築10年鉄筋コンクリート2階ベランダの防水対策:雨漏り修理とDIY塗装

築10年鉄筋コンクリート2階ベランダの防水?が悪く雨水が各部屋のベランダ中央側溝付近から滲み出し、1階ベランダの先端天井部の塗装が剥離しています。素人で塗れるコンクリート用防水塗料&方法を知りたい。 ・1フロアー8部屋で各部屋のベランダ中央側溝付近からで洩れ(滲み出し)、1階ベランダの先端天井部の塗装が剥離しています。3階および2棟ある他の1棟はOKです。 ・ベランダにはエアコンの室外機だけが設置されています。素人で出来る水性ウレタン塗装を考えていますが、方法を知りたい。

ベランダ雨漏りの原因とDIY塗装の可否

築10年の鉄筋コンクリートマンションで、ベランダからの雨漏りが発生しているとのこと。1階ベランダ天井の塗装剥離も確認されていることから、防水層の劣化が原因と考えられます。 雨水がベランダ中央の側溝付近から滲み出ているという点から、側溝周辺の防水層に亀裂や剥がれが生じている可能性が高いです。また、2階ベランダからの雨水が1階にまで漏れていることから、防水層の劣化がかなり進行していると考えられます。

重要なのは、DIYでできる範囲かどうかを判断することです。 今回のケースでは、雨漏りの原因が防水層の劣化であり、範囲も複数箇所と広範囲であることから、素人が簡単にDIYで解決できるレベルではない可能性が高いです。 深刻な雨漏りは、建物の構造に影響を与える可能性があり、専門業者への依頼が最善策です。

しかし、防水工事の前に、現状把握と簡単な補修を試みることは可能です。DIYでできる範囲と専門家への依頼が必要な範囲を明確に区別することが重要です。

ベランダ防水DIY:できること・できないこと

  • できること:
    • 目視による劣化状況の確認: ベランダの防水層に亀裂や剥がれがないか、丁寧に確認します。ひび割れや剥がれを発見したら、その場所を記録しておきましょう。
    • 簡単な清掃: ベランダの汚れやゴミを取り除き、防水塗料の付着性を高めます。高圧洗浄機を使うと効果的ですが、使用には注意が必要です。
    • 小さなひび割れの補修(限定的): ごく小さなひび割れであれば、コンクリート用の補修材で応急処置できます。しかし、大きな亀裂や剥がれには効果がありません。
    • 水性ウレタン塗料による塗装(限定的): 防水層に大きな損傷がない場合、既存の防水層の上に水性ウレタン塗料を塗布することで、一時的な防水効果を得られる可能性があります。ただし、これはあくまで応急処置であり、根本的な解決にはなりません。
  • できないこと:
    • 大規模な防水層の改修: 防水層の全面的な剥がれや、大きな亀裂の補修は、専門知識と技術が必要です。素人が行うと、かえって状況が悪化することがあります。
    • 原因究明: 雨漏りの原因を特定するには、専門的な調査が必要です。DIYでは原因特定は困難です。
    • 長期的な防水効果の保証: DIYで塗装したとしても、専門業者による施工と比較して、防水効果の持続期間は短くなる可能性が高いです。

水性ウレタン塗料を使ったDIY塗装手順(応急処置として)

あくまで応急処置として、防水層に大きな損傷がない場合のみ、以下の手順でDIY塗装を試みることができます。 しかし、根本的な解決にはならず、雨漏りが再発する可能性が高いことを理解してください。

1. 下地処理

  • ベランダの清掃:高圧洗浄機で汚れやゴミを徹底的に落とします。ブラシなどでこすり洗いも併用すると効果的です。乾燥させます。
  • ひび割れ補修:小さなひび割れは、コンクリート用の補修材で埋めます。完全に乾燥させてから次の工程に進みます。
  • プライマー塗布:水性ウレタン塗料の密着性を高めるために、プライマーを塗布します。メーカーの指示に従って塗布してください。

2. 水性ウレタン塗料の塗布

  • ローラーまたは刷毛を使用します。薄く均一に塗布することが重要です。一度に厚塗りせず、数回に分けて塗布します。
  • 乾燥時間を十分に確保します。メーカーの指示に従って乾燥させます。
  • 必要に応じて、2回塗りを行います。2回塗りの場合は、1回目が完全に乾燥してから2回目を塗布します。

3. 注意点

  • 換気を十分に行いましょう。 水性ウレタン塗料は、特有の臭気を放ちます。換気を十分に行い、マスクを着用して作業しましょう。
  • 雨天時は作業を避けましょう。 雨天時は塗料が乾燥せず、効果が期待できません。
  • 塗料の選定は慎重に行いましょう。 コンクリート用の水性ウレタン塗料を選び、メーカーの指示をよく読んでから作業しましょう。
  • アレルギー体質の方は、作業前に医師に相談しましょう。

専門業者への依頼

根本的な解決のためには、専門業者への依頼が不可欠です。 専門業者は、雨漏りの原因を特定し、適切な防水工事を提案してくれます。費用はかかりますが、安全で安心な生活を守るためには、重要な投資です。

専門業者を選ぶポイント

  • 経験と実績: 多くの実績を持つ業者を選びましょう。ホームページや口コミなどを参考にしましょう。
  • 資格と保証: 防水工事士などの資格を持つ業者を選び、保証期間を確認しましょう。
  • 見積もり: 複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。費用だけでなく、工事内容や保証についても確認しましょう。

まとめ

ベランダの雨漏りは放置すると、建物の構造に深刻なダメージを与える可能性があります。DIYでできる範囲は限られています。応急処置として小さな補修や塗装を行うことは可能ですが、根本的な解決には専門業者への依頼が必須です。早期に専門業者に相談し、適切な対策を取ることを強くお勧めします。

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