築13年住宅の屋根塗装:遮熱塗料サーモアイ4Fの冬場の性能と色選びについて

この度、築13年にして屋根を塗る事になり知り合いの塗装やに頼む事になりました。最初は、オススメのファインルーフSiになり色決めのさいに手持ちのカタログにペンキが付いており、その色に妻が気に入ってしまい聞くと、遮熱塗料のサーモアイ4Fとの事でした。でも、塗装屋さんが先日工場の屋根を塗り余った塗料があり、なかなか使わない色だからこれでよければ同じ値段でいいよと言う事で決定したのですが、夏はもちろんいいと思うのですが、冬はどうなのでしょうか?

遮熱塗料サーモアイ4Fと冬場の屋根

築13年の住宅の屋根塗装、そして遮熱塗料「サーモアイ4F」の採用、おめでとうございます! 夏場の効果は期待できそうですが、冬場の性能についてもご心配されていることと思います。 今回は、サーモアイ4Fの冬場の性能と、屋根塗装における色選びについて詳しく解説していきます。

サーモアイ4Fの特徴と冬場の性能

サーモアイ4Fは、優れた遮熱性能を持つ塗料として知られています。 夏場の太陽熱を反射することで、屋根裏の温度上昇を抑え、冷房効率の向上に貢献します。 しかし、遮熱性能が高いということは、同時に断熱性能とは異なるという点にご注意ください。

遮熱は、太陽からの熱を反射・吸収することで温度上昇を防ぐ働きです。一方、断熱は、室内の熱を逃がさないようにする働きです。 サーモアイ4Fは遮熱に優れていますが、断熱性能は塗料の種類や厚さ、下地の状態などによって異なります。

冬場においては、屋根からの熱の放散を抑える断熱性能が重要になります。サーモアイ4F単体では、断熱材などの併用がない限り、完璧な断熱効果は期待できません。しかし、適切な下地処理と塗装を行うことで、ある程度の熱の放散抑制効果は期待できます。 特に、既存の屋根材の状態が良い場合は、サーモアイ4Fによる効果は高まります。

冬場のデメリットと対策

サーモアイ4Fの冬場のデメリットとして考えられるのは、以下の点です。

  • 屋根の温度低下:遮熱効果により、屋根の温度が下がりやすくなります。これは、特に寒冷地や風の強い地域では、室内の暖房効率の低下につながる可能性があります。
  • 結露リスク:屋根の温度が低くなることで、屋根裏に結露が発生するリスクが高まります。結露は、カビや腐食の原因となるため注意が必要です。

これらのデメリットを軽減するためには、以下の対策が有効です。

  • 屋根裏の断熱材の確認・追加:屋根裏に十分な断熱材があるか確認し、不足している場合は追加しましょう。グラスウールやロックウールなどの断熱材が効果的です。
  • 換気:屋根裏の換気を適切に行うことで、結露の発生を抑えることができます。換気口の設置や清掃を定期的に行いましょう。
  • 塗装の厚さ:サーモアイ4Fを適切な厚さで塗布することで、ある程度の断熱効果を高めることができます。塗装業者と相談して、適切な厚さを確認しましょう。

色選びと冬場の影響

屋根の色は、冬場の温度にも影響を与えます。 濃い色の屋根は、太陽光を吸収しやすく、冬場でも多少暖かく保たれる傾向があります。一方、明るい色の屋根は、太陽光を反射しやすく、冬場は冷えやすい傾向があります。

今回、塗装業者から提供された塗料の色が、ご自宅の屋根に適しているかどうかは、その色の明るさや反射率によって判断する必要があります。 もし、非常に明るいグレーで反射率が高い場合、冬場の寒さ対策として、前述の断熱材の追加や換気対策をより念入りに検討する必要があります。

専門家の意見

塗装業者に相談する際には、以下の点を明確に確認しましょう。

  • 余剰塗料の品質:工場の屋根に使用された塗料の品質に問題がないか確認しましょう。使用期限や保管状態なども重要です。
  • 色見本と実際の色の違い:カタログの色見本と実際の塗料の色に違いがないか確認しましょう。光源によって見え方が変わるため、屋外で確認することが重要です。
  • 冬場の性能に関する説明:塗装業者から、サーモアイ4Fの冬場の性能と、今回使用する色の特性について、明確な説明を受けましょう。断熱対策についても相談しましょう。
  • 保証内容:塗料の保証内容や、施工に関する保証内容を確認しましょう。

まとめ:安心安全な屋根塗装のために

遮熱塗料サーモアイ4Fは夏場の効果が期待できる一方、冬場の性能については、断熱材との併用や適切な換気など、追加の対策が必要となる場合があります。 塗装の色も、冬場の温度に影響を与えるため、慎重に検討することが重要です。 塗装業者と十分に相談し、ご自宅の状況に最適な対策を講じることで、快適な住環境を保ちましょう。 今回の余剰塗料の使用に関しても、品質や保証内容をしっかり確認することが大切です。

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