築20年マンションのウォーターハンマー対策:個人でできる効果的な解決策

長文で申し訳ありません。3ヶ月程前に築20年強の4階建てのマンションに転居しました。入居後2日目に、管理会社に「トイレの排水時の異音」について電話でお伺いさせていただき、その際、すぐに「それはウォーターハンマーという現象で」と説明していただきました。管理会社によると、・老朽化が原因・排水管は、私の入居した部屋(角部屋)のすぐ横に設置され、1階からつながっているため、直すとしたら、建物全体を直さなければならない→よって、直せないとのこと。私としては、他の入居者の方に水撃音でご迷惑がかかるのでは…と心配だったため、「周りの方はあまり気にならないと思います」「あまりに気になるようであれば、管理会社に連絡が来るかと思うので、その際、入居された方も『迷惑がかかるのでは』と心配していらっしゃいましたよ」と一言お口添え下さると言っていただき、「それでは、お願いします」とその時は安心していました。が、その後、どんどん音が大きく、ひどくなる一方です。・シャワー・キッチンの水道の水圧・水温が使用中にしょっちゅう変化する・入居後1ヶ月以内に、お湯(温水ではなく、水のまま。シャワー・水道の温水=ガス)が出なくなった→修理に来ていただいたところ、ガスのメーターが割れていた※入居後、使用開始の作業に来ていただいたガス会社の方によると「初めに使用開始の作業に来た時は割れていなかった。使用後、何か大きな圧力がかかると割れる可能性もありますが、何か心当たりはありますか」とのことでした→後に調べると、水撃でメーターの破損・水温や水圧の急激な変化があると知りました【ウォーターハンマー音がする場所・条件】私の部屋の場合、・トイレ後、水を流した際(水が止まる時)※トイレの水が止まりそうな時に、すぐ隣の洗面台の水を多めに流し、その後、徐々に水流を細くして、排水管の内部の水圧を逃がしてあげるようにすると、水が止まる際には水撃音がしないのに気づき、今はそうしていますが、やはりトイレの排水後、数十分~数時間で「ゴーン」という大きな水撃音が毎回します→音はだんだん大きくなって、今では汽笛のような「ぼー…」という大きな水撃音になってしまい、ご近所にもご迷惑なので、どうしたらよいかわからず、とても悩んでいます申し訳なくて、肩身が狭くいたたまれない思いです…※トイレの水を流さなければ、その後も音がしないけれども、流せば必ず数時間以内にはウォーターハンマー音がするので、夕方6時頃~はできるかぎりトイレに行かないで我慢しています。行っても水を流さず、翌朝、出勤・通学時間を過ぎた後に(なるべく住宅街に比較的人が少ない時間帯に)トイレの水を流すようにしています・トイレに隣接した、洗面台のあたりで音が共鳴している※時には、トイレ~ユニットバスの壁の裏あたりor床の下(排水溝)の奥で鳴っていることも※洗面台下の高さ10cm・幅・奥行とも30cmに満たない狭いスペースにトイレの排水・洗面台の排水・シャワーの排水の3つが設置されています・トイレ等にメーカーの記載はありませんどこの会社のものか、管理会社に問い合わせてみます【質問】個人でできる対策として、現在、カ○ダイやヨシ○ケ、ミ○コの「水撃防止器」などを調べています。ただ、どれをどのように取りつけてよいのかまた高さ7cmほどのスペースに入るものがあるのか、取り付け口の口径は書いてあっても高さ・直径などの明記がなく返品もきかないため困っています。○上記のような場合、何かおすすめの対策・水撃低減器などがありましたら、どなたか教えていただけましたら幸いです。***ご近所の方々にもご迷惑がかかり、音がする度にいたたまれない気持ちです。申し訳なくて、どうしたらいいかわからなくて…。正直、かなりつらく、大きな音・怒鳴り声に対して過敏にびくっと反応するようになってしまいました。ただ、私は仲介業者・管理会社に責任を問うつもりはありません。また、建物全体の補修というのも現実的に難しいと思います。管理会社にはその他の面では、とてもよくしていただいていると思います。ところどころ古い家並みが残っていて、雰囲気や町内の方々の印象がよかったため、こちらへ引っ越してきたので、できるかぎり自分でできる対策はして迷惑のかからないようにしたいですし、地域に少しでも馴染みたいです。一度、同じマンションの方にはお詫びに伺いましたが、今では音が近所中に響くほど大きくなってしまったので、隣接したお宅(一戸建てのお宅)だけでもお詫びに伺おうと思います。その前に、個人でできる対策があればと思い、どなたかのお知恵をお借りできれば本当に有難いです。どうぞよろしくお願いいたします。

ウォーターハンマー現象とその原因

築20年以上のマンションで発生しやすいウォーターハンマー現象は、排水管内の水の急激な流れの変化によって発生する衝撃音です。老朽化した排水管や配管の接続部分の緩み、空気溜まりなどが原因として挙げられます。質問者様のケースでは、老朽化に加え、複数の排水管が狭い空間に集中していることが、共鳴を招き、音を大きくしている可能性があります。 ガスメーターの破損も、ウォーターハンマーによる強い衝撃が原因と考えられます。

個人でできるウォーターハンマー対策

管理会社が建物全体の修繕を困難としている状況では、個人でできる対策を講じる必要があります。以下に具体的な対策と、その手順を説明します。

1. 水撃低減器の設置

質問者様がお調べになっている水撃防止器(水撃低減器)の設置は有効な対策です。

水撃低減器選びのポイント

* サイズ確認: 設置場所のスペース(高さ7cm)に収まるサイズであるか、必ず確認しましょう。 メーカーのウェブサイトや取扱説明書をよく確認し、寸法図を確認することが重要です。 高さだけでなく、直径や取り付け口径も正確に測り、適合する製品を選びましょう。 写真だけでは判断できない場合もありますので、販売店に問い合わせて確認することをお勧めします。
* 材質: 耐久性のある材質(例えば、真鍮製など)を選ぶと長持ちします。
* 取り付けやすさ: DIYで取り付けられるように、分かりやすい説明書が付属している製品を選びましょう。 工具が必要な場合、必要な工具の種類も確認しておきましょう。
* 信頼できるメーカー: 実績のあるメーカーの製品を選ぶことで、品質と信頼性を確保できます。

水撃低減器の取り付け手順

1. 既存配管の確認: 排水管の種類と口径を確認します。 取り付け口径が水撃低減器と適合するかを確認しましょう。
2. 水撃低減器の選定: 上記で述べたポイントを参考に、適切な水撃低減器を選びます。
3. 取り付け作業: 製品に付属の説明書をよく読んで、正しく取り付けましょう。 不安な場合は、専門業者に依頼することを検討しましょう。 配管を切断する必要がある場合は、専門知識が必要です。

2. 排水管への空気抜き

排水管内に空気が溜まっていると、ウォーターハンマーが発生しやすくなります。 定期的に排水管内の空気を抜くことで、音の軽減に繋がる可能性があります。

空気抜き方法

* 排水管の清掃: 排水管に詰まりがないか確認し、必要に応じて清掃します。 パイプクリーナーなどを利用して、詰まりを取り除きましょう。
* 排水管への空気注入: 排水管に空気を送り込むことで、溜まっている空気を排出することができます。 圧縮空気を使用する場合は、注意深く作業を行いましょう。

3. 配管の保温

特に冬場、配管の温度変化が激しいとウォーターハンマーが発生しやすくなります。 配管を保温材で覆うことで、温度変化による衝撃を軽減できます。

保温方法

* 保温材の選定: 断熱性の高い保温材を選びましょう。 ホームセンターなどで手軽に購入できます。
* 保温材の取り付け: 配管全体をしっかりと保温材で覆いましょう。 隙間ができないように注意することが重要です。

4. 水圧調整

水圧が高いとウォーターハンマーが発生しやすくなります。 マンションによっては、水圧を調整できる設備がある場合があります。 管理会社に相談し、水圧調整の可能性を検討しましょう。

5. その他の対策

* トイレの水をゆっくり流す: トイレの水を勢いよく流すのではなく、ゆっくりと流すことで、衝撃を軽減できます。
* シャワーの使用時間を短くする: シャワーの使用時間を短くすることで、排水管への負担を減らすことができます。
* 蛇口をゆっくり閉める: 蛇口を急に閉めると、水撃が発生しやすくなります。 ゆっくりと閉めるように心がけましょう。

専門家の意見

ウォーターハンマー対策は、原因や状況によって最適な方法が異なります。 状況によっては、個人でできる対策だけでは不十分な場合もあります。 深刻な場合は、専門業者に相談し、適切な診断と対策を依頼することをお勧めします。 専門業者であれば、配管の状態を正確に診断し、適切な修理や改修工事を提案してくれます。

まとめ

ウォーターハンマーによる騒音問題は、住環境の質を大きく損なう可能性があります。 本記事で紹介した対策を参考に、まずはできることから試してみてください。 それでも改善が見られない場合は、管理会社や専門業者に相談することをお勧めします。 ご近所への配慮も忘れず、快適な生活を取り戻せるよう願っています。

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