築2年鉄筋コンクリート3階建てマンションの天井からの「ドン」という音の原因と対策

鉄筋コンクリート三階建てで築2年の物件です。3階建ての端部屋なんですが、天井より「ドン」と言う大きな音が時間に関係なくします。3階建ての最上階の端部屋なので、他の部屋の音とは考えにくいです。建築会社に確認したところ、上は鉄筋コンクリートなのでと失笑されました。何が原因か気になって寝れません。ちなみに部屋は2DKでよく音のする部屋はベランダに接した和室です。補足 屋上にはテレビのアンテナしかありません。

原因究明:天井からの「ドン」という音の原因を探る

築2年で鉄筋コンクリート造のマンション、最上階の端部屋で発生する「ドン」という音。建築会社からは「鉄筋コンクリートなので」と一笑されたとのことですが、これは決して無視できる問題ではありません。 上階からの音ではないと推測できる状況から、いくつかの可能性を検討してみましょう。

可能性1:建物の構造的な問題

* 躯体(鉄筋コンクリート)自体の微小な変動:建物の構造上、温度変化や湿度変化、あるいはわずかな地盤の動きによって、躯体に微小な伸縮や変動が生じることがあります。特に、端部屋は建物の外気に直接触れる部分が多いため、こうした影響を受けやすい傾向があります。この微小な変動が、天井部分に「ドン」という音を発生させる可能性があります。
* 配管やダクトの振動:天井裏には、給排水管や空調ダクトなどが通っています。これらの配管やダクトが、何らかの原因で振動し、天井に接触することで音が発生する可能性があります。特に、風の影響を受けやすい外壁に近い位置にある配管は要注意です。
* 建材の伸縮や摩擦音:天井材や断熱材などの建材が、温度や湿度の変化によって伸縮し、他の建材と摩擦することで音が発生する可能性があります。これは、特に新築物件では建材がまだ落ち着いていないため、起こりやすい現象です。

可能性2:外部要因

* 鳥や動物:屋上にテレビアンテナしかないとのことですが、鳥やネズミなどが天井裏に入り込んでいる可能性も考えられます。特に、ベランダに接した和室で音が頻繁に発生するとのことなので、この可能性は考慮すべきです。
* 風の影響:強風によって、建物の外壁や窓枠などが振動し、それが天井に伝わることで音が発生する可能性があります。特に高層階では風の影響を受けやすいため、注意が必要です。
* 近隣の工事や振動:近隣で工事が行われている場合、その振動が建物に伝わり、天井から音が聞こえることがあります。

具体的な対策と専門家への相談

原因を特定することが最も重要です。そのためには、以下の対策を段階的に行うことをお勧めします。

1. 音の発生状況を詳細に記録する

* 発生日時:いつ、どのくらいの頻度で音が発生するかを記録します。時間帯や天候なども記録すると、原因特定のヒントになります。
* 音の大きさや種類:「ドン」という音の他に、何か別の音(キイキイ音など)が聞こえるか、音の大きさをスケールで記録します。
* 発生場所:和室だけでなく、他の部屋でも音が聞こえるかを確認します。
* 状況:音が発生する時の状況(風、気温、湿度など)も記録します。

2. 建築会社に改めて相談する

記録した情報を元に、建築会社に改めて相談しましょう。最初の対応に不満があったとしても、冷静に状況を説明し、専門家の意見を聞きましょう。

3. 専門家(建築士、不動産鑑定士など)に相談する

建築会社が対応に難色を示す場合、または原因が特定できない場合は、建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。専門家は、建物の構造や音の問題に精通しており、適切なアドバイスや調査方法を提案してくれるでしょう。

4. 建物診断

専門家による建物診断を実施することで、建物の状態を詳細に調べることができ、原因特定に繋がります。診断の結果に基づき、適切な修繕工事が行われます。

5. 防音対策

原因が特定された後、必要に応じて防音対策を行うことができます。例えば、天井に吸音材を貼ったり、二重天井にするなどの対策が考えられます。ただし、安易なDIYはかえって問題を悪化させる可能性があるため、専門家の指導の下で行うことが重要です。

事例:類似事例からの学び

過去には、鉄筋コンクリートマンションにおいて、配管の振動や建材の伸縮が原因で、類似の音問題が発生した事例があります。これらの事例では、配管の固定方法を見直したり、建材の接合部分を調整することで、音が軽減されたケースがあります。

まとめ:安心できる住まいを守るために

天井からの「ドン」という音は、放置すると精神的なストレスに繋がります。原因を特定し、適切な対策を行うことで、安心できる住まいを取り戻しましょう。専門家の力を借りながら、問題解決に向けて積極的に行動することが大切です。

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