シンクの防臭と防音について対策がしたいのですがよい方法を教えてください。私が借りているアパートは築20年で，キッチンが古く，排水トラップなるものがありません．なので水の流れる音や臭いがあがってきます．ダイニングキッチンとは襖1枚で遮られた部屋で主に生活していますが，音がなってるなとわかる程度に聞こえますし，手を洗ったり食器を洗うような水量の時もあれば，どちらかというとシャワーやお風呂，トイレの排水のように大量に流れているときもあり，大きな音が鳴った後シンクに近づくと，悪臭や逆に洗剤のような臭いが上がってきます．先日も，帰宅したときに汚物のような臭いが漂っており，窓を開けて，コンビニに行って収まるのを待ったこともありました．どうにか対策はできないでしょうか．補足トラップが本来ついているのではということに関しては，確認してみようと思いますが，見たところもともとついていなかったと思います．理由は言葉だけでは説明しにくいですが，シンク下から地面に伸びるパイプの交換が非常に困難な造りになっています．シンクについてですが，ごみ受けがないタイプで，排水口は一般的な洗面台の排水口を一回り大きくした様な形状です．蓋は具体的にそのような専用のものは売っているのでしょうか？
築20年アパートのシンク問題：防臭・防音対策の重要性
築20年のアパートで、排水トラップがないことによる防臭・防音問題、お困りのことと思います。排水トラップがないと、下水管からの悪臭や排水音がダイレクトにキッチンに上がってきてしまうため、快適な生活を脅かす大きな問題となります。特に、ごみ受けがないシンクの場合、臭気や排水音の問題はさらに深刻化します。 今回のケースのように、パイプの交換が困難な状況では、既存の構造を活かした対策が重要です。
排水トラップの代用策：効果的な防臭・防音対策
排水トラップがない場合でも、様々な方法で防臭・防音対策を行うことができます。以下に具体的な対策と、その選び方を解説します。
1. 排水口に取り付ける防臭・防音キャップ
- 効果：最も手軽で費用対効果の高い対策です。様々な形状・サイズがあり、シンクの排水口にピッタリ合うものを選べば、効果的に臭気を遮断し、排水音を軽減できます。
- 選び方：シンクの排水口のサイズを正確に測り、それに合ったサイズを選びましょう。素材は、耐久性のあるシリコンやゴム製がおすすめです。防臭効果を高めるためには、密閉性の高いものを選びましょう。また、防音効果を重視する場合は、厚みのあるものを選ぶと効果的です。
- 具体的な商品例：ホームセンターやインターネット通販で「排水口 防臭キャップ」「排水口 防音キャップ」などで検索すると、様々な商品が見つかります。レビューを参考に、ご自身のシンクに最適なものを選んでください。
2. 排水管内の臭気対策：パイプクリーナーと消臭剤
- 効果：排水管内部に付着した汚れや臭いの原因となる菌を除去することで、臭気を抑えます。定期的な使用が効果的です。
- 選び方：排水管に安全な成分を使用しているものを選びましょう。塩素系漂白剤は、排水管を傷める可能性があるため、使用を避けるか、使用頻度を少なくする必要があります。重曹やセスキ炭酸ソーダなどの自然由来の成分を使用したパイプクリーナーもおすすめです。
- 具体的な方法：パイプクリーナーの使用方法は商品によって異なりますので、必ず使用方法をよく読んでから使用しましょう。消臭剤は、排水口に直接投入するか、排水管内に流し込むタイプがあります。
3. シンク下の空間への対策：防臭シートと吸着マット
- 効果：シンク下は湿気がこもりやすく、臭いの発生源になりやすい場所です。防臭シートや吸着マットを使用することで、臭いを吸着し、発生を防ぎます。
- 選び方：通気性の良い素材を選びましょう。湿気がこもると、逆に臭いが発生する可能性があります。また、簡単に取り外して掃除できるものを選ぶと、清潔さを保ちやすくなります。
- 具体的な方法：シンク下の空間全体に防臭シートを敷き詰め、さらに吸着マットを敷くことで、より効果を高めることができます。定期的にシートやマットを交換・清掃しましょう。
4. 専門業者への相談：排水管の点検・修理
- 効果：排水管に問題がある場合、上記の方法だけでは効果が限定的です。専門業者に点検・修理を依頼することで、根本的な解決に繋がります。
- 選び方：排水管の修理・メンテナンスを専門に行っている業者を選びましょう。複数業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。口コミや評判なども参考にすると良いでしょう。
- 具体的な方法：業者に連絡を取り、状況を説明し、見積もりを依頼します。見積もり内容をよく確認し、納得した上で契約しましょう。
防音対策：排水音の軽減
排水音対策は、排水管への防音材の設置や、シンク下の防音マットの設置などが考えられますが、構造上の問題から難しい場合が多いです。 現実的な対策としては、以下の方法が有効です。
1. 排水音をマスキングする
- 効果：排水音を完全に消すことは難しくても、他の音を出すことで、排水音が気にならなくなる場合があります。キッチンで音楽を流したり、換気扇を回したりするなど、工夫してみましょう。
2. 生活空間の見直し
- 効果：襖一枚で仕切られたダイニングキッチンでは、どうしても音が伝わりやすいため、生活空間の見直しも有効です。例えば、キッチンとダイニングを完全に仕切るなど、物理的に音を遮断する工夫を検討してみましょう。
まとめ：状況に合わせた総合的な対策を
排水トラップがないシンクの防臭・防音対策は、複数の方法を組み合わせることで効果を高めることができます。 まずは、手軽な排水口キャップやパイプクリーナーから試してみて、それでも効果が不十分な場合は、専門業者への相談も検討しましょう。 状況に合わせて、最適な対策を選び、快適なキッチン空間を実現してください。
