築15年、台風時に雨漏りする一戸建ての対処法:外壁シーリングと屋根の点検

新築当時から雨漏りがします。 特に台風の強い雨の時がひどいです。 家は、一戸建て、屋根はカラーベスト、壁はモルタルです。 築5年の時に工務店から原因がわからないので、壁を塗り直すのと窓枠コーキングで様子を見てください。 と言われました。 その後も変わらず、大雨の時は雨漏りします。現在築15年です。 西側の一階窓が雨漏りします。隣りに家はなくギリギリいっぱいに家を建ててるのでひさしがなく 窓に雨が直で当たる感じです。西側2階の窓は雨漏りしません。同じ壁に付いてる窓なのに疑問です。 違う工務店に見に来てもらったら、外壁シーリング打ち替えを勧められました。 屋根から放水して実験してみると外壁の目地に放水すると窓枠上部から雨漏りします。 問題なのは、築5年の時に外壁を塗り直してもらってるにもかかわらず雨漏りは直らなかったという 事です。 外壁シーリングの際、足場を組むので屋根も直してはどうかとの提案もありました。 雨漏りの原因がはっきりしないので困っています。 雨が降るたびに雨漏りするわけでなく、台風などの時だけなので忘れたころに雨漏りという感じです。 助言お願いします。

築15年の一戸建て、台風時の雨漏り原因と解決策

長年、台風時に雨漏りに悩まされているとのこと、大変お困りのことと思います。築5年時に一度工事をされたにも関わらず、雨漏りが解消されていない点が大きな問題です。原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。

雨漏りの可能性が高い箇所と原因

今回のケースでは、以下の点が雨漏りの原因として考えられます。

  • 外壁シーリングの劣化:築15年経過していること、5年前の塗り直しだけでは不十分だった可能性があります。特に、西側窓のように雨の直撃を受ける箇所はシーリングの劣化が早く進みます。今回の放水実験で窓枠上部からの雨漏りが確認されていることから、外壁シーリングの劣化が最も疑わしいです。
  • 窓枠周りのコーキング劣化:築5年時にコーキング処理が行われたとのことですが、経年劣化によりコーキングがひび割れ、隙間が生じている可能性があります。特に、雨の直撃を受ける西側一階窓では、劣化が顕著に現れていると考えられます。
  • 屋根の劣化:カラーベスト屋根は、経年劣化により、ひび割れや剥がれが生じ、雨漏りの原因となる可能性があります。特に、台風のような強風時には、雨水が屋根材の隙間から侵入しやすくなります。西側二階窓は雨漏りしないのに対し、一階窓が雨漏りする点から、屋根からの雨水の浸入経路が考えられます。一階窓のすぐ上の屋根部分の劣化が考えられます。
  • 壁体内部の劣化:モルタル外壁の内部に、ひび割れや空洞が生じている可能性も考えられます。外壁の塗り直しだけでは、内部の劣化は解消されません。ひび割れから雨水が浸入し、窓枠付近に雨漏りが発生している可能性があります。

具体的な解決策とアドバイス

まず、複数の専門業者に相談することをお勧めします。少なくとも2社以上の業者に見積もりを依頼し、それぞれの診断内容や提案を比較検討することで、最適な解決策を見つけることができます。

1. 外壁シーリングの打ち替え

既に指摘されているように、外壁シーリングの打ち替えは必須です。築15年経過しており、5年前の塗り直しでは根本的な解決には至らなかったと考えられます。高品質なシーリング材を使用し、丁寧に施工してもらうことが重要です。

2. 窓枠周りのコーキング補修

外壁シーリングと同時に、窓枠周りのコーキングも点検・補修が必要です。ひび割れや隙間があれば、専用のコーキング材で丁寧に埋めてください。

3. 屋根の点検

外壁シーリングの打ち替え工事の際に足場が組まれるので、同時に屋根の点検を行うことを提案されたのは適切な判断です。屋根材の劣化状況、棟板金、雨どいなど、雨漏りの原因となりうる箇所を丁寧に点検してもらいましょう。必要に応じて、屋根材の補修や交換を行う必要があります。

4. 壁体内部の調査

雨漏りの原因が特定できない場合は、非破壊検査などを行い、壁体内部の状況を調査する必要があります。これにより、ひび割れや空洞などの内部劣化を特定し、適切な補修を行うことができます。

5. 専門家への相談

雨漏りの原因特定や適切な修繕方法については、建築士や雨漏り修理専門業者に相談することを強くお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、より的確な対策を講じることができます。

費用と工期

外壁シーリングの打ち替え、窓枠コーキングの補修、屋根の点検・補修など、複数の工事が発生する可能性があります。費用は、建物の規模や工事内容によって大きく変動しますので、複数の業者から見積もりを取得し、比較検討することが重要です。工期についても、業者によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。

予防策

将来的な雨漏りを防ぐために、以下の予防策を講じることをお勧めします。

  • 定期的な点検:少なくとも年に一度は、屋根や外壁の状態を点検しましょう。小さなひび割れや劣化を発見したら、早期に補修することで、大きな被害を防ぐことができます。
  • 適切なメンテナンス:シーリングやコーキングは、経年劣化により性能が低下します。定期的なメンテナンスを行うことで、雨漏りを予防できます。
  • 雨どい清掃:雨どいが詰まると、雨水が屋根に滞留し、雨漏りの原因となります。定期的に雨どいを清掃しましょう。

まとめ

台風時の雨漏りは、放置すると建物の腐朽やシロアリ被害など、深刻な問題につながる可能性があります。早急に原因を特定し、適切な対策を行うことが重要です。複数の専門業者に相談し、最適な解決策を見つけることをお勧めします。

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