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築15年マンションの水質問題:まず確認すべきこと
築15年の賃貸マンションで、水道水から黒い粒が出ている、カビ臭いという状況は、深刻な問題です。まず、落ち着いて状況を整理し、対応していきましょう。 安心安全な生活を送るためには、迅速な行動が重要です。
1. 管理会社への連絡が最優先
まず、管理会社に連絡することが最優先です。 黒い粒の原因、カビ臭の原因を調査してもらう必要があります。これは、あなたの権利であり、管理会社は居住者の安全と快適な生活環境を提供する義務があります。 連絡の際には、以下の点を明確に伝えましょう。
* 水道水から黒い粒が出ていること(写真や動画を撮って証拠として残しておくと良いでしょう)
* 水回りのカビ臭さ
* 具体的な症状と発生場所(キッチン、浴室、洗面所など)
* 不安な気持ちと、早急な対応を求めること
管理会社は、水道局や専門業者に調査を依頼し、原因究明と対策を講じる責任があります。
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2. 現状の把握と記録
管理会社への連絡と並行して、以下のことを行いましょう。
* 黒い粒を採取し、清潔な容器に入れて保管する: 専門業者による水質検査に役立ちます。
* 水道水の状況を記録する: いつ、どの場所で、どの程度の黒い粒が出たのか、カビ臭さの程度などを記録しておきましょう。
* 他の入居者の状況を確認する(任意): 同じような症状が出ている入居者がいるかどうかを確認することで、問題の範囲を把握できます。ただし、プライバシーに配慮することが重要です。
自分でできる対策
管理会社への連絡と原因究明を待っている間も、自分でできる対策があります。
1. 飲用水の確保
水道水の安全性が確認されるまでは、飲用水をペットボトルの水やウォーターサーバーの水に切り替えることをお勧めします。料理にもこの水を使用しましょう。
2. 浄水器の設置
クリンスイなどの浄水器は、キッチンに設置することで、食器洗い、手洗いなどに使う水質を改善できます。 蛇口直結型浄水器は手軽に設置でき、費用も比較的安価です。 ただし、浄水器は、黒い粒やカビ臭の原因物質を完全に除去できるわけではありません。あくまで、二次的な対策として考えてください。
3. シャワー・洗濯への対策
シャワーや洗濯機に使える浄水器もありますが、効果は限定的です。 シャワーヘッドに取り付けるタイプの浄水器もありますが、黒い粒の除去には不向きな場合が多いです。 洗濯機への影響も限定的です。 コインランドリーや銭湯の利用も一つの選択肢です。
4. カビ対策
カビ臭さの原因は、配管内部のカビや、湿気による壁のカビの可能性があります。 換気扇をこまめに回し、浴室やキッチンは常に乾燥状態を保つように心がけましょう。 市販のカビ取り剤を使用するのも有効です。
浄水器について
浄水器は、水道水の不純物を取り除くための装置です。 種類は様々ですが、蛇口直結型、据置型、ビルトイン型などがあります。 それぞれの浄水器で除去できる物質が異なりますので、購入前に確認しましょう。
浄水器の種類と選び方
* 蛇口直結型: 手軽に設置でき、費用も比較的安価です。 キッチン蛇口に取り付けるタイプが一般的です。
* 据置型: 浄水能力が高く、複数の蛇口に接続できるものもあります。 設置スペースが必要になります。
* ビルトイン型: キッチンカウンターなどに埋め込むタイプで、見た目もすっきりします。 設置には工事が必要な場合があります。
浄水器の効果
浄水器は、塩素、濁り、鉄サビ、残留農薬などを除去する効果があります。 しかし、すべての不純物を除去できるわけではありません。 黒い粒のような異物は、浄水器によっては除去できない可能性があります。
住み続けるかどうか
この状況で住み続けるかどうかは、あなた自身の判断です。 健康への影響が懸念される場合は、引っ越しを検討するのも一つの選択肢です。 しかし、経済的な理由から難しい場合は、管理会社との連携を密にし、原因究明と対策に積極的に取り組むことが大切です。 健康被害を避けるために、飲用水は必ず安全な水を使用し、シャワーや洗濯は可能な限り対策を講じましょう。
専門家の意見
水質問題やカビ問題は、専門家の意見を聞くことが重要です。 水道局や環境衛生の専門家に相談することで、客観的な判断を得ることができます。
まとめ
築15年マンションの水道水から黒い粒が出ている、カビ臭いという状況は、早急に管理会社に連絡し、原因究明と対策を依頼する必要があります。 それまでは、飲用水は安全な水を使用し、浄水器などを活用して、できる限りの対策を講じましょう。 状況を冷静に判断し、健康と安全を最優先にして行動することが大切です。