築15年、西向きの部屋の壁の日焼け対策

二階の西側の部屋です。壁は、プリント合板のベニヤ板です。家は、新築してから、15年ぐらい経過します。この部屋は、窓辺全部に植物を置いてあります。窓は、西側に出窓、南側にほぼ前面窓です。窓際の西側の壁が、日に焼けて色落ちしてきました。ペイントなどで元に近い状態に戻せないでしょうか?又は、これ以上ひどくならないようにするには、どうしたらいいでしょうか?ちなみに南側には、ベランダがあります。植物は、サボテンと観葉植物です。それが、無理でしたら、安い予算でできるリフォームを教えてください

西日によるプリント合板の変色:原因と対策

築15年の住宅、西向きの部屋のプリント合板の壁の日焼けでお困りとのこと。西日は特に強く、長期間にわたる紫外線や熱によって、プリント合板の色褪せは避けられない現象です。特に、窓際で植物を多く置いていると、植物による水分や湿気の影響も加わり、日焼けが促進される可能性があります。

現状の確認と原因究明

まず、日焼けの程度を写真に撮って記録しましょう。 どの程度の色褪せがあるのか、具体的な範囲を把握することで、適切な対策を立てることができます。

日焼けの原因を特定するためには、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 窓の遮光対策:カーテンやブラインドは適切に設置されていますか?遮光性の高いものを使用しているか確認しましょう。遮光カーテンは、紫外線カット率の高いものを選びましょう。
  • 植物の位置:植物は窓から少し離して配置することで、壁への直射日光を和らげることができます。植物の種類によっては、水やりによる壁への影響も考えられます。
  • 換気:部屋の換気を定期的に行い、湿気を溜めないようにしましょう。湿気は、日焼けによるダメージを悪化させる可能性があります。

ペイントによる修復:DIYでできる?

日焼けしたプリント合板を元の色に戻すには、ペイントが有効な手段です。ただし、プリント合板は特殊な素材であるため、下地処理が重要になります。

ペイントによる修復方法

  • 下地処理:まずは、壁面を丁寧に掃除機で清掃し、汚れやほこりを完全に除去します。次に、サンドペーパーで表面を軽く研磨し、ペイントの密着性を高めます。ひどい日焼けの場合は、剥がれやすい部分を取り除く必要があります。
  • プライマーの塗布:下地処理後、木材用のプライマーを塗布します。プライマーは、ペイントのノリを良くし、色ムラを防ぐ効果があります。乾燥時間は、製品によって異なりますので、必ず指示に従いましょう。
  • ペイントの塗布:プライマーが完全に乾燥したら、木材用の水性塗料を2~3回塗り重ねます。1回ごとに十分に乾燥させることが重要です。色選びは、元の壁の色にできるだけ近いものを選びましょう。ホームセンターなどで、色見本を取り寄せ、実際に壁に当てて確認すると良いでしょう。
  • 仕上げ:最終的に、保護のために、ウレタンニスを塗布すると、より耐久性のある仕上がりになります。

DIYでペイントに挑戦する場合は、事前に少量でテストを行い、色味や仕上がりの確認を行うことをお勧めします。

費用を抑えたリフォーム:壁材の変更

ペイントで満足いく結果が得られない場合、またはDIYに自信がない場合は、リフォームを検討しましょう。予算を抑えるためには、部分的なリフォームがおすすめです。

費用を抑えるリフォーム方法

  • 一部貼り替え:日焼けが激しい部分だけを、同じプリント合板や、比較的安価な木材で貼り替える方法があります。この場合、色の違いが目立たないように、全体を貼り替えることを検討する必要があるかもしれません。
  • クロス貼替え:プリント合板の上に、クロスを貼る方法も考えられます。クロスは種類が豊富で、比較的安価にリフォームできます。ただし、下地処理が重要になります。既存のプリント合板の表面の状態によっては、下地材が必要になる場合もあります。
  • DIYによるリフォーム:ホームセンターなどで販売されている、比較的安価な木材やクロスを用いて、DIYでリフォームすることも可能です。ただし、専門知識や技術が必要となるため、事前に十分な情報収集を行いましょう。

専門家への相談

DIYに不安がある場合や、より高度なリフォームを希望する場合は、専門業者に相談することをお勧めします。専門業者は、適切なアドバイスや施工を提供し、より長く美しい状態を保つための提案をしてくれます。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、費用対効果の高いリフォームを実現できます。

日焼け防止:今後の対策

日焼けをこれ以上進行させないためには、日差しを遮る対策が不可欠です。

効果的な日焼け防止策

  • 遮光カーテン:遮光率の高いカーテンを使用しましょう。昼間は必ずカーテンを閉める習慣をつけましょう。
  • ブラインド:ブラインドは、光の量を調整しやすく、日差しを効果的に遮ることができます。アルミブラインドは、熱反射効果も期待できます。
  • 窓フィルム:窓ガラスに貼る紫外線カットフィルムは、紫外線や熱をカットする効果があります。比較的安価で施工も簡単です。
  • 日よけシェード:窓の外側に設置する日よけシェードは、直射日光を効果的に遮断します。デザインも豊富なので、インテリアに合わせたものを選べます。
  • グリーンカーテン:夏場は、窓の外側にゴーヤなどのツル性植物を植えてグリーンカーテンを作ることで、日差しを遮り、省エネ効果も期待できます。

まとめ

西日によるプリント合板の日焼けは、時間と紫外線による自然な現象です。ペイントによる修復やリフォーム、そして日焼け防止策を組み合わせることで、現状を改善し、より快適な空間を創り出すことができます。ご自身の状況や予算に合わせて、最適な方法を選択してください。

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