築20年の桧の柱のひび割れ対策:蜜蝋ワックスの効果と適切な処置

家の柱(桧)にひびがはいってきました。築20年ほどですが干割れが目立ってきました。蜜蝋などを塗れば干割れはとまり耐久があがるのでしょうか?木は呼吸をするといわれているので、ひびなど気にせずにそのままのほうがよいのでしょうか。部屋の壁と壁の間にある柱?も殆ど干割れがはいってきています。強度などは問題ないと書かれているページもありますが大きな地震もあったので不安です。補足ありがとうございます。 >>一般的に塗装を行う事で木の乾燥を抑制する効果が期待できますので、今後のひび割れの悪化防止に塗装は行うと良いと思います。この塗料は蜜蝋でもよいのでしょうか?柱にあまり色をつけたくありません。

築20年の桧の柱のひび割れ:原因と対策

築20年の桧の柱にひび割れ(干割れ)が現れているとのこと、ご心配ですね。 木材のひび割れは、乾燥による収縮が主な原因です。特に桧は比較的乾燥しやすく、経年変化で干割れが発生しやすい木材です。地震の影響も懸念されますが、ひび割れの程度によっては、強度への影響は限定的かもしれません。しかし、放置するとひび割れが進行し、強度低下や腐朽のリスクが高まるため、適切な対策が必要です。

蜜蝋ワックスは効果がある?

蜜蝋ワックスは、木材の保護に効果的な自然塗料です。 木材に浸透し、乾燥を防ぐ効果があり、ひび割れの進行を抑制するのに役立ちます。また、防虫・防腐効果も期待できます。ただし、蜜蝋ワックスは完全にひび割れを修復するものではありません。既に発生している深いひび割れを埋めることはできません。

蜜蝋ワックスのメリット・デメリット

  • メリット:自然素材で安全、木の風合いを損なわず、防虫・防腐効果がある、比較的安価で入手しやすい。
  • デメリット:深いひび割れを完全に修復できない、耐久性が他の塗料に比べて低い、塗り直しが必要になる頻度が高い、紫外線による変色しやすい。

柱のひび割れ対策:具体的な手順

蜜蝋ワックスを使用する際の具体的な手順は以下の通りです。

1. 下準備

まず、柱の表面の汚れやホコリを丁寧に落とします。ブラシや乾いた布で清掃し、必要に応じてサンドペーパーで表面を軽く研磨します。 ひび割れにゴミや埃が詰まっていると、ワックスが浸透しにくくなるため、この工程は重要です。

2. 蜜蝋ワックスの塗布

蜜蝋ワックスを布に少量とり、柱に薄く均一に塗布します。 一度に厚塗りせず、数回に分けて塗布することで、より深く浸透します。 塗り終えたら、乾いた布で余分なワックスを拭き取ります。

3. 乾燥

塗布後、十分に乾燥させます。 乾燥時間は、気温や湿度、ワックスの種類によって異なりますが、少なくとも数時間から半日は乾燥させましょう。

4. 塗り直し

蜜蝋ワックスは、耐久性があまり高くないため、定期的な塗り直しが必要です。 1年に1回程度の塗り直しを目安に、状態を確認しながらメンテナンスを行いましょう。

他にどのような塗料が適しているか?

蜜蝋ワックス以外に、柱の保護に適した塗料としては、以下のものがあります。

  • 自然塗料:荏油(えごま油)、亜麻仁油など。蜜蝋ワックスと同様に、木の風合いを活かしながら保護できます。ただし、乾燥に時間がかかります。
  • ウレタン系塗料:耐久性が高く、長期間の保護効果が期待できます。ただし、自然塗料に比べて、木の風合いは若干損なわれます。
  • 水性塗料:環境に優しく、臭いも少ないのが特徴です。耐久性はウレタン系塗料に劣りますが、比較的扱いやすいです。

塗料を選ぶ際には、柱の色味との調和耐久性安全性などを考慮して、最適なものを選びましょう。 色をあまりつけたくないとのことですので、透明または無色の塗料を選択することをお勧めします。

専門家への相談も検討しよう

ひび割れの状態が深刻な場合、または自分で対処することに不安がある場合は、建築業者や木材専門家に相談することをお勧めします。 専門家は、ひび割れの原因を正確に診断し、適切な対策を提案してくれます。 特に、地震の影響が心配な場合は、専門家の意見を聞くことが重要です。

地震対策も忘れずに

地震による被害を防ぐためには、建物の耐震性を確認することも重要です。 ひび割れは地震による被害のサインである可能性もあります。 必要に応じて、建物の耐震診断や補強工事を行うことも検討しましょう。

まとめ

桧の柱のひび割れは、乾燥による収縮が主な原因です。蜜蝋ワックスは、ひび割れの進行を抑制する効果がありますが、完全に修復するものではありません。 ひび割れの状態や自身のスキル、不安などを考慮し、適切な塗料を選び、必要に応じて専門家に相談しましょう。 定期的なメンテナンスを行うことで、建物の寿命を延ばし、安全に暮らすことができます。

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