築13年マンションのリフォームと売却:ペットによる傷みと価格交渉

ペットがあちこちをボロボロにした築13年のマンションを売却する親戚がいますが、もし自分たちでペットが壊した部分をリフォームして売り出したとしても、結局は購入した人が再度自分の好みにリフォームするだろうから・・・ということで、ボロボロのまま売り出すそうですが、こういう場合、リフォーム代として高く値切られたりはしないのでしょうか?また、見学に来た際の印象は、最初からリフォーム前提だとあまり変わりませんか?リフォームしてから売り出した方が高く売れたりはしませんか?

築13年マンション売却におけるリフォームのメリット・デメリット

築13年のマンション、しかもペットによる傷みが複数箇所にある状態での売却は、確かに悩ましい問題です。リフォームせずに売却するのか、部分的にリフォームするのか、それとも全面リフォームするのか、それぞれのメリット・デメリットを検討する必要があります。

リフォームせずに売却する場合

デメリット:

* 価格交渉で不利になる可能性: 現状のまま売却する場合、購入者はリフォーム費用を考慮して価格交渉を行う可能性が高いです。ペットによる傷みの程度によっては、相場よりも大幅に低い価格で売却せざるを得ないケースも考えられます。
* 売却期間が長引く可能性: 傷みが目立つ状態では、購入希望者が見つかりにくく、売却期間が長引く可能性があります。その間、固定資産税などの負担も続きます。
* 悪い印象を与えやすい: 見学に来た際に、ペットによる傷みが目立つと、物件全体の管理状態に疑問を抱かれ、悪い印象を与えてしまう可能性があります。

メリット:

* 初期費用を抑えられる: リフォーム費用を節約できます。資金に余裕がない場合、大きなメリットとなります。

部分的にリフォームする場合

デメリット:

* 費用対効果が低い可能性: 部分的なリフォームでは、全体的な印象が大きく変わるわけではないため、リフォーム費用に見合うだけの価格アップが期待できない可能性があります。
* 中途半端な印象: 部分的にリフォームされた物件は、中途半端な印象を与え、かえってマイナスに働く可能性もあります。

メリット:

* 費用を抑えつつ印象改善: 特に目立つ傷みを直すことで、物件全体の印象を改善できます。費用を抑えつつ、ある程度の価格アップが見込めます。

全面リフォームする場合

デメリット:

* 高額な費用が必要: 全面リフォームには高額な費用が必要となります。売却価格とのバランスを慎重に検討する必要があります。
* 売却価格の上昇幅が費用を上回るとは限らない: リフォーム費用が高額なため、売却価格の上昇幅が費用を上回るとは限りません。

メリット:

* 競争力を高める: 築年数が経過したマンションでも、リフォームによって新築同様の輝きを取り戻すことができます。競争力を高め、より高い価格で売却できる可能性があります。
* 購入者の選択肢が広がる: リフォーム済みの物件は、購入者の選択肢を広げ、より多くの購入希望者から検討される可能性があります。

具体的なアドバイスと専門家の視点

結論から言うと、築13年マンションの売却においては、リフォームの有無、そしてリフォームの範囲は、物件の状態、リフォーム費用、そして市場価格などを総合的に判断して決定する必要があります。

リフォーム費用と売却価格のバランス

リフォーム費用を考慮した上で、売却価格がどの程度アップするのかを不動産会社に相談することが重要です。リフォームによって売却価格が費用を上回る見込みがなければ、リフォームせずに売却する方が賢明です。

専門家への相談

不動産会社だけでなく、リフォーム業者にも相談し、費用対効果をしっかり確認しましょう。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

リフォームのポイント

ペットによる傷みの修復はもちろんのこと、築13年という年齢を考慮し、水回りや床などの老朽化部分のリフォームも検討しましょう。特に水回り(キッチン、浴室、トイレ)のリフォームは、購入者にとって重要なポイントです。

写真撮影の重要性

リフォーム後、プロのカメラマンによる高品質な写真撮影を行うことで、物件の魅力を最大限にアピールできます。魅力的な写真があれば、購入希望者からの問い合わせが増える可能性が高まります。

事例紹介

例えば、ペットによる傷みが壁や床に集中している場合、それらの部分のみをリフォームし、その他の部分は清掃・修繕で対応することで、費用を抑えつつ印象を改善できる可能性があります。逆に、全体的に傷みが激しい場合は、全面リフォームによって物件価値を向上させる方が効果的かもしれません。

見学時の印象

リフォーム済み物件は、見学に来た人に清潔感と安心感を与え、好印象を与えやすいです。傷んだままの物件を見学者に提示すると、価格交渉で不利になる可能性が高いです。

まとめ

築13年マンションの売却において、リフォームするかどうかは、物件の状態、費用対効果、市場状況などを総合的に判断して決定する必要があります。不動産会社やリフォーム業者に相談し、最適なプランを選びましょう。大切なのは、費用と売却価格のバランスを考慮し、購入者にとって魅力的な物件にすることです。

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