築18~19年マンションの耐震性とベランダのひび割れについて徹底解説

築18~19年、鉄骨造3階建てマンションの2階中部屋を検討中です。築年数がけっこういってるのですが、耐震などはどうなんでしょう。あと、ベランダのコンクリートのひび割れに気付きました。このひび割れは強度などに関係有りますか?? 因みにベランダの下は下階のベランダです。

築18~19年マンションの耐震性:鉄骨造のメリットと注意点

築18~19年のマンションの購入を検討されているとのこと、ご心配な点もよく分かります。特に築年数の古い物件では、耐震性や建物の状態が気になりますよね。鉄骨造マンションは、木造や鉄筋コンクリート造に比べて耐震性に優れていると一般的に言われています。鉄骨は高い強度を持ち、地震による揺れにも比較的強い構造です。しかし、築年数が経過している場合、経年劣化による影響も考慮する必要があります。

鉄骨造マンションの耐震性を確認する方法

* 建築確認済証の確認:マンションの建築確認済証には、建物の構造や設計に関する情報が記載されています。耐震基準を満たしているか確認しましょう。不動産会社に確認するか、管理組合に問い合わせて入手できます。
* 過去の修繕履歴の確認:大規模修繕工事の実施状況や、耐震補強工事の有無を確認しましょう。修繕履歴は管理規約や管理組合から入手できます。
* 専門家への相談:不安な場合は、建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談することをお勧めします。建物調査を行い、耐震性について客観的な評価を得ることができます。これは費用が発生しますが、安心して購入するためには有効な手段です。
* 建築基準法の確認:物件が建築された時期の建築基準法を確認しましょう。建築基準法は時代とともに改正され、耐震基準も強化されています。物件の建築時期と当時の基準を比較することで、耐震性の目安を掴むことができます。

鉄骨造マンションの経年劣化による影響

鉄骨造であっても、長年の風雨や紫外線による腐食、地震による微細な損傷などが蓄積される可能性があります。特に、鉄骨の塗装の剥がれや錆は、腐食の進行を招き、建物の強度を低下させる可能性があるため注意が必要です。定期的なメンテナンスが重要になります。

ベランダのひび割れ:強度への影響と対処法

ベランダのコンクリートにひび割れが見られるとのこと、これも重要なチェックポイントです。ひび割れの大きさや形状、発生原因によって、建物の強度への影響は大きく異なります。

ベランダのひび割れの種類と強度への影響

* ヘアークラック(髪の毛ほどの細いひび割れ):コンクリートの乾燥収縮などによるもので、強度への影響はほとんどありません。
* コールドジョイント(施工時の継ぎ目):コンクリートの打設が不十分なことで発生し、強度への影響は比較的少ない場合が多いです。
* 構造的なひび割れ(幅が広く、深いひび割れ):地震や建物の沈下など、構造的な問題が原因の場合があり、強度への影響が大きいため注意が必要です。

ベランダひび割れの確認方法と専門家への相談

ベランダのひび割れの状態を正確に把握するために、以下の点を確認しましょう。

* ひび割れの幅と深さ:定規やスケールを使って、ひび割れの幅と深さを測定します。
* ひび割れの形状:直線状か、不規則な形状かを確認します。
* ひび割れの位置:ベランダのどの部分にひび割れが発生しているかを確認します。
* ひび割れの進行状況:ひび割れが拡大しているか、変化がないかを確認します。

写真に撮って、専門家に見てもらうのが最も確実です。特に、幅が数ミリ以上あるひび割れや、進行しているように見えるひび割れは、専門家に見てもらうことを強くお勧めします。下階ベランダがあるため、ひび割れが雨漏りの原因になったり、下階に影響を与える可能性もあります。

マンション購入における専門家の活用

マンション購入は高額な買い物です。不安な点があれば、専門家の力を借りましょう。

* 不動産会社:物件の情報提供や売買手続きのサポートを受けられます。ただし、不動産会社は売買の仲介を行う立場であるため、客観的な意見が得られない可能性もあります。
* 建築士:建物の構造や耐震性について専門的な知識を持っています。建物調査を行い、客観的な評価を得ることができます。
* 不動産鑑定士:物件の価格や価値を評価する専門家です。適正価格で購入できるようサポートしてくれます。
* 住宅ローンアドバイザー:住宅ローンの種類や金利、返済計画などをアドバイスしてくれます。

これらの専門家を適切に活用することで、安心してマンションを購入できます。

まとめ:安心できるマンション選びのために

築18~19年のマンションは、経年劣化による影響も考慮する必要がありますが、適切な調査と専門家のアドバイスを受けることで、安心して購入できる可能性があります。特に、耐震性とベランダのひび割れについては、専門家に見てもらうことを強くお勧めします。 購入前にしっかりと調査を行い、納得のいく物件選びをしてください。

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