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築2年マンションのフローリングのへこみについて
築2年、しかも販売期間が2年と比較的長いマンションの購入を検討されているとのこと、ご心配な気持ちもよく分かります。フローリングの「ペコッ、ペコッ」というへこみは、確かに不安材料ですね。販売業者の説明にある「住んでいるうちに馴染んでへこみは感じなくなります」という発言は、必ずしも真実とは限りません。
へこみの原因の可能性
フローリングのへこみは、いくつかの原因が考えられます。
- 施工不良:下地処理が不十分であったり、フローリング材の品質に問題があったりする場合、このような現象が起こりえます。これは、販売業者の説明とは矛盾する可能性が高いです。
- 水分による影響:マンションの建設時期や保管状況によっては、湿気の影響で木材が膨張・収縮し、へこみが生じる可能性があります。しかし、2年も経過しているなら、この可能性は低いでしょう。
- 下地の沈み込み:床下地が十分に固まっていない、または経年劣化によって沈み込んでいる可能性も考えられます。これは、深刻な問題につながる可能性があります。
販売業者の説明は、問題を矮小化している可能性があります。特に、住友不動産物件であり、耐震問題に関する過去の経緯があることを考えると、慎重な対応が必要です。
専門家への依頼と費用
素人では見抜けない不具合はたくさんあります。専門家への依頼を強くお勧めします。
依頼先と費用
- 建築士:建築に関する専門知識を持つ建築士に依頼することで、構造上の問題や施工不良などをチェックしてもらうことができます。費用は、物件の規模や調査内容によって異なりますが、数万円から数十万円程度が相場です。
- 住宅検査会社:住宅検査会社は、住宅の検査を専門に行う会社です。建築士よりも詳細な検査を行うことが多く、専門的な視点から問題点を指摘してくれます。費用は、物件の規模や検査内容によって異なりますが、数十万円程度が相場です。
どちらに依頼するかは、予算と検査の深さによって判断しましょう。より詳細な検査が必要な場合は、住宅検査会社への依頼がおすすめです。
手付金の支払いについて
明日手付金を支払う予定とのことですが、現状では支払いを待った方が良いでしょう。専門家による検査を実施し、問題がないことを確認してから契約を進めるべきです。
手付金支払いのリスク
手付金を支払ってしまうと、契約を解除する場合、手付金が戻ってこない可能性があります。専門家による検査で重大な問題が見つかった場合、契約を解除せざるを得ない状況になる可能性も否定できません。
物件選びにおける注意点
今回のケースでは、耐震問題に関する過去の経緯も影響していると考えられます。物件を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
過去の経緯の確認
物件の過去の経緯をしっかりと確認しましょう。過去のトラブルや問題点があれば、その影響が現在にも及んでいる可能性があります。
複数物件の比較
複数の物件を比較検討することで、より良い物件を選ぶことができます。価格だけでなく、立地、設備、管理状況など、様々な要素を比較検討することが重要です。
専門家への相談
物件選びに迷った場合は、専門家(不動産会社、建築士など)に相談しましょう。専門家の意見を参考に、自分に合った物件を選ぶことができます。
まとめ
築2年マンションの購入は、慎重な判断が必要です。フローリングのへこみは、軽視できない問題です。専門家による検査を行い、問題点を明確にした上で、契約を検討することを強くお勧めします。手付金の支払いは、専門家による検査結果を確認してから行いましょう。