築17年中古住宅の傾き問題:購入断念すべき?専門家と考える解決策

傾いている家は『なし』ですよね?築17年の中古住宅の内覧に行ってきました。2階の西側の1部屋と1階のキッチンが明らかに傾いていてびっくりしたのですが、やはり購入は断念すべきでしょうか?ビー玉がかなりのスピードでコロコロ転がっていきました…(泣)他の条件はすごく気に入ってたので、諦めがつきません…。補足皆さん、本当にありがとうございます。そこの土地は高台というか道路が斜めになっている?土地でして、盛り土をして平らにして建てたようなのですが…だから多分、地盤がダメなのですよね??

中古住宅の傾き:深刻な問題と解決策を探る

築17年の中古住宅の内覧で、2階の部屋と1階のキッチンが傾いているという深刻な問題に直面されていますね。ビー玉が転がるほどの傾斜は、明らかに異常で、安易な購入判断は避けるべきです。しかし、他の条件が気に入っているとのことですので、問題の深刻さと解決策を一緒に考えていきましょう。

傾斜の原因究明:地盤と構造の問題

ご指摘の通り、盛り土された土地は地盤沈下のリスクが高く、傾斜の原因として最も疑わしい点です。特に、築17年という年月が経過していることを考えると、地盤の不同沈下による建物の傾きが考えられます。 しかし、地盤沈下以外にも、以下の可能性も考慮する必要があります。

  • 基礎の不良:基礎工事の不備や、経年劣化による基礎の損傷が傾斜の原因となっている可能性があります。
  • 木材の腐朽:湿気やシロアリ被害などによって、建物の構造材が腐朽し、傾きが発生している可能性もあります。
  • 地震の影響:過去に発生した地震によって、建物の構造に歪みが生じている可能性もあります。

これらの原因を特定するためには、専門家の調査が不可欠です。

専門家への相談:建築士や不動産鑑定士への依頼

まずは、信頼できる建築士または不動産鑑定士に依頼し、建物の傾斜状況を詳細に調査してもらうことを強くお勧めします。専門家は、以下の点を調査し、原因を特定します。

  • 傾斜角度の測定:精密な測定機器を用いて、建物の傾斜角度を正確に測定します。
  • 地盤調査:地盤の強度や状態を調査し、地盤沈下の有無や程度を調べます。
  • 建物構造の調査:建物の基礎、構造材、外壁などを調査し、損傷の有無や程度を調べます。
  • 原因特定と修繕費用見積もり:調査結果に基づき、傾斜の原因を特定し、修繕に必要な費用を見積もります。

調査費用は数万円から数十万円と幅がありますが、将来的な大きな損失を防ぐためにも、この費用は必ずかけるべきです。

調査結果に基づいた判断:購入の可否と交渉

専門家の調査結果に基づき、建物の状態と修繕費用を総合的に判断する必要があります。

修繕費用とリスクの評価

修繕費用が高額になる場合、購入を断念するのも一つの選択肢です。また、たとえ修繕可能だとしても、将来的な地盤沈下や建物の劣化リスクを考慮する必要があります。 修繕後の保証についても確認し、将来的なリスクを最小限に抑える対策を検討しましょう。

価格交渉の可能性

もし、修繕が可能で、修繕費用が妥当な範囲内であれば、売主との価格交渉も検討できます。傾斜部分の修繕費用を売買価格から差し引く交渉や、修繕工事の費用の一部を売主負担とする交渉などが考えられます。

具体的なアドバイス:賢い中古住宅選び

今回の経験を活かし、今後の中古住宅選びに役立つアドバイスをいくつかご紹介します。

  • 複数の不動産会社に相談する:複数の会社から物件情報を得ることで、より多くの選択肢を持つことができます。
  • 内覧時には注意深く建物を観察する:壁のひび割れ、床の傾斜、窓枠の歪みなど、建物の状態を注意深く観察しましょう。ビー玉を転がしてみるのも有効な手段です。
  • 必ず専門家による検査を依頼する:中古住宅購入においては、専門家による建物検査は必須です。安心安全な住宅選びのためには欠かせません。
  • 瑕疵担保責任について確認する:売買契約書に瑕疵担保責任の条項が明記されているか、またその内容を確認しましょう。
  • 住宅ローンシミュレーションを行う:購入費用だけでなく、修繕費用なども含めた住宅ローンシミュレーションを行い、無理のない返済計画を立てましょう。

まとめ:慎重な判断と専門家の活用が重要

中古住宅の購入は、大きな買い物です。今回のケースのように、一見魅力的な物件でも、重大な欠陥がある可能性があります。専門家の意見を聞き、慎重に判断することが重要です。 焦らず、時間をかけて、納得のいく選択をしてください。

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