築15年一軒家のカビ臭対策:赤ちゃんにも安心な寝室環境づくり

カビ臭い部屋の改善方法について教えて下さい。今年引っ越した一軒家、築15年の寝室がカビ臭いので悩んでいます。6ヶ月の赤ちゃんも一緒に寝ているので悪影響がないか心配です。引っ越して半年ですが、プラスチックの洋服タンス三段のものの一番下の洋服にカビが生えていました。押し入れにもキツいカビ臭はありますが目立つカビはみたありません。畳の上にカーペットを敷いてダブルベッドで寝ているのですが、カーペットがいけなかったのでしょうか?すぐ裏には小川が流れていて、草だらけの空き地です。コケがたくさんあり、隣にはとても大きな家があり日当たりがすごく悪いです。カビキラーなどで拭き掃除をした方がいいのかと思いますが、赤ちゃんに影響ありますか?またミラクリーンという消臭剤がいいらしいですが、どうなのでしょうか?

カビ臭の原因究明と対策:赤ちゃんがいる家庭のための安全な方法

築15年の家、特に日当たりの悪い寝室でカビ臭が発生しているとのこと、ご心配ですね。6ヶ月の赤ちゃんもいらっしゃるので、安全で効果的な対策が重要です。まず、カビ臭の原因を特定し、赤ちゃんにも安心な対策を検討していきましょう。

カビ発生の3大要因:湿度、温度、栄養源

カビの発生には、湿度、温度、そして栄養源の3つの要素が不可欠です。ご自宅の場合、以下の要因が考えられます。

  • 湿度:小川が近く、日当たりが悪いことから、湿気がこもりやすい環境です。特に梅雨時期や雨上がりは湿度が高くなり、カビの繁殖に最適な条件となります。
  • 温度:寝室の温度は、カビの繁殖に適した温度になっている可能性があります。特に、湿度の高い状態が続くと、温度が低くてもカビは繁殖します。
  • 栄養源:畳、カーペット、洋服タンス、押し入れなど、カビの栄養源となる有機物が存在している可能性が高いです。特に、プラスチックの洋服タンスは通気性が悪く、湿気がこもりやすいのでカビが発生しやすいです。

具体的なカビ対策:徹底的な換気と除湿が重要

赤ちゃんがいる家庭では、化学薬品を使用するカビ対策は避けたいものです。まずは、以下の自然で安全な方法を試してみましょう。

1. 徹底的な換気

  • 窓の開閉:朝晩、必ず窓を開けて部屋全体を換気しましょう。風通しの良い時間帯を選び、少なくとも1時間以上は換気することが理想的です。天気の良い日は、窓を全開にして、太陽の光を部屋全体に当てることで、除菌効果も期待できます。
  • 換気扇の活用:キッチンや浴室の換気扇を定期的に使用し、室内の空気を循環させましょう。特に、調理後や入浴後は、換気扇を長時間稼働させることをおすすめします。
  • サーキュレーターの活用:サーキュレーターを併用することで、空気の循環を促進し、より効果的な換気が期待できます。特に、窓を開けて換気する際に併用すると効果的です。

2. 除湿対策

  • 除湿機:除湿機を使用し、室内の湿度を下げることは、カビ対策に非常に効果的です。特に梅雨時期や雨上がりは、除湿機を積極的に活用しましょう。除湿機の能力は部屋の広さに合わせて選びましょう。
  • 乾燥剤:押し入れやタンスの中に乾燥剤を置くことで、湿気を吸収し、カビの発生を防ぎます。シリカゲルなどの乾燥剤は、繰り返し使えるものもあります。
  • 湿気取りマット:畳の上に敷く湿気取りマットも効果的です。カーペットの下に敷くことで、カーペットと畳の間に湿気がたまるのを防ぎます。

3. カビの栄養源の除去

  • カーペットの撤去:カーペットは湿気を吸着しやすく、カビの繁殖に繋がります。畳の上に直接布団を敷くか、通気性の良い敷物を検討しましょう。カーペットを使用する場合は、定期的に天日干しを行い、乾燥させることが重要です。
  • 洋服タンスの整理:洋服タンスの中の衣類を定期的にチェックし、湿気やカビの発生がないか確認しましょう。通気性の良いタンスに衣替えしたり、除湿剤を使用したりするのも効果的です。カビが生えた衣類は、すぐに処分しましょう。
  • 押し入れの整理:押し入れの中も定期的に整理し、通気を良くしましょう。湿気やすいものは、通気性の良い容器に入れて保管しましょう。また、除湿剤や防虫剤を置くことも有効です。

4. 日照対策

日当たりが悪いことがカビの発生に大きく影響しています。可能な範囲で、日陰になっている部分を改善しましょう。

  • 窓の清掃:窓ガラスの汚れは、日射量を減少させます。定期的に窓を清掃し、太陽光を最大限に取り入れましょう。
  • 植栽の剪定:隣家の影響で日当たりが悪い場合は、ご自宅の植栽を剪定し、日射量を増やすことを検討しましょう。ただし、剪定は専門業者に依頼することをおすすめします。

カビキラーとミラクリーンについて

カビキラーなどの殺菌剤は、効果が高い反面、赤ちゃんがいる家庭では使用に注意が必要です。換気を行い、使用後は必ず手を洗い、赤ちゃんが触れないように注意しましょう。ミラクリーンなどの消臭剤は、一時的に臭いを抑える効果はありますが、根本的なカビ対策にはなりません。

専門家への相談

状況が改善しない場合、またはカビの種類が特定できない場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は、適切なカビ対策方法を提案し、必要に応じて駆除作業を行ってくれます。

まとめ

カビ臭対策は、湿度・温度・栄養源の3つの要因への対策が重要です。換気と除湿を徹底し、カビの栄養源となるものを除去することで、赤ちゃんにも安全な快適な寝室環境を築きましょう。それでも改善が見られない場合は、専門家への相談も検討してください。

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