築18年鉄筋コンクリート賃貸物件の壁の音について:空洞音と防音性

営業マンの言っていることは正しいですか? 鉄筋コンクリート築18年の賃貸物件を見に行きました。一階角部屋ワンルームの壁を叩いて見ると鉄筋のようにペチッとした音ではなく、明らかに空洞のある音でした。鉄筋なのになぜこのような音がするのか聞いた所 「鉄筋の壁はもう少し奥にあるから叩いてもそれはわからない」というような説明でした。(詳しい言動は忘れてしまいました) ドアなどはすごいしっかりしたつくりでした。壁のつくりは営業マンの言っていることに間違いはないでしょうか?このような作りはしっかりで防音性には問題ないが、表面の壁は固くない物件というのはありえるのでしょうか?実際に住んでみると鉄骨なみの防音性ではないか気になっています。

鉄筋コンクリート造の壁の構造と音について

鉄筋コンクリート造の建物でも、壁の構造は様々です。営業マンの説明にあるように、コンクリートの厚み内部の構造によって、壁を叩いた時の音が異なる場合があります。 単に「鉄筋コンクリート」と言っても、その内部構造は複雑で、必ずしもコンクリートが直接壁面に露出しているとは限りません。

壁の構成要素

一般的に、鉄筋コンクリート造の壁は、以下の要素で構成されています。

  • 鉄筋:コンクリートの強度を高めるための鉄の棒。
  • コンクリート:鉄筋を覆い、建物の強度を支える材料。
  • 下地材:コンクリート面に直接仕上げ材を貼るのではなく、石膏ボードなどの下地材を施工することが一般的です。これは、仕上げ材の固定や断熱、防音性能の向上を目的としています。
  • 仕上げ材:クロス、タイル、塗装など、壁の表面を仕上げる材料。

質問者様が叩いて「空洞音」を感じたのは、この下地材と仕上げ材の層による可能性が高いです。特に、石膏ボードは比較的軽量で、叩くと空洞音が出やすい素材です。 コンクリート自体が厚く、鉄筋がしっかりしていれば、防音性や強度には問題ない場合が多いです。

営業マンの説明の妥当性

営業マンの説明「鉄筋の壁はもう少し奥にあるから叩いてもそれはわからない」は、必ずしも間違っているとは言えません。しかし、説明が不十分であることは事実です。

より正確な説明としては、「壁は石膏ボードなどの下地材と仕上げ材で構成されており、コンクリートの躯体までは到達しないため、叩いただけではコンクリートの固さを確認できません。しかし、建物の構造自体はしっかりとした鉄筋コンクリート造です。」といった説明が適切でしょう。

専門家の視点

建築士や不動産鑑定士などの専門家に相談することで、より詳細な情報を得ることができます。物件の図面を確認したり、壁の構造を詳しく説明してもらうことで、不安を解消できるでしょう。

防音性について

鉄筋コンクリート造は、一般的に木造や鉄骨造に比べて防音性に優れています。しかし、壁の構造窓の種類建物の状態などによって、防音性能は大きく異なります。

防音性の確認方法

実際に住んでみて防音性が気になる場合は、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 隣室からの騒音:隣室の音(会話、テレビの音など)がどの程度聞こえるかを確認します。
  • 外部からの騒音:道路や電車などの外部からの騒音の程度を確認します。
  • 窓の性能:窓の種類や性能によって防音性が大きく変わるため、窓の性能を確認します。複層ガラスなど、防音性能の高い窓が採用されているかを確認しましょう。

これらの点をチェックし、予想していた防音性と大きく異なる場合は、改めて不動産会社に相談することをお勧めします。

まとめ:空洞音と防音性の関係

鉄筋コンクリート造の壁で空洞音がしても、必ずしも防音性に問題があるとは限りません。壁の構造、特に下地材と仕上げ材の層が原因である可能性が高いです。しかし、不安な場合は、専門家への相談や、実際に住んでみて防音性を確認することが重要です。 営業マンの説明は不十分であったため、より詳細な情報を求めるべきでした。 契約前にしっかりと確認し、納得してから契約するようにしましょう。

具体的なアドバイス

* 複数の物件を比較検討する:同じ条件の物件を複数見て比較することで、壁の叩き音の違いや防音性の違いを感じ取ることができます。
* 専門家への相談:建築士や不動産鑑定士に相談することで、客観的な意見を得ることができます。
* 契約前にしっかりと確認する:契約前に、壁の構造や防音性について、不動産会社に改めて確認しましょう。必要であれば、書面で確認事項をまとめることをお勧めします。
* 近隣住民への聞き込み:実際に住んでいる人に、防音性について聞いてみるのも有効です。

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