築10年木造アパートの給湯器トラブル:熱湯と水しか出ない原因と解決策

【プロパンガス給湯器の不具合、熱湯か水しか出ません】築10年の木造アパートの2階に入居しました。給湯温度が37~70℃まで設定できる給湯器がありました。何℃に設定しても50℃以上のお湯しか出ず、5~7分おきに30℃の水しか出なくなり、それから1~2分待つとまた50℃以上のお湯になる現象が続きました。※蛇口はずっと開けたままの状態です。※37℃に設定しても45℃に設定しても50℃が出ますが、60℃、70℃などに設定するとそれぞれ60、70℃のお湯が出ます。最低温度が50℃からのようです。ガス会社の方に見てもらいましたが改善せず、入居一週間後くらいから50℃のお湯が出るばかりの期間が2週間ほど続きました。その間にノーリツ1台目→リモコン壊れ交換→ノーリツ2台目→パロマ(リモコンも交換)と3台給湯器をつけてもらいましたが、まったく症状は同じでした。4週間目に入ると今度は水しか出なくなり、シャワーを浴びることすら冷たくてままならなくなりました。ガス会社に問い合わせましたがメーカーに機器を点検に出していると言われ、一週間待ちの状態が続いています。※そもそも給湯器を替えても症状が一緒なので、給湯器に原因は無いことはガス会社も含めみんな気付いてるのですが。。給湯器は屋外(1階)にあり、部屋は2階です。電源を抜けばリセットできると言われやってみましたが、変わりませんでした。ガス会社さんも計8回、10時間くらい来てもらっていてさすがに忍びないのですが、依然として治りません。不動産管理会社の方にも相談していますが、たとえ慰謝料として家賃を下げてもらったとしてもお風呂の沸かない家には住みたくないのでどうにかして治したいです。なお、キッチンのガスコンロは支障なく使えます。ガス会社もすでにお手上げになってるので、どなたか原因と対策が思い付く方いらっしゃいましたら教えてください。よろしくお願いします。補足早速アドバイス下さった方、ありがとうございます。台所、洗面所の蛇口、シャワー、風呂釜に付いてる蛇口、全てにおいて高温が出ます。なお、温度目盛り付の水栓ではなく、お湯には赤、水には青のマークがついただけの比較的旧式な握り手のある水栓です。カランの中に水圧調整するコマ(風呂釜、シャワー共に)が入ってたのでそれを取り除いて水圧は下げてあります。サーモの件はガス会社さんに尋ねてみます。これらの条件でピンと来られる方いらっしゃいましたら教えてください、お願いします。

給湯器交換でも解決しない!原因究明へのステップ

給湯器を3台も交換しても症状が変わらないということは、問題が給湯器自体ではなく、給湯器への給水、配管、または建物の設備にある可能性が高いです。 ガス会社も原因特定に苦戦している状況ですが、諦めずに解決策を探っていきましょう。 以下に、考えられる原因と具体的な調査・対策をステップごとに説明します。

1. 配管内の問題を疑う

  • 配管の詰まり:長年使用された配管内部に、スケール(水垢)や錆などが蓄積し、水の流れを阻害している可能性があります。特に、築10年の建物では、配管の老朽化も懸念されます。 これは、給湯器への給水量を不安定にし、お湯と水の出方の変化を引き起こす可能性があります。
    • 対策:専門業者に配管洗浄を依頼しましょう。高圧洗浄機を使用して、配管内部の汚れを徹底的に除去します。 この際、配管の材質や状態を調査してもらうと、今後のメンテナンスにも役立ちます。
  • 配管の腐食:配管が腐食し、穴が開いたり、狭くなったりしている可能性も考えられます。特に、給湯器から浴室までの配管は高温のお湯が常に流れるため、腐食しやすい箇所です。
    • 対策:専門業者に配管の点検を依頼し、必要に応じて交換しましょう。腐食が進行している場合は、早急に修理しないと、漏水などの大きなトラブルにつながる可能性があります。
  • 空気噛み:配管内に空気が混入し、水の流れを妨げている可能性があります。
    • 対策:給湯器のエア抜きバルブを確認し、空気を抜いてみましょう。 多くの給湯器にはエア抜きバルブが設置されていますが、場所や操作方法は機種によって異なります。説明書を確認するか、ガス会社に確認しましょう。 それでも改善しない場合は、専門業者に依頼する方が安全です。

2. 給水圧の問題を検証する

  • 水圧の低下:建物全体の給水圧が低下している可能性があります。 特に、複数世帯が同じ給水管を使用しているアパートの場合、時間帯によって水圧が変動することがあります。 低い水圧では、給湯器が適切な量のお湯を供給できず、温度の不安定につながる可能性があります。
    • 対策:水道メーターで水圧を測定してみましょう。 正常な水圧かどうかを判断するには、地域の基準値を参考にします。 水圧が低い場合は、管理会社に連絡して調査を依頼しましょう。 建物の給水管の老朽化や詰まりが原因の可能性があります。

3. 給湯器の設置場所と配管経路の確認

  • 給湯器の設置場所:屋外設置の場合、凍結防止のため、給水管に保温材が巻かれているかを確認しましょう。保温材が劣化していたり、不足していたりすると、配管内の水が冷たくなり、温度の変動につながる可能性があります。
    • 対策:保温材の補修または交換を検討しましょう。 凍結すると配管が破裂する危険性があります。
  • 配管経路:給湯器から浴室までの配管経路に、蛇行や急な角度がないかを確認しましょう。 配管の曲がり角が多いと、水の流れが悪くなり、温度の変動につながる可能性があります。
    • 対策:配管経路の改善は、専門業者に依頼する必要があります。 配管の配置を変えることで、水の流れをスムーズにすることができます。

4. 専門家の意見を仰ぐ

ここまで試しても改善しない場合は、給排水設備の専門業者に相談することが重要です。 彼らは、配管内部の状態を正確に診断し、適切な解決策を提案できます。 ガス会社が原因を特定できない場合でも、専門業者なら、より詳細な調査と診断を行うことができます。 費用はかかりますが、原因究明と解決への近道となります。

5. 不動産会社との連携

不動産会社には、建物の設備に関する責任があります。 問題が建物設備にある可能性が高い場合は、不動産会社に修理を依頼し、状況を説明しましょう。 修理費用負担についても、契約内容を確認し、交渉する必要があります。 必要に応じて、弁護士や専門家への相談も検討しましょう。

まとめ

給湯器のトラブルは、原因特定が難しく、ストレスが溜まる問題です。 しかし、段階的に調査を進めることで、解決への糸口が見えてきます。 まずは配管の詰まりや水圧、給湯器の設置状況などを確認し、それでも解決しない場合は、専門業者に相談しましょう。 不動産会社とも連携を取りながら、快適な生活を取り戻せるよう、積極的に行動することが重要です。

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