築15年アパートの退去費用、敷金12万円で大丈夫?壁紙の汚れやドアの穴など、具体的な修繕費用と対策

引っ越しを考えています。 平成19年から住んでいます。 子供もいたり、主人が喫煙者なので、壁紙の汚れ、和室に入るドアに穴があいたりと…。 2DKのアパートです。 敷金2ヶ月払いました。 敷金で、まかなえますか? まかなえず、何十万になる可能性ありますか? よろしくお願いします。 補足 ドアというか…ふすまっていうんですかね…。和室に入るときの入り口です。 敷金、12万円でまかなえるものでしょうか? 長年住んでると…チャラというか…なると友達に聞いたんですが。

築年数の経過と退去費用:敷金で賄えるか?

15年以上住んだアパートからの退去、しかもお子様がいらっしゃり、喫煙者もいるとなると、修繕費用が心配になりますよね。 「敷金がチャラになる」という友人の話も耳にするかもしれませんが、それは必ずしも正しいとは限りません。 敷金は、あくまで「お部屋の原状回復」のための費用です。 経年劣化による損耗は、借主の負担とはなりません。しかし、借主の責任による損傷は、修繕費用を負担しなければなりません。 今回は、壁紙の汚れ、和室の襖(ふすま)の穴など、具体的な事例を元に、敷金12万円で賄えるかどうか、そして、追加費用が発生する可能性について詳しく見ていきましょう。

具体的な修繕箇所と費用:壁紙、襖、その他

壁紙の汚れ

お子様がいらっしゃる家庭では、壁紙の汚れは避けられません。特に、タバコのヤニによる黄ばみは、深刻な汚れとして扱われる可能性があります。 汚れの程度によって費用は大きく変動しますが、2DKのアパート全体だと、壁紙の張替え費用は5~10万円程度を見込んでおいた方が良いでしょう。 部分的な汚れであれば、クリーニングで済む場合もありますが、タバコのヤニ汚れはクリーニングだけでは落ちないケースが多く、張替えが必要になることが多いです。

襖の穴

和室の襖に穴が開いているとのことですが、穴の大きさや数によって費用が異なります。小さな穴であれば、補修で済む可能性もありますが、大きな穴や複数箇所の穴の場合は、襖の張替えが必要になり、1枚あたり1~3万円程度かかる可能性があります。 2DKのアパートであれば、襖は1~2枚程度でしょうから、2~6万円の費用を見込んでおきましょう。

その他の可能性

上記の他に、以下のような修繕が必要になる可能性があります。

  • フローリングの傷:家具の移動などで傷がついている場合、研磨や部分的な張替えが必要になる可能性があります。
  • 畳のへこみ・汚れ:畳のへこみや汚れも、状態によっては張替えが必要になります。
  • 水回りの汚れ:キッチンや浴室の汚れも、クリーニングだけでは済まず、修繕が必要になる場合があります。
  • 設備の故障:エアコンや給湯器などの故障は、借主の責任ではない場合もありますが、状況によっては負担を求められる可能性があります。

これらの修繕費用を合計すると、簡単に10万円を超えてしまう可能性があります。

敷金精算と交渉:具体的な対策

敷金12万円で全ての修繕費用を賄えるかどうかは、現状の損傷の程度によって大きく異なります。 しかし、現状の説明から判断すると、追加費用が発生する可能性が高いと言えるでしょう。

退去前にできること

退去前にできる限りの清掃や修繕を行うことで、費用を抑えることができます。

  • 徹底的な清掃:プロのハウスクリーニング業者に依頼するのも有効です。費用はかかりますが、綺麗にしておけば交渉が有利になります。
  • できる範囲の補修:小さな穴などは、ホームセンターで売っている補修材を使って自分で補修することも可能です。
  • 写真撮影:退去前の状態を写真や動画で記録しておきましょう。証拠として役立ちます。

大家さんとの交渉

退去時に大家さんとの交渉は不可欠です。 事前に連絡を取り、現状を説明し、見積もりを提示してもらいましょう。 経年劣化による損耗については、大家さんの負担となることを主張しましょう。 また、自分でできる範囲の修繕を行ったことを伝え、費用を抑える交渉も試みてください。

専門家の意見:不動産会社への相談

敷金精算に関するトラブルを避けるためには、不動産会社に相談することが重要です。 不動産会社は、原状回復に関する専門知識を持っています。 退去前に相談することで、適切な修繕内容や費用についてアドバイスを受けられます。 また、大家さんとの交渉の際にも、不動産会社が仲介役となってくれる可能性があります。

まとめ:費用を抑えるための事前準備と交渉が重要

築15年のアパートからの退去は、修繕費用が高額になる可能性があります。 敷金12万円で全てを賄えるとは限りません。 しかし、事前にできる限りの清掃や補修を行い、大家さんとの丁寧な交渉、そして不動産会社への相談を行うことで、追加費用を抑えることができます。 焦らず、一つずつ対応することで、スムーズな退去を実現できるはずです。

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