のマンションで、オートロックのドアが手で簡単に開いてしまうというのは、入居者にとって大きなセキュリティリスクです。不動産会社とのやり取りにも疑問が残る点が多く、改善策を検討する必要があります。

問題点の整理

まず、問題点を整理しましょう。

* 築年数が経過し、オートロックシステムの老朽化が進んでいる可能性が高い。
* 不動産会社は、システムの不備を認めながらも、費用対効果を理由に改善を拒否している。
* 「オートロック付き」という広告表示と、実際のセキュリティレベルに乖離がある。
* 定期メンテナンスの実施状況や内容が不明確である。

具体的な対策

では、具体的な対策を考えていきましょう。

1. 不動産会社への再交渉

まず、不動産会社に改めて現状を伝え、安全対策の強化を強く求めるべきです。 単に「手で開く」という事実だけでなく、それが居住者の安全に及ぼすリスクを明確に伝えましょう。例えば、

* 「不審者が侵入するリスクが高まることで、精神的なストレスが大きく、健康被害にも繋がる可能性がある」
* 「万が一、事件・事故が発生した場合、不動産会社にも責任が問われる可能性がある」
* 「他の入居者も同様の不安を抱えている可能性があり、クレームに発展する可能性がある」

などを伝え、具体的な改善策(後述)を提案し、交渉を進めてください。 書面で要望を伝えることで、記録として残し、後の交渉に役立ちます。

2. セキュリティ強化のための提案

不動産会社に提案できる具体的なセキュリティ強化策としては、以下のものが考えられます。

* 補助錠の設置:既存のオートロックとは別に、補助錠を取り付けることで、二重のロックをかけることができます。費用は比較的安価で、効果も高いです。
* ドアクローザーの交換:ドアがゆっくり閉まるように、ドアクローザーを交換することで、手で開けられるのを防ぐ効果が期待できます。
* オートロックシステムの更新:費用は高額になりますが、システム全体を更新することで、より安全性の高いシステムを導入できます。最新のシステムは、不正開錠対策も強化されていることが多いです。
* 防犯カメラの設置:エントランスなどに防犯カメラを設置することで、不審者の侵入を抑制し、万が一の際に証拠として活用できます。

これらの提案を、具体的な見積もりとともに不動産会社に提示することで、交渉を有利に進めることができます。

3. 管理組合への働きかけ(区分所有の場合)

マンションが区分所有の場合、管理組合に働きかけることも有効です。管理組合は、マンション全体の安全管理を行う責任を負っています。管理組合に現状を説明し、セキュリティ強化のための改修工事などを提案しましょう。

4. 警察への相談

もし、不審な人物が頻繁に出入りしたり、危険を感じることがあれば、警察に相談することも重要です。警察に状況を説明することで、巡回強化などの対応をしてもらえる可能性があります。

5. 専門家への相談

セキュリティシステムの専門家に相談することで、適切な対策を提案してもらえます。専門家の意見を参考に、不動産会社との交渉を進めることも有効です。

専門家の視点:セキュリティコンサルタントからのアドバイス

セキュリティコンサルタントの視点から見ると、このケースは、老朽化によるシステムの脆弱性と、不動産会社の対応の遅れが問題です。 単に「手で開く」という事実は、システムの重大な欠陥を示しており、放置すれば深刻な事態につながる可能性があります。 入居者の安全を守るためにも、早急な対策が必要です。 特に、補助錠の設置やドアクローザーの交換は、比較的低コストで効果的な対策と言えるでしょう。

まとめ:安全な住環境を守るために

オートロックは、安心・安全な住まいを選ぶ上で重要な要素です。しかし、システムの老朽化や管理体制の不備によって、その機能が十分に発揮されないケースもあります。 ご自身の安全を守るためにも、不動産会社や管理組合と積極的にコミュニケーションを取り、適切な対策を講じるようにしましょう。 そして、安全対策は、費用対効果だけでなく、入居者の安全と安心を最優先事項として検討されるべきです。

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