築13年木造戸建への防音室設置:最適な場所と防音方法

家の構造、防音に詳しい方がいらっしゃいましたら是非教えて頂きたいです。防音室の設置場所はどこがいいでしょうか?現在築13年の在来工法の木造戸建に住んでいます。アップライトのピアノを置く防音室の設置場所に悩んでいます。我が家は前後に細長い形で傾斜地に建っており、スキップ構造で基礎の上に1階(前)、中2階(後)が建てられており、その上が2階となっています。立地は道路に面した角地で前方と左横は道路となっており、後方は月極の駐車場に接地していて、右横には同じく木造戸建の隣家が建っています。この隣家にとって一番聞こえにくい状態にしたいと思っています。設置場所ですが中2階中央付近か2階の前方道路側の角かで迷っています。中2階は地面の上になるので床下は基礎となります。隣家からの距離、状態は隣家と我家の間2m+我が家の外壁、内壁+165㎝(脱衣所、お風呂)+壁・・・・の横にある6畳洋室に防音室をべた付する形で置こうと思っています。またその際後方の壁からは60㎝~70㎝ほど離し空気層兼収納戸棚とするつもりでいます。なので家を一つの箱として考えた時、建物の外周の内壁には一切触れず箱の真ん中に防音室を持ってくることとなります。(中を仕切っている脱衣所、お風呂場の壁にはべた付しますが…。)またこの際、防音室の大きさは2畳です。2階の場合は建物前方が10畳の寝室となっているのでその部屋の前方道路側に寄せて置こうかと思っています。隣家からの距離、状態としては隣家と我家の間2m+我が家の外壁、内壁+150㎝のところに防音室が置ける状態です。2階の場合は3畳の防音室で考えています。設置場所は建物の外壁沿いで道路に面した場所です。道路は幹線道路ではなく住宅地の中の静かな道路です。ただこの部屋は隣家の敷地に隣接していますが隣家は家の前方が一階だけで後退した位置から中2階2階が作られているのでちょうど10畳の寝室の横は建物がない状態となっています。(1階は隣接しています。)また防音室を置きたい寝室の真下(1階)は19畳のLDKです。LDKの天井高が3.6mとかなり高いので寝室に置いた時、下方への音漏れや響き、も気になるところです。また2階への設置ですとやはり床下の補強工事は必要になりますでしょうか?隣家は中2階にLDKがあるのでおそらく日中は中2階で過ごすことが多いのではないかと思います。防音室は現在リフォームを検討中なのでそちらのリフォーム会社にお願いするかユニット防音室(ヤマハアビテックスの様な感じの他メーカーの安い物です)のいずれかの予定です。ユニットの防音室はサイトの説明によるとdr-40との事です。リフォーム会社はカラオケボックスも施工実績があるとの事で同じように施工していただけるとの事でした。(遮音性能はどれくらいですかと聞きましたが図ったりはしてないので分からないがカラオケボックスの部屋の外から聞こえる感じとの事でした。)この2つの防音室を比べたときどちらがより防音効果が期待できるでしょうか?説明が下手で申し訳ございません。もしわかるようでしたらどちらの場所がいいのか、またどちらの防音室がいいのかご意見下さるとうれしいです。どうかよろしくお願い致します。

最適な防音室設置場所の検討

ご自宅の構造、立地条件、そして隣家との位置関係を考慮すると、防音室の設置場所としては中2階中央付近が最も適切と考えられます。

中2階設置のメリット

* 隣家への音漏れ軽減:隣家との距離が確保されていること、そして防音室を家の内部に配置することで、直接隣家へ音が伝わるリスクを最小限に抑えられます。
* 上下階への音漏れ軽減:中2階は1階と2階の中間にあるため、上下階への音漏れも比較的抑えられます。特に、天井高3.6mのLDKがある1階への音漏れを懸念されているようですが、中2階に設置することで、その影響を軽減できます。
* 床の振動対策:中2階は基礎の上に建っているため、床の振動が直接地面に伝わりにくく、防音効果を高めることができます。

2階設置のデメリット

* 隣家への音漏れリスク:2階は隣家と近接しており、防音対策が不十分だと、音漏れのリスクが高まります。
* 下階への音漏れリスク:天井高3.6mのLDKがある1階への音漏れは、2階に設置した場合、より懸念されます。ピアノの音は低音域も含まれるため、床への振動が下階に響き渡る可能性があります。
* 床補強工事の必要性:2階への設置は、床の補強工事が必須となる可能性が高いです。これは、ピアノの重量と振動を考慮すると、既存の床では耐えられない可能性があるためです。

防音室の種類と遮音性能

リフォーム会社による施工とユニット防音室(DR-40)のどちらを選ぶかについては、遮音性能と費用対効果を比較検討する必要があります。

リフォーム会社による施工

カラオケボックス施工実績があるリフォーム会社であれば、高い遮音性能を実現できる可能性は高いです。しかし、具体的な遮音性能(dB値)が不明瞭な点が懸念されます。事前に、遮音性能に関する具体的な数値データを提示してもらうよう依頼し、DR-40との比較検討を行うべきです。また、費用についても、ユニット防音室と比較して高額になる可能性があります。

ユニット防音室(DR-40)

DR-40は、一般的なユニット防音室の性能としては標準的なレベルです。ピアノ演奏にはやや心許ないかもしれません。しかし、費用対効果は高く、設置も比較的容易です。

  • メリット:費用が比較的安価、設置が容易
  • デメリット:遮音性能はリフォーム会社施工に劣る可能性がある

より効果的な防音対策

どちらの方法を選択するにしても、以下の点を考慮することで、防音効果をさらに高めることができます。

1. 防音材の選定

防音室の壁、天井、床には、遮音性能の高い材料を使用することが重要です。グラスウールなどの吸音材に加え、鉛シートや遮音シートなどの遮音材を併用することで、より高い防音効果が期待できます。

2. 隙間をなくす

防音室と既存の壁との間に隙間があると、そこから音が漏れてしまいます。隙間を完全に塞ぐために、適切なシーリング材を使用する必要があります。

3. 重量のあるドア

防音室のドアは、遮音性能の高い、重量のあるものを選びましょう。気密性の高いドアを選ぶことも重要です。

4. 床の振動対策

ピアノの振動は、床を通じて伝わるため、床の振動対策は重要です。防振ゴムや防振マットを使用することで、振動を吸収し、音漏れを軽減できます。特に2階に設置する場合は、床の補強工事と併せて、防振対策を万全に行う必要があります。

5. 二重構造

予算に余裕があれば、防音室自体を二重構造にすることで、さらに遮音性能を高めることができます。

6. 専門家への相談

防音に関する専門知識を持つ業者に相談することで、最適な防音対策を提案してもらうことができます。

まとめ

アップライトピアノの防音対策は、隣家への配慮と、ご自身の演奏環境の両方を考慮する必要があります。中2階への設置、そしてリフォーム会社による施工を検討する際には、必ず遮音性能に関する具体的な数値データを確認し、費用対効果を比較検討することをお勧めします。ユニット防音室を選択する場合は、追加の防音対策を検討し、専門家のアドバイスを得ることで、より効果的な防音を実現できるでしょう。

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