築15年住宅の全館空調から個別エアコンへの交換:電気代と太陽光発電との関係

【太陽光発電】全館空調から個別エアコンへ替えようと思います。築15年ほどの我が家なのですが、全館空調システムです。我が家は父が建てたので、具体的なことは不明なのですが、当時約100万円ほどで導入したそうです。ただ、低圧電力という契約なため、電気代が夏と冬は1万は軽く超え、春秋も5000円以上かかっています。これプラス、普通の電気代がかかっています。しかも、全部屋同じ温度にするので、リビングが寒くて暖房を付けても、小部屋にいる私は暑くて仕方がありません。15年間、高額な電気代に耐えてきましたが、ついに個別エアコンに替えようという話になっています。個別エアコンは、リビング1台、寝室1台、2つの小部屋2台で計4台付ける予定です。電気代は現状より安くなるのでしょうか?室外機が今は大型のが1台だけなのですが、個別エアコンにすると4台になりますよね?ここの動力は大したことはないのか気になります。また、我が家は昨年太陽光発電システムを導入しました。よって、昼間は太陽光発電でエアコンもまかなえるのでしょうか?現在1kw、42円で東電に売っているのですが、個別エアコンにした場合、売却する電力が減ると思います。これって得なのでしょうか?どうかご教授いただければと思います。よろしくお願いします。

全館空調から個別エアコンへの切り替え:電気代は安くなる?

築15年の住宅で、全館空調から個別エアコンへの交換をご検討とのこと、大変よく分かります。全館空調は初期費用が高額な上に、電気代も高くなる傾向があります。特に、ご自宅のように低圧電力契約の場合、消費電力量が大きくなると電気料金単価も上昇するため、電気代の高騰に悩まされるのは当然です。

個別エアコンへの交換で電気代が安くなるかどうかは、いくつかの要素によって左右されます。

個別エアコン導入による電気代の変化

* 使用状況:全館空調は常に全室同じ温度に保つため、使っていない部屋にもエネルギーが消費されます。個別エアコンなら、必要な部屋だけを必要な温度に調整できるので、大幅な省エネ効果が期待できます。
* エアコンの機種:最新の省エネモデルを選べば、電気代をさらに抑えることができます。省エネ性能を示す指標であるAPF(年間エネルギー消費効率)やSEER(季節消費効率)が高い機種を選ぶことが重要です。
* 設置場所:直射日光が当たる場所や断熱性の低い場所に設置すると、消費電力が増加する可能性があります。適切な設置場所を選ぶことが重要です。
* 使用頻度:エアコンの使用頻度が高いほど、電気代は高くなります。こまめなスイッチの切り忘れや、適切な温度設定を心がけることで電気代を抑えることができます。

具体的な試算例:仮に、現在の全館空調の年間電気代が15万円、個別エアコン導入後の年間電気代が8万円になったとすると、年間7万円の節約になります。これはあくまで例ですが、個別エアコンへの切り替えによって、大幅な電気代の削減が期待できる可能性が高いです。

室外機の動力と設置スペース

個別エアコンへの交換では、室外機の台数が増えるため、設置スペースの確保が重要になります。また、室外機の設置場所によっては、騒音問題が発生する可能性もあるため、事前に近隣への配慮も必要です。しかし、室外機の動力自体は、それほど大きな問題にはなりません。現代のエアコン室外機は、省電力設計がされており、複数台設置しても、電力容量の不足に陥ることは稀です。ただし、電気容量が心配な場合は、電気工事士に相談して、ブレーカー容量の増設などを検討する必要があるかもしれません。

太陽光発電との連携:昼間のエアコン使用と売電量

現在、太陽光発電システムを導入済みとのこと。昼間のエアコン使用については、発電量と消費電力とのバランスが重要になります。

太陽光発電によるエアコン稼働

太陽光発電で昼間のエアコンをまかなえるかどうかは、太陽光パネルの発電量、エアコンの消費電力、そしてその他の家電製品の消費電力によって異なります。

* 発電量:太陽光パネルの発電量は、天候や日照時間によって変動します。曇りの日や日照時間が短い日は、発電量が少なくなるため、エアコンを長時間使用すると、太陽光発電だけでは賄いきれない可能性があります。
* 消費電力:エアコンの消費電力は、機種や設定温度によって異なります。省エネタイプのエアコンを選べば、消費電力を抑えることができます。
* その他の家電:同時に多くの家電製品を使用すると、太陽光発電だけでは賄いきれなくなる可能性があります。

具体的な対策:太陽光発電でエアコンを効率的に使用するためには、以下の対策が有効です。

  • 省エネタイプのエアコンを選ぶ:APFやSEER値の高い機種を選ぶことで、消費電力を抑えられます。
  • 日射量を考慮した時間帯の使用:日照時間が長い時間帯にエアコンを使用することで、太陽光発電による電力供給を最大限に活用できます。
  • スマートメーターの活用:リアルタイムで電力消費量を確認できるスマートメーターを利用することで、太陽光発電と消費電力のバランスを把握しやすくなります。
  • 蓄電池の導入:太陽光発電で余剰電力を蓄電池に貯めておくことで、日没後もエアコンを使用できます。

売電量の減少

個別エアコン導入によって、売電量が減ることは事実です。しかし、電気代の削減効果が売電量の減少を上回れば、トータルで経済的なメリットがあります。

専門家への相談

全館空調から個別エアコンへの交換は、大きな工事になります。電気工事士やエアコン専門業者に相談し、最適なプランを提案してもらうことをお勧めします。見積もりを複数社から取り、費用や性能を比較検討することで、より良い選択ができます。

まとめ

全館空調から個別エアコンへの交換は、初期費用はかかりますが、長期的に見れば電気代の削減効果が大きいため、経済的なメリットが期待できます。太陽光発電との連携も考慮し、専門家のアドバイスを受けながら、最適なプランを選択しましょう。

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