築18年中古アパートのリフォーム見積もり:管理会社の見積もりは妥当?

築18年の中古アパートを所有しています。(4部屋)先般8年利用者(女性)が1部屋(39㎡)退去しました。退出後リフォームの見積もりとして、壁紙襖張替、破棄物撤去費用5万円等ほか計35万円の見積もりで、物件が遠隔地のため、これまですべてを管理会社に委託契約して退去時は清算してきました。 前記退出後のリフォームについて、管理会社は独自の署名による見積書を当方に提出してきていますが、少し高いのではと今回思った次第です。勿論、どの程度の内容の工事なのかにもよると、思われますが、一般的にこのよな管理会社の見積もりを信用していいものでしょうか、ご参考にご意見いただけましたら有難いと思います。

築18年中古アパートのリフォーム見積もり:35万円は高すぎる?

築18年のアパートの一室(39㎡)のリフォーム見積もりが35万円で、壁紙と襖の張替え、廃棄物撤去費用が含まれているとのこと。遠隔地のため管理会社に委託しており、見積もりの妥当性についてご心配されているようです。管理会社の見積もりは信用できるのか、そして35万円という金額は妥当なのか、詳しく見ていきましょう。

管理会社の見積もりの信頼性

まず、管理会社の見積もりの信頼性についてですが、一概に「信用できる」「信用できない」とは言えません。管理会社は、物件管理のプロフェッショナルである一方、利益を追求する企業でもあります。そのため、見積もりには、利益が含まれている可能性があります。

管理会社の見積もりの信頼性を高めるためには、以下の点をチェックしましょう。

  • 見積書の明細を確認する:項目ごとに費用が明確に記載されているかを確認しましょう。曖昧な記載や、内訳が不明な項目があれば、管理会社に詳細な説明を求めましょう。
  • 複数の業者から見積もりを取る:管理会社以外にも、複数のリフォーム業者から見積もりを取り、比較検討することで、相場価格を把握し、管理会社の見積もりの妥当性を判断することができます。インターネットで検索したり、地域の工務店に問い合わせるのも良いでしょう。
  • 工事内容を確認する:壁紙や襖の張替えだけでなく、下地処理やその他修繕が必要な箇所がないかを確認しましょう。見積書に記載されている工事内容が、実際に必要な工事内容と一致しているかを確認することが重要です。
  • 使用材料を確認する:使用される材料の種類や品質を確認しましょう。安価な材料を使用することで、費用を抑えることができますが、耐久性や仕上がりに影響する可能性があります。高品質な材料を使用する場合は、その分費用が高くなることを理解しておきましょう。
  • 契約内容をよく読む:契約書に記載されている内容をよく読み、不明な点があれば、管理会社に質問しましょう。特に、追加費用が発生する可能性があるかどうかを確認することが重要です。

35万円の見積もりの妥当性

39㎡の部屋のリフォームで35万円という金額は、工事内容によって妥当かどうかが変わってきます。壁紙と襖の張替えのみであれば、やや高めかもしれません。しかし、下地処理やその他の修繕が必要な場合、35万円でも妥当な金額となる可能性があります。

35万円の見積もりが高いか安いかを判断するために、以下の点を考慮しましょう。

  • 壁紙の種類:一般的な壁紙よりも、機能性のある壁紙(防カビ、防汚など)を使用する場合、費用が高くなります。
  • 襖の種類:一般的な襖よりも、デザイン性の高い襖や、耐久性の高い襖を使用する場合、費用が高くなります。
  • 下地処理:壁や襖の状態によっては、下地処理が必要となる場合があります。下地処理の費用は、工事全体の費用に大きな影響を与えます。
  • その他修繕:床の傷み、建具の不具合など、その他の修繕が必要な場合、費用が高くなります。
  • 廃棄物処理費用:廃棄物の量や種類によって、費用が変わります。大量の廃棄物が出た場合は、費用が高くなる可能性があります。
  • 地域差:地域によって、人件費や材料費が異なるため、費用が変わります。遠隔地であることも費用に影響する可能性があります。

具体的なアドバイス

まずは、管理会社の見積書を詳細に確認し、各項目の費用内訳を明確にさせましょう。不明な点があれば、管理会社に問い合わせて、丁寧に説明を求めることが重要です。

次に、最低でも2~3社のリフォーム業者から見積もりを取りましょう。インターネット検索や、地域の工務店への問い合わせなどで、複数の業者を見つけ出し、見積もりを比較することで、相場価格を把握し、管理会社の見積もりの妥当性を判断することができます。

見積もりを比較する際には、工事内容、使用材料、保証期間などをしっかりと比較検討しましょう。価格だけで判断せず、総合的に判断することが重要です。

また、写真付きで現状を伝えることが重要です。現状の写真を複数の業者に送り、同じ条件で比較検討してもらうことで、より正確な見積もりを得ることができます。

専門家の視点

不動産管理の専門家によると、管理会社の見積もりは、必ずしも適正価格とは限らないため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。特に遠隔地の場合、管理会社が地元業者に依頼する際にマージンが上乗せされる可能性もあるため、注意が必要です。

まとめ:賢くリフォーム費用を抑えよう

築18年の中古アパートのリフォームは、入居率向上や資産価値維持に大きく関わります。管理会社の見積もりを鵜呑みにするのではなく、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、より適正な価格でリフォームを進めることができます。 費用を抑えつつ、質の高いリフォームを実現するために、この記事で紹介したポイントを参考に、賢くリフォームを進めていきましょう。

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